Subscribe RSS

Tag-Archive for "オバマ大統領"

各報道機関によって異なる写真 11月 14

同じ事象を扱うにしても、各報道機関でこんなにも扱いが違うのかと驚かされるのが、各社ウェブサイトに見られる次の写真である。

産經新聞

時事通信

毎日新聞

朝日新聞

戦後、GHQ がマッカーサー元帥と昭和天皇が並んだ、かの有名な写真を配布して、内外に衝撃的な印象を与えたのは有名だが、そのくらい写真と言うのはたくさんのことを物語ってくれる。そうしたことを考えながら、こうした各報道機関の写真の載せ方を比較してみると、それぞれの報道姿勢が伺えるような気がする。

このときの模様は、ニューヨーク・タイムズでは、次のように報道されている

Upon arriving at the palace, Obama greeted the emperor and empress with a deep bow and many subsequent smaller bows.

つまり、一階深々とお辞儀したあと、オバマ大統領は何度も軽い会釈をしたと言うのである。この一文で天皇陛下と皇后陛下を前にしたオバマ大統領の誠実さと丁寧さがうかがえる。プロのカメラマンが撮る写真であるから、この間に撮影された写真の枚数は相当な数に及ぶはずである。その中から各社が上記の写真を選び出すと言うのは、それなりの意図があるということだろうか。

鳩山首相とオバマ大統領の会見 11月 13

今日の首脳会談に続いて行われた両首脳の会見を見て、どうもオバマ大統領の言っていることの方が、鳩山首相の言っていることよりもわかりやすいような気がした。本来ならば、母国語である日本語を話す鳩山首相の話の方が分かりやすいはずなのだが、声が一本調子で抑揚がなく、ぼーっと見ているとつい聞き逃してしまうことが多く、結局耳から耳へと素通りしてしまうような気がした。

一方、オバマ大統領の発言は、力強く見ている方もぐいぐいと引き寄せられる気がした。一言一言に力が感じられ、エネルギーがほとばしっているような感じさえした。さすがに、小学生の頃から人前に立ってスピーチをする教育で、プレゼンテーションに関して切磋琢磨されている国のトップの座をつかんだ人だけに、根本的なプレゼンテーション能力の差が現れてしまっていると感じざるを得ない会見だった。言葉を越えて人を引きつける要素を持つのがオバマ大統領のスピーチの魅力である。

今後国際舞台で活躍する人には、人を引きつけるプレゼンテーションを学ぶと言う点において、非常に参考になる二人の会見だったのではないかと感じる。

オバマ大統領のノーベル平和賞受賞 10月 09

オバマ大統領が今年のノーベル平和賞を受賞することになったとのことだが、どうも腑に落ちない。就任してまだ9ヶ月であり、これといった実績が出ている訳ではない。むしろ、今はまだ種をまいている段階で、これから芽が出てきて花が咲くのはもっと先という感がある。世界中の国々を自分たちの味方か、さもなくば敵だと割り切っていた前大統領と違って、対話により各国と友好関係を結ぼうとしている姿勢や、核兵器の削減に取り組む姿勢、および環境対策に真摯に立ち向かっていこうとしている点は評価できるものの、全て今始まったばかりの段階であり、結果が出て評価が出せるのは先の話である。

と思っていたら、アメリカ人も同じことを思っているようで、現時点での TIME 誌のオンライン投票では、賛成票と反対票がきっちりと 50% 対 50% になっている。

Screen shot 2009-10-09 at 11.37.54 PM

物理や化学と行った分野でさえも、ノーベル賞の選考には時々首を傾げるものがあるが、経済や平和の分野になると、ますます客観性よりも主観とか将来性のようなものが入ってくる気がする。今回はその典型例とでも言えるだろうか。