iTunes Store(Japan)

  • 走った軌跡により出来上がったアップルロゴ

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    スティーブ・ジョブズへの感謝をしようと、東京都心を走ってその走った軌跡を iPhone の GPS によって記録し、アップルのロゴを描いた人がいます。

    スティーブ・ジョブスへの感謝を込めて〜iPhoneのGPSと2本の足で東京に描いた巨大なアップル・ロゴ
    http://a.excite.co.jp/News/apple/20110827/TouchLab_2011_2_3213.html

    この暑い中、東京都心を 21 キロ走ったその根性は見上げたものがあります。

    それにしても、道が複雑に入り組んだ東京都心だからこのようなロゴが描けるのではないでしょうか。これが例えばニューヨークのマンハッタンあたりだと、道路が碁盤の目に整備されていてこのような軌跡を描こうとすると荒い精度の絵になってしまうでしょう。

    RunKeeper – FitnessKeeper, Inc. というアプリで走った軌跡や走行距離や、平均速度、燃焼カロリーが出ます。

    RunKeeper - FitnessKeeper, Inc.

  • デザインに対するアップルとグーグルのアプローチの違い

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    つい先日の記事になりますが、ニューヨーク・タイムズがアップルとグーグルのデザインに対するアプローチについての違いを興味深く論じています。

    The Auteur vs. the Committee
    http://www.nytimes.com/2011/07/24/technology/what-apple-has-that-google-doesnt-an-auteur.html?_r=1

    アップルはちょうど映画を作る時のように、スティーブ・ジョブズという監督がいて、彼の監視下のもと美しく統一されたソフトウェアおよびハードウェア製品のデザインができるような仕組みが整っています。ここでのスティーブ・ジョブズの役割を最終決断をする映画監督になぞらえ、数々の創造的な人々が映画づくりに携わる中で、次々と最終決断をしていく映画監督が全体としての芸術作品を造るという過程にたとえているのは秀逸だと思います。

    それに対してグーグルはデザインに関して合議制をとっており、最近はまあ少しは統一感が出始めているものの、以前はグーグルの検索画面と Orkut と Google Map と Google Earth のデザインがてんでんばらばらで、ロゴがなかったら同じ会社が作ったものとは思えないような状態でした。

    これら両者の違いを英語で端的に表した人がいます。John Gruber という人が、彼のブログで次のようなタイトルのエントリーを書いています。

    “Apple Is a Design Company With Engineers; Google Is an Engineering Company With Designers.”

    (アップルはエンジニアを擁するデザインの会社であり、グーグルはデザイナーを擁するエンジニアの会社である)

    この書き方も実に的を得ていると思います。

  • アップルに関する四方山話

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    JTPA のギークサロンにて、アップルで開発を行われている木田泰夫氏による講演があり、Ustream で視聴することができました。以下、いくつか興味深いことをメモした内容です。

    スティーブ・ジョブズ復帰

    • ジョブズが戻る前、リサーチの人々が独立して存在していた。ジョブズはその人たちを製品開発にまわした。
    • ジョブズが戻る前のアップルは、ヤマタノオロチのように船頭がいろいろな方向に行こうとしていた。ジョブズが来ることによって、その方向性が一つにまとまった。
    • ジョブズ復活の際に、BeOS と NeXT という選択があったが、結局 NeXT になった。

    ジョブズは神様。

    • 誰かがジョブズにエレベーターで出会ったときに「お前は何をやっているのだ」と尋ねられて答えられなかった人が首になった。
    • ジョブズが食堂でピザのまずさに口を出して、それまでローラーでつくられていた生地が手でこねられて真ん中が薄くなり、周りが厚くなるようになった。
    • 食堂でジョブズがメニューにない寿司を頼んだとき、「そんなものは作れない」と答えた寿司職人が首になった。

