我が家ではテレビをおいておらず、新聞もとっていないのだが、ネットを通して世の中の動向はそれなりに把握できる。
ここ2週間ほどのうちに、ネット上でも日を追うごとに芸能人逮捕に関する記事や情報が増えているのが否が応でもわかる。どうもこれは、ある何らかのグループが意図的にこのタイミングを狙って、彼らの逮捕を計画していたのではないだろうかという気がする。今月末の選挙を前に、7月末までは自民党が負け、民主党に追い風が吹くというような議論が活発だったわけだが、それが一瞬にして流れが変わってしまったことを考えると、どう考えても現政権の意図が込められているような気がしてならない。
こんなときに便利なのが、「Google トレンド」である。ある語句がグーグルで検索された頻度が時系列で示されるので、どんな言葉を人々が検索したかがわかる。
試しに「自民党」を入力して調べてみると、こんな具合である。

「自民党」の検索トレンド
7月末にいつもに比べて検索が2倍になったが、これはマニフェスト発表の効果だろう。
一方、「酒井法子」と入力してみると、こんな具合である。

「酒井法子」の検索トレンド
8月2日までほとんど0の指数だったのが、8月3日に彼女の夫が逮捕されてから、検索トラフィックが一気に上がっているのがわかる。
両キーワードを比較してみるとこのようになる。

「酒井法子」と「自民党」の検索トレンド
「自民党」が圧倒的に「酒井法子」に埋もれてしまっているのがわかる。8月だけのトレンドをみると、下のようになる。

8月の「酒井法子」と「自民党」の検索トレンド
縦軸は検索数の指数なので、両キーワードの相対的な検索数をみることができる。8月に入ってからの「酒井法子」検索「自民党」検索に比べて以下に多いかがよくわかる。
「ニュース参照数」の方は、Google がどこまでのウェブページをニュースと見なすかによるので、これはあまり当てにならないと個人的に考えている。
最後に、「酒井法子」がどの国や地域で検索されたかを示すのが、下の図である。

台湾人や香港人の友人から、酒井法子が当地で人気があると聞いていたが、この検索トレンドからもその傾向が伺える。興味深いのは、数の上では圧倒的に大陸の中国の方が人口が多いのにも関わらず、香港からの検索が圧倒的に多いことであり、台湾と大陸中国の数がほぼ同じになっている。中央政府が仕掛けているインターネット検閲のおかげだろうか。
いずれにせよ、このような検索トレンドからも、人々の関心が酒井法子に集まっていることがよくわかる。
そんな人々の熱狂ぶりをさますかのように、台風と地震がきている。あまりこうした自然災害はきてほしくないが、政権維持を是が非でも死守したい勢力にとっては、マスコミの報道がこのような災害によって拡散することで、やがて自分たちにも矛先がくるかもしれないという点において、真の意味での厄介者だろう。だが、現政権がこれまでに構築した既得権益の享受にありつけない人々(=若者?)にとっては、台風や地震によって、マスコミが目覚め、再び自民党のこれまでの政策に疑問符を持つようになれば、見方も変わってくるかもしれない。もっとも、そのために犠牲者はなるべくでてほしくないのだが…。