
12月より、フランス法人への所属となり、横浜からニースの方へ引っ越すことになりました。「ニースの方」というのは、とりあえず一番近い空港がニース空港ということで、これからすむところを探さなくてはなりません。
実は9月から10月にかけて、この赴任の下見にきたのですが、そのときに見つけたアパートは、なんと、アパートの持ち主が彼の休み中に既に課す人を決めていて、後から決めた我々はダメになったということでした。まああの時よりももっといいアパートを探せば良いと、心を落ち着かせ、まずは職場に近いホテルに滞在してなるべくクリスマス前にアパートに入れれば良かろうと思い、フランス長期滞在ビザがとれるやいなやすぐに日本を出発することにしました。
仮の滞在先での滞在費を抑えるべく、出発ぎりぎりまでこれまでのアパートに住み続け、12月5日に横浜のアパートを引き払い、12月6日は仕事、そして12月7日はいよいよ成田空港からロンドン経由でニースへと片道のフライトです。本当は残っていた有給を使って、渡航の準備をしながらのんびりと日本各地をめぐる旅でもしたいなあと思っていたのですが、結局直前の仕事の片付けや、出発準備や、お世話になった方々へあいさつなどしていると、あっというまに時間が過ぎてしまいました。残念ながら出発前までにお会いすることができなかった皆様も多数おられますが、この場を借りてお詫び申し上げます。
今回は、ブリティッシュ・エアウェイズ (BA) でのフライトでした。BA は今回初めて利用します。残念ながら、プレミアのステータスを持つユナイテッド航空系列のスターアライアンスや、シルバーエリートの資格を持つデルタ航空系列のスカイチームが利用できず、アメリカン航空系列の BA が、今回一番安かったので、これを選ばざるを得ませんでした。したがって、預けられるスーツケースは各自一個までで、二個目からは自分たちで負担しなければなりません。一点につき、4千円ほどだったので、後から航空便で送ることや、現地で日本のものを買おうとすると何倍もかかってこの額よりも負担が大きくなることを考え、合計8千円ほど出して、夫婦で各自二個のスーツケースを預けました。
ボーイング 777 の機内は 3-3-3 の座席配列で、同じ系列でも 2-5-2 のアメリカンに比べるとこちらの方が座りやすいと思いました。


機内エンターテイメントを調べてみると、今年結成から40周年を迎えるクイーンの特集をやっているということで、これは日本からイギリスへの移動にまさにふさわしいと考え、聞くことにしました。ブライアン・メイとロジャー・テイラーへのインタビューと、70年代から80年代のヒット曲を交互に流していました。彼らがビートルズよりも多くの3億枚もの売り上げを達成しているというのは驚きでした。これはイギリスだけでなく世界のアーチストの中でも一番の業績のようです。
成田からヒースローまで、12時間のフライトですが、このインタビューや、読書、iPhone のゲーム、PC での仕事、そして就寝を繰り返すうちに、意外に早くつきました。

ヒースロー空港のターミナル5は、数年前にできたばかりのはずで、一番最後にヒースローに来た時は確かまだ工事中か、または完成直後だった気がします。すなわち、何もかも新しく、ゲートも入国審査もセキュリティーチェックもゲートの前の店も全て新品同様です。特にセキュリティーを出た後の店は充実していて、有名なハロッズのデパートもあれば、イギリスの有名なブランドものの店も結構あります。Fortnum & Mason のお茶などは円高ということもあり、日本で買うよりも3分の1以下となるので、ここぞばかりと買いだめしておきました。また日本にはない Ted Baker の店もあり、ここでシャツがアメリカだったらバーゲンの時にしか買えないような値段で売られていたので、一着買っておきました。
ヒースロー空港からニース空港までは二時間ほどで着きました。19世紀頃からニースやカンヌはイギリス人がバカンスを過ごす滞在先として利用されるということもあるのか、平日にも関わらず混んでいました。
空港について、荷物を受け取った後、レンタカーを借りました。大きなスーツケースが4点、機内持ち込み用スーツケースが2点、さらに手荷物が各自一つずつということで、結構な量の荷物になりましたが、運良くメルセデス・ベンツの A クラスを利用することができました。この車はサイズの割には車内が大きく、これだけの荷物も後部座席を利用して載せることができました。また、小回りもきいて運転しやすいです。さすがにパワー不足は否めず、高速の上り坂はちょっときつそうですが、これから一ヶ月の間、ホテルを探したりいろいろと買い出しをしにいったりするのに便利な車です。
ホテルに着くと午後9時を回っていました。荷物を降ろしてシャワーを浴び、長い一日を終えることにしました。