    開発プロセス

    • たとえば、iPhone のソフトウェア・キーボードなどをつくる際は、線画ではなくて、リアルに書いた絵でないと使い勝手がわからない。
    • リアルな絵はなかなかエンジニアの手に負えないので、Human Interface の人に頼むことが多い。
    • その段階でわからないことが多い。つくりながら考えていく。
    • 人に見えるものをつくるときは、まず絵を描く。
    • 製品化の前にスティーブ・ジョブズが最後のレビューをする。
    • 名前にこだわる。関数名や変数名にこだわって時間をかける。

    仕様書のない開発。

    • UI やプログラムはつくらないとわからない。最初の意図とは違うものができてしまったということがある。
    • 仕様書を書くと、それを達成することが目的になってしまう。
    • 昔と今ではスピードが違う。進みながら考える。
    • 仕様書を書く目的は、誰かに仕事を頼むため。アップルではすべてがクパティーノに固まっていて、担当者に直接聞きにいける。
    • バグ直すときでも、日本からメールで頼むよりも、殴れるくらいの位置に行って直接担当者に頼む方が100倍よい。
    • 機能をつくったとき、その機能を出すことが重要なのか、それよりも完成された形にすべきと判断するということもある。
    • アップルのすごさは、フォーカスすることにある。少ないことをとことんやる。

    その他

    • 木田さんのこれまでの最大の喜びは、ヒラギノの搭載。
    • 欲しい人材は、コミュニケーション能力があり、プレゼンテーションができる人。技術力については、日本のエンジニアで飯が食っていけたら、こっち (シリコンバレー) でも食える。
    • ジョブズが離れたとしても、エグゼクティブにいい人が育っている。心配していない。
    • ジョブズは頑固な人、ただしちゃんと材料を持って説明すれば話しを聞いてくれる。
    • 新機能実装とバグ対応に割り当てる時間に特に決まった割り振りはない。
    • ユーザビリティーについては、数人から十人くらいに聞けばわかってしまう。
  • アップルの強さとスティーブ・ジョブズの変遷

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    下記のウェブサイトで、スティーブ・ジョブズの過去12年間の変遷が見られます。

    Invincible Apple: 10 Lessons From the Coolest Company Anywhere
    http://www.fastcompany.com/magazine/147/apple-nation.html

    興味深いことに、年をとるごとにだんだんと痩せていることがわかります。普通は逆なのでしょうが。

    記事自体もおもしろく、アップルの強さの源泉を様々な角度から見つめ、モノを0から作りだすのではなく、すでにあるモノを作り直すということや、独自の時間軸で動いているということ、さらにはスティーブ・ジョブズがCEOとしていつまでも君臨できることで長期的な視野で開発ができることなど、もっともな指摘がされています。

  • 主舞台は PC から携帯電話へ

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    PC ビジネスが儲からなくなり、携帯電話、特にスマートフォンが儲かるビジネスになってきているという話が、下記のサイトに出ています。

    Very Personal Computing
    http://www.mondaynote.com/2010/05/02/very-personal-computing/

    70年代から80年代にかけて、ビジネスの場がメインフレームから PC になってくるにつれて、主役が交替していき、それまでのメインプレーヤーだった IBM や DEC や Cray と言った会社が Microsoft や Apple や DELL に変わっていったのと同様なことが、今後 PC からスマートフォンへ舞台が移るときに起きるに違いありません。


    注目したいのは、アップルの売り上げです。既存の Mac の売り上げに iPod の売り上げを加えてようやく iPhone の売り上げに匹敵するようになっており、それだけ iPhone がアップルの稼ぎ頭になっていることがうかがえます。


    サンフランシスコベイエリアでの求人も、iPhone や iPad および Android 向けの開発者募集が増えており
    、今後のスマートフォンやモバイル環境での開発の加速も伺い知ることができます。

