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Tag-Archive for "民主党"

仕分け作業への物言い 11月 28

今回の民主党による仕分け作業は、今までの政官財の癒着としがらみを見直すという点でおおいに賛成できますが、肝心となる思想と言うか、グランドデザインのようなものが見えず、場当たり的な印象を受けます。例えば、子供手当を支給するとマニフェストで言っておきながら、日本の将来の発展に欠かせない研究開発活動の予算を大幅に削ろうとするなど、将来への投資に意欲的なのかやる気がないのかよくわからない事態になっています。

特に、自分自身も関わってきた科学技術分野での予算凍結は、資源も食料も外国に頼らざるを得ない日本が将来活躍できる人や産業を生み出す上で、大変懸念される事態だと思います。

そんな中、大学院時代にお世話になった先輩から、下記のようなメッセージが転送されてきました。賛同できる方は、是非行動を起こしていただければと思います。よろしくお願いいたします。

(多くの方に同時に送っていますので重複ご容赦ください)
(どうぞ自由に周囲に転送ねがいます)

再度のお願いです。ここ1週間、事業仕分けに関するいくつかの
緊急集会に出席しましたが、そこで得た感触は、

1.事態はきわめて深刻で、日本の学術(とくに自然科学系)に、
 とり返しのつかない打撃となる(※1)可能性が、きわめて高い。
2.それに対して、有効な戦術を誰もきちんと提示できない。

という2点でした。それに加えて、

3. 仕分けそのものは、国民のきわめて高い支持を得ている。

もきわめて重要です。さらに物事は急ピッチで進み、

4. あさって11/30に、仕分けの最終結果が報告される。
5. それを受けて、予算に対して12/19(?)に最終的な政治判断
 がされる。

と聞いています(この部分、認識違いがあればごめんなさい)。

そこで再度のお願いですが;

○ まだの方はぜひ12/15までに文科省に意見をメールしてください。

http://www.mext.go.jp/a_menu/kaikei/sassin/1286925.htm

 これは事業により宛先が違っていて、メールの件名に
   件名:事業番号と事業名
 と書くことになっています。たとえば学振特別研究員制度
 なら、施策番号は(たぶん)100、施策名は「特別研究員事業」、
宛先はnak-got@mext.go.jp(※2)だと思います(各自で再確認
 を願います)。

○ こちらもまだの方はできるだけ早く、民主党Webサイト

http://www.dpj.or.jp/header/form/index.html

 に意見をたくさん伝えて下さい。この場合も上記 3.によく
 留意しつつ、「**に関する仕分けの結論は、民主党の
 (たとえば教育を拡充するという)マニフェストに矛盾して
 いる」「Webに公開されている仕分けの意見の&&&の部分は、
 これこれの事実に反しており、事実誤認である」「これでは
 公約違反であり、ぜひ修正をお願いしたい」といった、
 ディベートの基本に則った書き方が有効と思います。

○ いずれの場合も、たとえば学振DC/PDがこのように高い
 生産性をもつ(あるプロジェクトにおける論文成算数など)
 といった、具体的で客観性の高い数値を、簡単に付けると
 効果が上がると思います。

○ それぞれの地方で、選出された民主党議員に対し、ぜひ
 大至急、意見を送ってください。多くの議員は、自分のHP
 で意見を受け付けているはずです(※3)。もし個人的に
 知己の議員がいれば、なお良いと思います。

○ ご自分だけでなく、ご家族、知人友人、あらゆる方にアク
 ションするよう伝えてください。とくにAcademic sector
ではなく、産業界などに属する方の意見は、効果的です。
 あなたの親戚、先輩、昔の同級生などに、賛同してくれそう
 な方がおられたら、ぜひ声をかけて下さい。

○ 他に有効な戦術(の候補)をお持ちの方は、ぜひお知らせ
 ください。

日本の学術が根底から破壊され、後世に多大な禍根を残すこと
の無いよう、皆さんの迅速な行動を切望いたします。

東京大学理学系研究科(本務)
理化学研究所宇宙放射線研究室(兼務)
牧島一夫

(※1)
以下は、このまま物事が進んだ場合に危惧される影響の例です。
正確さを欠く部分があれば、ご容赦ください。

http://www.cao.go.jp/sasshin/oshirase/h-kekka/3kekka.html#1113

○学振特別研究員が大幅にカットされ、来年度の採用内々定が
 キャンセルになる危険性が多々あります。
○科研費も厳しく絞り込まれるでしょう。内約された継続課題
 さえ、安泰とは思えません。
○国立大学の設置形態そのものが根本から覆る可能性があります。
 さすがにその議論は時間を要するでしょうが、運営費交付金が
 さらに厳しく削減されることは想像に難くありません。
○「すばる」、Super Kamiokandeなどの運転が難しくなり、ALMA
 の建設への国際貢献が滞る危険性があります。
○文科省として予算の総枠が厳しく圧縮される結果、「仕分け」
 対象にならなかった事業にまで影響が及ぶ可能性があります。

(※2)
この宛先の nak は、中川正春・文科副大臣(民主党三重2区選出
の衆議院議員)のことで、彼が文科省関係の事業の1/2について、
パブリックコメントを取り纏める立場にあることを示しています。
残りはもう1人の副大臣である、

(※3)
第173会議臨時国会は、11/30まで会期延長されているので、
 http://www.shugiin.go.jp/index.nsf/html/index.htm
地元には居ないでしょうが、おそらく秘書が読むでしょう。

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記者クラブに関する記事 11月 21

ニューヨーク・タイムズで紹介されている記者クラブに関する記事が興味深い。

New Leaders in Japan Seek to End Cozy Ties to Press Clubs
http://www.nytimes.com/2009/11/21/world/asia/21japan.html?_r=1&scp=1&sq=kamei&st=cse

記事では、記者クラブこそが、政官財およびマスメディアを癒着させる原因になってきたと指摘し、現政権はこの癒着を打破させるべく、記者クラブをやめたいとは思っているものの、それができず、亀井金融相などは既存の記者クラブと、それに漏れているメディアの人々と、二回に分けて会見しなければならないと言う例を挙げている。

記者クラブの一人である毎日新聞の記者のコメントも面白い。記者クラブがないと、いきなり自爆テロを起こすやつが出る可能性があると言っている。しかし、記者クラブがあっても、厳密なボディーチェックをしないかぎり、そうしたことは起きうる。どうも既得権益を手放したくないがためのいいわけにしか見えない。

民主党政権になって、いろいろと非難めいたものがでてきてはいるものの、こうした既得権益をもった勢力への見直しが出てくるのは大いに歓迎である。もっとも、記者クラブの場合には、それを報道すべき国内のマスメディアがなかなか現れないのが歯がゆい点ではあるのだが。

政権交代 8月 30

自分が投票権を得た頃からずっと変わっていなかったことの一つに、政官財の癒着がある。この癒着が解きほぐれるどころか、最近ではマスコミも学会もこれら三者に寄り添うようになってきていて、ますますたちが悪くなると感じていた。

新しい政権が政策立案および実行できるかどうかという議論はひとまず置いておいて、まずは政権が変わったことがこの癒着の解消のきっかけになればと思う。

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