先週あたりから、夜になると蛙の鳴き声がきこえてくるようになりました。蛙の声を聞いてなんだかほっとする自分にふと気づきました。
ようやく寒かった冬が終わると思った頃に、3月11日の地震がきて以来、自然が本来持つ能力に改めて驚かされる日々が続きました。
地震によって引き起こされた津波も、未だに予断を許さない福島第一原子力発電所の事故以来拡散している放射性物質も、どちらも人間が自然界に存在する力を制御しようとしてもしきれないという事実をまざまざと示しました。前者は古典力学的な意味での力、後者は量子力学によって解明された力ですが、人類が接した時間が大幅に違います。
古典力学はある意味人類が生まれた時から認識可能な力の体系であり、有史以来何千年もの間に、人類が接してきて、どう対応すればいいかある程度誰でもわかるものになっています。日本各地に伝わる言い伝えや伝承、石碑などが、津波の恐ろしさと対策を教えてくれているように、古典力学の範囲で繰り広げられる事象には、人類もある程度の傾向と対策を備えるようになっています。
一方,先週あたりから、夜になると蛙の鳴き声がきこえてくるようになりました。蛙の声を聞いてなんだかほっとする自分にふと気づきました。
ようやく寒かった冬が終わると思った頃に、3月11日の地震がきて以来、自然が本来持つ力に改めて驚かされる日々が続きました。
地震によって引き起こされた津波も、未だに予断を許さない福島第一原子力発電所の事故以来拡散している放射性物質も、どちらも人間が自然界に存在する力を制御しようとしてもしきれないという事実をまざまざと示しました。前者は古典力学的な意味での力、後者は量子力学によって解明された力に注目した学問ですが、人類が接した時間が大幅に違います。
古典力学はある意味人類が生まれた時から認識可能な力の体系であり、有史以来何千年もの間に、人類が接してきて、どう対応すればいいかある程度誰でもわかるものになっています。日本各地に伝わる言い伝えや伝承、石碑などが、津波の恐ろしさと対策を教えてくれているように、古典力学の範囲で繰り広げられる事象には、人類もある程度の傾向と対策を備えるようになっています。
一方、量子力学は20世紀になって飛躍的に発展した学問であり、原子力発電が可能になってからまだ百年も経っていません。つまり、我々のおじいさんのおじいさんは存在すら知らないものです。そんな原子力を扱うには、よほどの覚悟と準備が必要だったのに、いつの間にか人々はそのことを忘れてしまったのかもしれません。
確かに原子力発電は最もエネルギー変換効率の良い発電方法であり、予定どおりに制御できればクリーンなエネルギーであることには間違いありません。ですが、人類が予定どおりに制御できるものって世の中にどれほどあるでしょうか。また、発電に伴って発生する放射性廃棄物を何万年に渡って「危険近寄るな」どうやって後世に伝えられるでしょうか。これまでのところ、人類は数万年後に生きる世代にメッセージを送るということに成功したことがありません。
ところが、蛙は去年も一昨年も何千年前でも何万年前でも、泣き始める時期はいつかというメッセージを、文字がなくても言語がなくてもちゃんと伝えています。遺伝子 DNA がなせる業ですが、いくら人間の科学技術が進んだとはいえ、ここまでの芸当はとてもではないですが、人間ができる見込みすら立っていません。
あらためて自然はすごいと思います。