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  • 隕石から見つかった遺伝子 DNA の構成要素

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    TIME にて、隕石から生命発生の痕跡が見つかったと報じられています。

    DNA in Space? Biological Building Blocks Found in Meteorites
    http://www.time.com/time/health/article/0,8599,2087758,00.html#ixzz1UjH6LnYx

    隕石から生命発生の痕跡を見つけようとする試みは実は100年以上も前から続いているものですが、今までその痕跡が見つかったというケースは、実は地球由来のものだったということでした。

    ところが今回どうもこれは宇宙からのものらしいということになっているそうです。というのも、南極に堕ちてきた隕石を液体クロマトグラフ法や質量分析法を用いて調べてみたところ、どうも地球由来のものでないアデニンとグアニンの化合物が見つかり、もし地球で汚染されていれば、それらのアデニンとグアニンはほかの塩基と結びついて存在するはずで、どうもこれは宇宙から来たと結論付けざるを得ないようです。

    また、通常の地球由来の DNA であれば、有機分子とともに非生物学的な類型も見つかるものですが、これらの隕石に関しては、そういった非生物学的な類型が見つからなかったようです。

    そもそも宇宙には生物を構成する要素で満ちあふれていて、シアン化水素や水やアンモニアはたいていどこでも見つかるものです。したがってこれらが条件さえ整えば、DNA や RNA を構成する核酸塩基を生成する可能性は高く、実際に実験室ではこれらを混ぜ合わせて簡単につくり出せます。

    もし簡単に核酸塩基が宇宙でつくられていれば、それこそそこら中にアデニンやらグアニンやらチミンやらシトシンといった塩基の化合物は地球圏外で見つかるはずで、たとえば火星や小惑星や惑星の衛星と言った太陽系内の近郊を調査していくとそうした化合物は見つかる可能性は大いにあります。ここ十年くらいで、飛躍的に太陽圏外の惑星が見つかっていることと、そうした発見が重なれば、地球圏外の生命体を観測する可能性が高まるのではと思います。

  • 自然の能力のすごさ

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    先週あたりから、夜になると蛙の鳴き声がきこえてくるようになりました。蛙の声を聞いてなんだかほっとする自分にふと気づきました。

    ようやく寒かった冬が終わると思った頃に、3月11日の地震がきて以来、自然が本来持つ能力に改めて驚かされる日々が続きました。

    地震によって引き起こされた津波も、未だに予断を許さない福島第一原子力発電所の事故以来拡散している放射性物質も、どちらも人間が自然界に存在する力を制御しようとしてもしきれないという事実をまざまざと示しました。前者は古典力学的な意味での力、後者は量子力学によって解明された力ですが、人類が接した時間が大幅に違います。

    古典力学はある意味人類が生まれた時から認識可能な力の体系であり、有史以来何千年もの間に、人類が接してきて、どう対応すればいいかある程度誰でもわかるものになっています。日本各地に伝わる言い伝えや伝承、石碑などが、津波の恐ろしさと対策を教えてくれているように、古典力学の範囲で繰り広げられる事象には、人類もある程度の傾向と対策を備えるようになっています。

    一方,先週あたりから、夜になると蛙の鳴き声がきこえてくるようになりました。蛙の声を聞いてなんだかほっとする自分にふと気づきました。

    ようやく寒かった冬が終わると思った頃に、3月11日の地震がきて以来、自然が本来持つ力に改めて驚かされる日々が続きました。

    地震によって引き起こされた津波も、未だに予断を許さない福島第一原子力発電所の事故以来拡散している放射性物質も、どちらも人間が自然界に存在する力を制御しようとしてもしきれないという事実をまざまざと示しました。前者は古典力学的な意味での力、後者は量子力学によって解明された力に注目した学問ですが、人類が接した時間が大幅に違います。

    古典力学はある意味人類が生まれた時から認識可能な力の体系であり、有史以来何千年もの間に、人類が接してきて、どう対応すればいいかある程度誰でもわかるものになっています。日本各地に伝わる言い伝えや伝承、石碑などが、津波の恐ろしさと対策を教えてくれているように、古典力学の範囲で繰り広げられる事象には、人類もある程度の傾向と対策を備えるようになっています。

    一方、量子力学は20世紀になって飛躍的に発展した学問であり、原子力発電が可能になってからまだ百年も経っていません。つまり、我々のおじいさんのおじいさんは存在すら知らないものです。そんな原子力を扱うには、よほどの覚悟と準備が必要だったのに、いつの間にか人々はそのことを忘れてしまったのかもしれません。

    確かに原子力発電は最もエネルギー変換効率の良い発電方法であり、予定どおりに制御できればクリーンなエネルギーであることには間違いありません。ですが、人類が予定どおりに制御できるものって世の中にどれほどあるでしょうか。また、発電に伴って発生する放射性廃棄物を何万年に渡って「危険近寄るな」どうやって後世に伝えられるでしょうか。これまでのところ、人類は数万年後に生きる世代にメッセージを送るということに成功したことがありません。

