
PowerPoint を使ったプレゼンテーションというのは面白くないことがよくあります。
特に日本人が陥りがちなのが、各スライドに図や字を細かく入れすぎていて、発表の間に読めないほどあるケースです。本来なら Word で資料作成した方がいいと思うくらいなこともあります。
国によっても違いがあり、アメリカ人は大体わかりやすいプレゼンテーションをします。それに比べるとフランスや韓国の人たちは日本人と同様に各スライドに多くの事項を詰める傾向がある気がします。ドイツの人たちはよくポイントを三つに絞ってきますが、PowerPoint にもそれが現れます。
そんなことを考えていたら、下記のような記事を見つけました。
準備が入念なほど残念なプレゼンになる
http://www.bizocean.jp/column/itmedia_1/itmedia1_1/
つまらないポイントは次に集約されるということですが、同意できます。
1.分かりづらい:ポイント、論拠、筋道が理解できない
2.具体的でない:実施方法、実現可能性、期待効果があいまい
3.面白くない:感動がない、意外性がない
考えてみれば、当たり前のはずですが、これらと反対のこと、すなわちわかりやすく具体的に面白く内容を用意すれば、別に PowerPoint のような視覚的な効果を使わなくても、話すだけで十分わかりやすくなります。ラジオというメディアが発達したのはまさにこのゆえんでしょう。
本来わかっている人が話す時は、それこそ何もない状態から始め、必要に応じて黒板やホワイトボードに書いていって、説明をすることができます。ある意味、PowerPoint を使うというのは、よくわかっていない人がわかっている振りをしてしゃべるための道具なのかもしれないと思ったりします。
結局のところ、PowerPoint を使ってしまうと、各スライドでもっともらしく並んだポイントと視覚的効果が大したことのない中身を文字通り飾り立ててしまい、一見派手に見えるプレゼンテーションの見た目と中身のギャップが浮き彫りになってしまうということがあるのではないでしょうか。本来ならば、しっかり準備した発表であれば、論拠を明確にし、具体例を添えて聞き手の理解がしやすくなるように配慮した上で、感動なり同意なりをあたえることができるはずで、語る話の面白さと、話者の振る舞いが聞き手の反応を決定づけるのではと思います。
自分が幼い頃、紙芝居がおもしろかったのは、幼児でもわかる平易な言葉と、しっかりと練られたストーリー、それに紙芝居を行う人の語り口が肝になっていたのではと思います。



