下記、過激なタイトルの記事ですが、実は自分が普段感じていることに当てはまるところが多いと思います。
「日本人はバカになった」は本当か
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/206
アメリカにいるとき、現場の人々の平均的な能力やスキルは日本の方が高いと思っていました。実際に、時々出張で日本に帰ると、店や役所などで、人々がてきぱきと働き、気を利かせてくれるので、そう信じていました。
しかし、アメリカから帰ってきて、間もなく一年が経つ今、どうもその考えは改めざるを得ないと思うようになっています。というのも、この記事で訴えられている基礎学力についてもそうなのかもしれないのですが、自分で考えて、自分で行動するということができない人が圧倒的に多いことに愕然とする思いがするのです。すなわち、「誰かがやっているから、自分も」という決め方をして、「自分はこうだからこうする」といった考えをする人がなかなかいないことに気づきました。
たとえば、スーパーのレジの並び方を見ると、向こうの方が空いているのにも関わらず、自分の近くに並ぶ人が結構います。信号待ちを見ていても、どう見てもどこからも何もこないことが明白なのに、赤信号をひたすら待っている人が結構います。まずいラーメン屋やレストランには、マスコミで取り上げられたからとか、有名人が行くからとか言う理由で、行列をつくって並ぶ人がたくさんいます。
あまり信じたくないのですが、こういう人々の価値基準はあくまで他人の行動であり、自分自身で決めるということができないのではと予想できます。つまり、自分で考えて自分の意志で行動するというのではなく、周りに流されて行動を決めるという態度です。
ここ最近のマスメディアの論調では、なにかと「ゆとり世代」の学力や行動パターンが非難されることが多いですが、実はそういう人々を生み出してきたのはまぎれもなく大人たちであり、この大人たちこそむしろ何も考えてこなかったためにこういう事態が起きているということを切に受け止めて、反省しなければならないと思います。そういう意味で、本記事の後半部分の、5、6、7ページは特に納得できると思いました。
何にも考えないで、過去の成功体験にとらわれて同じ思考パターンで行動し、その思考パターンからずれた行動や思想を「非常識」とか「空気が読めない」とか「世間知らず」と非難する態度が人々の間に蔓延してしまった結果が、この記事で語られている現実につながる結果だと思います。日本だけでしか通じない特殊な思考パターンと市場要求が熟成してしまい、政治、文化、技術、マスコミ、芸能などあらゆる分野でガラパゴス化が進み、世界の潮流から外れていきもはや各国からも相手にされなくなるという事態が進みつつあると日々感じられるようになってしまいました。
いくらか保守的になり内向きに閉じこもりつつあるものの、アメリカはもともと非常にオープンな国なので、世界中から優秀な人々が多く集まり、それが国力の増加にむすびついています。ところが日本の場合、元々海に囲まれて鎖国がしやすいところに、さらに上記のようなガラパゴス化が進むとなると、もはや世界中から相手にもしてもらえなくなるのではという危機感が募ってきてしまいます。
常に日本以外のどこに行っても、やっているだけのスキルを磨いておかなかければと改めて思いました。



