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  • 素粒子物理学に関しておすすめの本

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    宇宙は何でできているのか (幻冬舎新書)を読みました。宇宙の成り立ちや今後についての説明を方向付ける出だしから始まり、電磁気学、相対性理論、量子力学と物理学の発展を見て行き、基礎知識をつけて行きながら、いよいよここ半世紀くらいで急激に発展してきた標準理論についての解説に入ります。この文脈の中で日本人ノーベル賞受賞者の功績も述べられているので、なぜ小林さん、益川さん、南部さんがノーベル賞を取れたかについても、わかりやすく理解できるようになっています。

    最新の研究成果まで含めて、ここまでわかりやすく素粒子物理を解説する一般向けの本はいままでなかったのではないでしょうか。

    個人的にも、大学院の修士まで勉強した素粒子物理学ですが、この本で非常に良い復習ができるとともに、そこから十数年経ってわかってきた様々なことについても概要を知ることができました。

    宇宙の創成や、加速しながら膨張する宇宙の姿がどうなっているかについて、考えるのがわくわくするという人や、なぜ世の中は物質で満たされていて半物質は実験室で作る以外に存在しないのか、なぜ加速器を建設して、電子と陽電子、あるいは陽子どうしをぶつける実験をすると宇宙の創成がわかるのか、といった疑問を持つ人にとっては、非常に刺激的な内容だと思います。

    おすすめの一冊です。

  • オバマ大統領のノーベル平和賞受賞

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    オバマ大統領が今年のノーベル平和賞を受賞することになったとのことだが、どうも腑に落ちない。就任してまだ9ヶ月であり、これといった実績が出ている訳ではない。むしろ、今はまだ種をまいている段階で、これから芽が出てきて花が咲くのはもっと先という感がある。世界中の国々を自分たちの味方か、さもなくば敵だと割り切っていた前大統領と違って、対話により各国と友好関係を結ぼうとしている姿勢や、核兵器の削減に取り組む姿勢、および環境対策に真摯に立ち向かっていこうとしている点は評価できるものの、全て今始まったばかりの段階であり、結果が出て評価が出せるのは先の話である。

    と思っていたら、アメリカ人も同じことを思っているようで、現時点での TIME 誌のオンライン投票では、賛成票と反対票がきっちりと 50% 対 50% になっている。

    Screen shot 2009-10-09 at 11.37.54 PM

    物理や化学と行った分野でさえも、ノーベル賞の選考には時々首を傾げるものがあるが、経済や平和の分野になると、ますます客観性よりも主観とか将来性のようなものが入ってくる気がする。今回はその典型例とでも言えるだろうか。