  • iPad の宣伝

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    こんなところでも iPad が使われています。

    アップルが何もしなくても、iPad が勝手に売れていく仕組みがもうこの時点で出来上がっているのだと思います。すなわち、このような晴れの舞台で司会者が iPad を使い、それをハリウッドの著名な役者さんたちが見て、彼らが欲しいと思って発売された瞬間に手にすれば、それをマスコミが取り上げ、iPad の人気に火がつく、というシナリオがすでにできあがってしまっています。

    既にものすごい宣伝がさりげなくなされていると言えます。

  • 日本製品が海外で苦戦する理由その2〜携帯電話

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    会社から支給されている携帯電話がドコモの P-05A という機種なのだが、どうもやりたいことができなくて困っている。通話中にミュートをしようと思ってもできないし、スピーカーホンにしようと思ってもできない。アメリカにいる間にノキアやモトローラやアップルの携帯を合計5台使ったが、どの機種でもこれらの機能は必ずついていた。ところが、P-05A では、ミュートとスピーカーホンというビジネスで頻繁に使われると思っていた機能が見つからず、マニュアルにもそれらの記述が書いていなかった。ということは、本当にそれらの機能を搭載していないということなのだろうか。自分の認識が間違っていると思いたい。

    P-05A には、「おサイフケータイ」や「ワンセグ」や「MUSIC」など、仕事では別になくても困らないような機能がたくさんついているだけに、よけいに信じられないという思いが募ってくる。

    Bluetooth もついていないので、アメリカで買って、iPhone でつなげてつかっている Aliph 社の Jawbone というヘッドセットも使うことができない。

    なんだか、日本列島という極東の小さな島で、ガラパゴス島の特異な種のように、ひたすら独自の進化を遂げてきている日本製品の典型的な例を見ている気がする。一昔前なら、アメリカでもパナソニックや NEC やサンヨーの携帯電話を見かけたものだが、ここ最近ではまったく見かけなくなってしまったのは、こうした独自の進化が日本以外の市場で受け入れられなかったということなのだろう。実際に、そうした日本国外の市場で売られていた携帯電話に慣れてきた自分にとっても、P-05A のような携帯はとても使いづらく感じてしまう。

    iPhone に慣れきってしまったせいなのか、それとも自分が年を取ってしまったせいなのか、よくわからないが、自分の期待通りに製品が使えないというのは困ったものである。

    こうした携帯電話が出来上がる一つの理由として、思いつくのは、日本のビジネス習慣で、電話会議という形態が実はそんなにないということである。すなわち、集団で同じ電話番号に電話して、会議をするというビジネスのやり方が実は存在しないのではという気がする。アメリカでは、ハワイを含めると同じ国内でも3時間以上の時差があるほど広大な面積を有するので、人々がそう簡単に顔を突き合わせることができない。そのため、電話会議の需要が多い。翻って日本は交通網が発達しているのと、何かといえば実際に人と会うことが重要とされる文化が未だに根強いので、集団で会議をするのなら実際に集合するという形がとられ、みんなで一斉に同時に電話をかけて話し合うというやりかたは実は存在しなかったのかもしれない。そのため、そのような会議形式に便利なミュート機能やスピーカーホン機能は携帯電話には必要ないものとされているのかもしれない。

    こう考えると、日本のビジネス形態自身もガラバゴス化していると言える。そんな商習慣を持った国で進化した製品はやはりこれもまたガラパゴス化してしまうのかもしれない。

  • アップルによる Windows 7 の見方

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    Windows 7 が発売されてしばらく経つがどうやら前回の Vista のときと比べて好評を得ているようだ。まあリリース前から大々的に RC 版を配ってテストしていたから質も高いようだし、必要とされるハードウェアの条件もだいぶ緩くなったので、新 OS を首を長くして待っていた人とともに、ある程度新しいものに挑戦したいという人々の心もつかんでいるのだろう。年末に向けて古くなったパソコンの買い替えを促す材料となるかに注目したい。

    そんな中、アップルが相変わらずそんなマイクロソフトの姿勢をけなす CM を流している。

    マイクロソフトが今度のバージョンは今までのものよりもだいぶ使いやすくなり、品質も良くなったというのに対して、アップルがそんなことは以前にも聞いたということを繰り返している皮肉である。