    ところが、蛙は去年も一昨年も何千年前でも何万年前でも、泣き始める時期はいつかというメッセージを、文字がなくても言語がなくてもちゃんと伝えています。遺伝子 DNA がなせる業ですが、いくら人間の科学技術が進んだとはいえ、ここまでの芸当はとてもではないですが、人間ができる見込みすら立っていません。

    あらためて自然はすごいと思います。

  • 日本科学未来館

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    お台場にある日本科学未来館に行ってみた。前から興味があったのだが、今回の訪問の主目的は、「地球と宇宙の環境科学展~消えた生き物の謎と秘密~」という特別展で展示されている、復元されたネアンデルタール人である。

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    このネアンデルタール人は、オランダで普段は死体から肉付けをして生前の姿を取り戻す仕事をしている双子の兄弟が、復元したものである。昨年の秋にアメリカでこの記事を読んで以来、実物が見たいと興味を持っていたのだが、日本で見られるとは思わなかった。

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    普段は骨だけしか紹介されないネアンデルタール人だが、いざ肉付けされた写真をこうやってみて見ると、けっこうどこかであったことのあるような顔をして、親しみがわいてくる。化石と DNA 情報の両方から、復元を試みたということで、それなりに現実味はある。たとえば、白い肌と赤毛であることは、DNA 鑑定の結果からだそうだ。目の色をどうするか悩んで、兄弟は当初青にしたらしいが、青い目は人類において7000年前に発生したものらしいということで、急遽変更になったという。

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    今回の特別展の目玉であるはずなのだが、恐竜や他の絶滅した生物に比べると、大変地味なひっそりとした展示になっていた。個人的にはもうちょっと目立つようにあつらえてもよかったのではないかと思った。

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    ただ、やはり先カンブリア紀のアノマノカリスやティラノサウルスのほぼ実物大のロボットの展示は目立つし、子供たちもこれらを見て喜んでいる。特にティラノサウルスのロボットは迫力がある。そばで見ているとやはりロボットみたいなガクガクした動きにはなっているものの、顔が自分のところに近寄ってくると、それなりに怖い気分になった。

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    もちろん、ロボットのように動いていなくても、大きな化石が静かに展示されているだけでも迫力がある。

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    展示企画者が意図していたのかどうかはわからないが、モアとドードーが隣り合って展示されていたのには感動した。ドラえもんで「モアよドードーよ永遠に」を読んだことのある人なら、ピンとくるはずである。

    マンガがらみで言うと、宇宙エレベーターや太陽光エネルギー発電の説明では、ガンダム00をつかって紹介されていた。

    ナショナルジオグラフィックも絡んでいるので、各個人の祖先がどのような経路で現在地にたどり着いたかを教えてくれるジェノグラフィックプロジェクトに関しての展示もあった。このプロジェクトについての詳細はまた後日述べたいと思う。残念ながら、日本語での検査キットの配布が行われていないので、日本ではほとんど無名のプロジェクトだが、大変に面白いプロジェクトであるので、もっと広めてほしいと思う。著名人がテストした結果が展示されていたが、同じ日本人でもこれだけ違う結果が出るものかと、感心した。ある人のものは自分がやったときと同じような、中国の雲南地方出身を示すものだったし、別の人の結果は、彼女の祖先の多くがベーリング海を渡ってアメリカ大陸に進んでいったというものだった。

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    常設展示では、子供たちが理科に興味を持ってもらえるような展示や案内が主体となっているが、大人でも楽しめる内容になっている。夏休みということで、家族連れが多い。しんかい2000や、H2 ロケットの模型、スーパーカミオカンデの模型や高エネルギー加速器研究機構 (KEK) での B 粒子実験など、最新の国家規模での研究や、調査の最新状況、および最新技術の展示がなされている。

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    マーケティング的な見地からすれば、スーパーカミオカンデや、KEK での展示は、小柴氏や小林氏、益川氏のノーベル賞受賞につながった実験をもっと積極的にアピールした方が、集客効果が上がると思う。しかし一方で、彼らがノーベル賞を取ったのは他にも様々な研究成果や実験結果が積み重なった結果であり、特に何かの実験を際立たせて世間一般の人々にアピールするものでもなく、現状の展示の仕方で十分だという見方もとれる。

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    ただ、子供たちに理科に対する興味と関心を高め、大人たちにももっと科学技術に対する積極的かつ肯定的な見方をひきつけるべきだという考えに立てば、ニュースなどの報道で話題になっていることをきっかけとして、お父さん、お母さん、および子供たちをひきつける要素がもっとあってもいいのではと思った(そういう意味では、宇宙エレベーターと太陽光発電のところでガンダム00が使われているのはいいアイディアだと思う)。

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    帰りは、フジテレビ前の空き地にて、ススキとコスモスを見ながら、秋の気配を感じた。このあとでガンダムを見に行ったが、それはまた別のエントリーに欠くことにしよう。