今日は奈良と神戸を訪問して来ました。関東と違って、関西は区画が整理されて歩きやすい所が多く、観光地でもごちゃごちゃしていなくてとても落ち着いて楽しめました。
まずは、昨日行こうとして行けなかった奈良に行きました。梅田の駅で、奈良・斑鳩1dayチケットというものを買い、大阪市内の地下鉄と近鉄奈良線と奈良市内のバスが乗り放題になるようにしました。御堂筋線で、なんばまで行き、そこから近鉄に乗り、近鉄奈良駅まで行くと、通常は片道770円で、往復すると、1540円ですが、このチケットは1600円で、どこでも乗り放題になるので、単に往復するのみならず、他にもどこかに行く場合にはお得になります。

まずは、奈良では、奈良公園でシカと戯れました。妻が関西に来たら是非やってみたいことの一つに、シカと写真を撮ることだいうので、その願いを叶えるべく、やって来ました。妻がしかせんべいを買うと、たちどころにシカたちが群がって来ます。中には頭でどついてくるものもあり、段々と妻が恐れをなすようになってきました。やはり人と共生しているとは言え、野生ですので、それなりのパワーと図々しさがあります。二セット目のしかせんべいも買ってみましたが、もはや妻は怖がってシカに餌を与えることができず、しかたがないので、自分が餌をあげることにしました。
そうやって歩いているうちに、奈良国立博物館の前に着きました。ついでに見ておこうということで、中に入って様々な掛け軸や書、着物や、ちょうど開催期間であるおん祭の解説などを見学しました。興味深いのは、仏像を造る前に描かれたという墨による仏像の線画です。密教では特に仏像をつくったり描いたりすることが重要視され、各住職の重要なスキルの一つがそうした線画をマスターすることだったと言います。この線画が、極めて精巧なのですが、白地の紙に黒い墨で描かれた様子がちょうど漫画みたいにも見えて、いわば日本の漫画文化の原点が既に7世紀ごろにはあったとさえ思えてきました。

博物館をあとにして、東大寺へと向かいました。大仏殿は、これまでに鎌倉時代と桃山時代に兵火で消失しており、現在のものは、江戸時代につくられたものということです。18世期当時、予算の都合で、奈良時代の建設時の3分の2の大きさで建設したということですが、それでも世界一の木造建設なのだそうです。これよりも大きな大仏殿を奈良時代につくったというのは、当時の国力、人口、技術力などからすると、驚異的な事業だったに違いありません。

中の大仏は、鎌倉のものと比べても威厳があふれています。色が黒いせいか、表情が険しいからか、なんとなくそう気安く人々を寄せ付けないような緊張感があります。建設経緯が、こちらは国家の維新をかけたものであるのに対し、鎌倉大仏は人々の寄付金で建設されたという違いがあることも、関係しているのかもしれません。

大仏を見たあとは、天気がよかったので、生駒山に登って見晴らしの良い景色を見ようと考え、生駒でケーブルカーに乗りました。ところがこれは、失敗でした。ケーブルカーは、一気に山頂まで行くのかと思ったら、途中の駅で乗り換えなければならず、所要時間は実質40分くらい片道かかりました。また、山頂は全体が遊園地となっており、ちっとも下界の景色が見られず、遊園地自体も人が少なくて大変寂しくいつ潰れても不思議ではないような状態です。いっそのことこんな遊園地などなくして、展望施設を充実した方がいいのではと思いました。さらに下山するケーブルカーは40分後ということで、なんだか計2時間ほど損したような気分になりました。






気を取り直すためにそのまま生駒から直通の三ノ宮行きの電車に乗って移動し、海岸沿いを歩きました。元町で降りて、中華街を歩き、Mosaic へ出て、しばし写真撮影などを楽しみました。



その間に、妻が食べログで絶賛されていたショナルパというインドカレー店を見つけたので、行ってみました。なかなか日本では味わえないスパイスが効いていて、アメリカで食べたカレーを思い出しました。三種類のカレーを頼もうとしたところ、店員の人にそれは食べきれないのではと言われ、それでもいや食べるのだと主張しましたが、妻がいったん二種類にしておいて、もう一つは食べ終わったら考えればというので、言われた通りにしました。しかしやっぱり二種類だけでは食べ足りず、当初の予定通り三種類のカレーを食べ、満足感を味わって店をあとにしました。

少し腹ごなしをしなければと、その後散歩に出かけました。真っ暗な生田神社を通り、異人館の立ち並ぶあたりをウロウロして、県庁の横をとおり、さっきのインド料理屋前の通りに帰ってきてから、阪急電車に乗り、梅田に帰りました。
阪急電車は学生時代以来なので、もう13年ぶりになります。乗った電車の行き先表示は LED になっており、学生時代当時にはなかった白色 LED もあります。車内には LCD も設置してあり、やはり時代は変わっているのだなと感じながら、ホテルに戻りました。




















