下記のブログで、日本人が思考停止に陥りやすい原因として、幼少期からの教育にあるのではという考察をしています。
日本とフランスと、どちらで子育てをしたいかと尋ねると、フランスで子育てをしたいと答える人が多いらしく、その理由が日本だと「考えない子ども」になってしまうからなのだそうです。
ここでのエントリーにもあるように、小学校以来、日本の教育は学校の教育方針としても、周りの友達からも目立たないことを是として教えられます。制服や体操着の着用から始まり、校則で厳しくしつけられる髪型やアクセサリーがあり、中には下着まで指定される学校もあると聞きます。また、周囲の友人たちからも目立つといじめられがちとなり、ひたすら目立たなく、周囲と同じにすることが一番いいという教えを受けて、子供たちは育ってしまいます。そんなことから、自分で一人で考えられないまま、大人になってしまうというパターンが顕著となります。
また、大人になってからも、ちょっと前までは目立った個性を持った学生よりも、目立たずに周りと強調して何でもそつなくこなす人の方が、就職時に有利だったということもあります。
しかしながら、そうした考えない人々が世に出て、社会の中心をなすようになり、その結果として付けが回ってきたのが3月の地震と津波と原発事故に対する状況ではないでしょうか。考えられないから「想定外」という言葉を使う人々が、組織のトップに多く見られ、本来防ぐことのできた事態が未然に防げずに悪化してしまうケースが多々あります。今頃になって、子供たちの被爆や食品への放射性物質による汚染の広がりが大きく取りざたされていますが、これも思考停止、すなわち考えられなくなった日本人のツケではないかとも思えます。
原発事故も、元はと言えば人々が何も考えずに自民党に長期政権を許し、政官財とマスコミおよび御用学者の癒着を放置した結果だと思います。また、「失われた20年」と呼ばれる政治および経済の停滞も、ひたすら前例に倣って本当の問題の根本原因と解決策を考えない思考停止の結末とも言えないでしょうか。そう考えると、この教育の問題は本当に根深いと思います。



