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  • ニース

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    土曜日ということで、休みの日にボーっとホテルにとどまるのももったいないので、観光に出かけることにしました。近くの大都市といえば、ニースなので、行ってみることにしました。公共の交通手段といえば、バスしかないのですが、どうも土曜日は運行していないということらしいので、タクシーを利用することにしました。車で2,30分の距離で、片道60ユーロくらいでしたが、レンタカーを借りても保険等を考えるとそのくらいの料金がかかるし、何よりもなれていないフランスの道路をフランス語の表示を見ながら走るというのは危険が伴うので、妥当な判断だと考えました。

    ニースの市街に入るにつれて、右側に海が見えてきました。初めて間近に見る地中海は、波が立って荒々しかったですが、透明度は高く、波しぶきの間にエメラルドグリーンのきれいな色が見えて、入りたい気分になってきました。すると運転手がそれを見透かしたかのようなタイミングで「今日は波が高いからこんな日に中に入るのは非常に危険だ」と言ってきました。


    市の中心部でおろしてもらい、60ユーロを払うと、まずは海岸沿いに出てみました。寒い冬と言えども結構な数の人々が海岸でくつろいでいます。夏になればきっとあたりを埋め尽くさんばかりの人手なのでしょう。


    さっき車が止まったあたりは、サルヤ広場というところで、市場が立っていました。花や農産物が売られており、アメリカのファーマーズマーケットではあまり見られないもの、たとえば乾燥した香料や、ドライフルーツなどが充実していました。


    海沿いの町と言うことで、シーフードもありました。


    有機栽培で育てられた作物を売るブースもちゃんとありました。


    1ブロックはなれたアレクサンドル・マリ通り沿いの広場では、古本位置も開かれており、日本の漫画がフランス語に訳されたものも売られていました。



    町をぶらついてみると、いかにも地中海っぽい、赤やオレンジや黄色っぽい色調のビルが多く見られます。


    細い路地を歩き回った後、シャトー公園へと向かいました。


    シャトー公園はもともとは城も備えた要塞で、地中海からやってくる船を見るにも地上の敵襲を見るにも最適な立地で、紀元前3世紀ごろから軍事施設が建てられていたようです。しかし時代が進むにつれ、軍事的な目的が失われ、ルイ14世のときに城が壊されたのち、公園と墓場に変わっていったと言うことです。中世には城砦だったこの場所も、19世紀には滝が作られました。


    確かにこの高台から見ると、さまざまな方面の景色がよく見えます。


    公園を出てから市内をぶらぶらしました。


    昼食はさっきの古本市のあった場所で取りました。写真のパスタは味付けがシンプルで、ムール貝のおいしさとパスタのもちもち感がよくマッチしていました。場所柄か、こちらで食べるパスタのもちもち感はとてもよいです。


    ただ、デザートにとおもってチーズケーキを頼んだつもりが、写真のチーズが出てきました。ブルーチーズが苦手なので、ほとんど食べられませんでした。


    町を歩いていると、ところどころに絵を描いているアーチストや、アートギャラリーがちらほら見られました。


    陽が落ちてくるにつれて、ニースの商業地区にも行ってみました。さすがにこの辺では一番の大都市だけあって、土曜日の午後は多くの人出でにぎわっています。


    夕暮れ時のニースもいいものです。

    夕食は、ご飯が恋しくなったので、中華料理屋で取ってその後帰りました。

  • 日本製品が海外で苦戦する理由その1

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    「ガラパゴス化」している日本製品が海外で売れなくなったという声をよく見聞きするようになった。すなわち、日本市場に特化した製品があまりにも日本ローカル市場での独自の発展を遂げてしまい、海外での競争力を失う様子を、ガラパゴス島で独自の進化を遂げた生物種のようであると例える見方であり、独自の進化をとげるだけならまだ良くて、そうした種が安穏としているうちに、世界市場でもまれた競争力のある外来種がやってきて、日本産の種を駆逐してしまう事もよくある。アメリカから帰ってきてまだ半年経っていない今のうちに、これは「ガラパゴス」だと思うものを今後挙げていってみたい。

    今日、とある特急電車に乗ったら、足下が窮屈なのに驚いた。特急料金を払うのだから快適に車内でくつろぎたいのだが、足下がつっかえてやり場に困ってしまう。いくら狭い飛行機のエコノミークラスでもここまで足がつっかえる事は、バルクヘッド席くらいなものである。いやおそらくバルクヘッド席の方がまだよいかもしれない。

    ひざ部分の空間は問題ない。まあ前の座席の人が椅子を倒さなければつっかえる事もなく、欧米の鉄道でもこの位のスペースは標準的である。だが足下がここまでつっかえて不便に思う事はなかった。

    一般的に日本製品の足下の空間スペースの取り方は不十分だと感じる事が多い。日本車に乗るとよく膝や足がつっかえて無理な姿勢を余儀なくされる事がある。アメリカやヨーロッパでは186cmの身長は特異な事でもなく、よく見かける。彼らや彼女たちも、車の空間について自分とおなじような窮屈さを感じるのだろうか。

    日本の鉄道技術やサービスが海外に輸出されつつあるが、日本の規格をそのまま持ち込むという訳にもいかないだろう。製品デザインを考える際は、今後は平均的な日本人を想定してしまうと、かえって市場競争力を失ってしまうことにもなりかねない。一見コストがかかるように見えるかもしれないが、身体の小さな人、大きな人、不自由な人も含めた配慮をデザインに取り入れることによって、むしろ競争力がませると言えるかもしれない。