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  • 天安門広場

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    グーグルが中国政府による検索への検閲や、人権活動家のメールアドレスに対する攻撃などに対抗して、中国市場から引き上げるかもしれないという意向を示して、話題となっています。これによって、今まで自主規制していた検索結果が表示されるようになってきていて、例えば「天安門事件」と言う検索を http://www.google.cn にて行うと、それなりの結果が出てきます。

    1989年6月4日のあの日以来、天安門広場は天安門事件抜きでは語れなくなり、戦車に立ち向かっていく学生の姿や、人権活動家の映像が、20年以上たった今でもよく現れています。それほどまでに衝撃的な事件でした。

    しかし、あの事件の前は、「天安門広場」というと、日本では主に自転車が多く行き交う場所を比喩的に表す言葉として使われていた気がします。たとえば、高校や大学の通用門の前などは、朝のラッシュアワー時に自転車が大量に行き交うわけですが、それを見て当時の人々は、「天安門広場みたいだ」と言っていました。というのも、当時中国からの記者のレポートでは、たいてい天安門広場が舞台となっており、記者が何かを語っているその背景に、無数の自転車が行き交うイメージが人々の間に強烈に焼き付いていたからです。そんなことから、無数に自転車が通り過ぎる様子を見ると人々はよく「天安門広場」と表現していました。

    ところが、1989年以降、そういう使われ方は急激に減った気がします。

    今となっては、天安門広場と言う言葉がかつてそういう用法で使われていたと言うこともすっかり忘れ去られてしまいました。実際に、中国の経済事情も20年前からは相当変わってしまって、2009年はついに自動車の販売台数と生産台数がともに世界一になったようだと伝えられています。そういうことを考えると、時間の流れを改めて実感してしまいます。