    ことあるごとにアップルはこのシリーズの広告を更新して出しているが、今回のものは単純でかつ意味深いものだったと思う。

  • いつまでたっても Flash に対応しない iPhone

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    iPhone がいつまでたっても Flash をサポートせず、なぜだろうと思いながら暮らし続けて2年以上がたつ。そんな中、次の興味深い記事を見つけた。

    iPhoneでいまだFlashがサポートされないのは……
    http://www.itmedia.co.jp/anchordesk/articles/0902/03/news063.html

    半年以上前に掲載された記事であるが、今読んでも説得力がある。この記事の要旨は

    • 技術的には iPhone で Flash をサポートすることは可能なはずである
    • iPhone で Flash をサポートすると、アプリケーションに対するアップルの支配権を崩しかねない

    という二点である。

    一点目については、記事でも触れられているが、ベースが Mac OS X である iPhone のプラットホーム上に Flash がのらないはずはない。そもそも国内の携帯電話メーカーは、ほぼ 100% Flash をサポートした携帯電話を出荷しているので、ベースがよりしっかりしている iPhone で、Flash が実現できない技術的な理由を見いだすのは難しい。

    もう一点は、政治的な考察であるが、理由としてはこちらがむしろ説得力を持つ。

    この記事が出されてから、iPhone のファームウェアは既に 3.0 および 3.1 と2回アップグレードを繰り返している。その間にコピー&ペーストや、Notes の Mac 母艦との同期など、待ち望まれていた機能が実装されてきているが、Flash の方は未だに実現できていない。記事で書かれているように、アップルとしては、 App Store によるアプリケーション配信を充実させていきたいのであろう。その試みが、先頃リリースされた iTunes バージョン 9.0 でも見られる。こうなると、ますますそれ以外のアプリケーション供給チャネルをアップルが認めたがらなくなる傾向が見えてきてしまう。

    Adobe 側としては、そんなアップルの牙城を Flash でもって切り崩したいという意図もあるに違いない。

    アップルが独自のアプリケーション配信チャネルを自分だけのものに留めておきたい気持ちはわからなくはないが、世の中の GUI を備えたインターネット接続機器のほとんどが Flash をサポートしている中、iPhone だけがサポートしないというのはきわめて異質に見える。かつて Steve Jobs 氏が「iPhone でユーザーアプリの実行は認めない」と繰り返していたのが、後になってその方針を覆したのと同様に、現在サポートしていない Flash をサポートする方針転換の日が来ることを期待したい。

  • Snow Leopard 28日より発売

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    アップルより、新しい OS バージョンである Snow Leopard が28日より発売されると発表されている。

    Mac OS X Snow Leopard – The world’s most advanced OS
    http://www.apple.com/macosx/

    28日というのはおそらく米国時間だろうと思われる。そのあたりについて、日本の状況はどうかと思ってみて見ると、日本時間25日午前10時現在では、まだ新バージョンについての情報が出ていない。

    とおもって、もう一度確認してみたら、日本のウェブサイトの方も更新されている。

    現在 10.5.x を使っている人は、アメリカのアップルから買うと $28 でアップグレードができ、日本のアップルからは 3,300 円でアップグレードが可能らしい。現在のドル円レートである95円(正確には94円台だが)を使うと、アメリカから買えば 2,660 円でアップグレードができることになるので、当然、両方の国のアップルから買い物ができる人は、アメリカからアップグレードを買う方がお得だろう。

    楽しみなのは、Finder や Mail などのシステムアプリの64ビット対応による高速化、Time Machine 機能の高速化、および PDF 選択の効率化である。

    OpenCL によるグラフィック性能向上も楽しみではあるが、ハードウェアとソフトウェアの両方での更新も要求されるため、これを享受できるまではしばらくかかるだろう。