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  • ものつくり敗戦

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    ものつくり敗戦―「匠の呪縛」が日本を衰退させる (日経プレミアシリーズ)を読みました。著者は匠の技術を尊重したがる日本の製造業に対して、疑問を呈し、このままでは日本のものつくりが衰退してしまうということを嘆いておられますが、実にその通りだと、我が意を得たりと思いました。

    以下、印象に残った点のまとめです。

    • 日本人は、理論とシステムとソフトウェアが弱い。これは、ギリシャ哲学以来の徹底した論理思考と合理化が歴史的に欠如しているからと言える。
    • 労働を資本集約型と労働集約型とに分けて考えると、欧米は資本を投入してシステムを整備した上で生産性の向上を図っている。それに対して日本は伝統的に安価で良質な労働力が大量に供給できていたので、個々の技量にゆだねられる労働集約型の生産システムが発達した。
    • 科学の革命として、次の三つが今までに見られた。
      • 第一の科学革命: ガリレオ、ニュートン、17世紀
      • 第二の科学革命: 科学と技術の結婚、19世紀
      • 第三の科学革命: 人工物を対象とする科学、20世紀前半、機械からシステムへ
    • 生産手段に着目すると、産業革命が、道具から機械へ発展に寄与した。一方、第三の科学革命は、機械からシステムへの発展へと寄与した。
    • 日本は逆行していて、明治以来の近代化が進むと、欧米から機械を輸入した後、機械を道具のように使いこなし、生産性を向上させてきた。「機械を道具のように使いこなす」ということがよく叫ばれた。
    • 一方、高度経済成長時代は、システムを機械化した。すなわち、個々のモジュールをその場に合わせて最適化し、効率を向上することで個々のモジュール単位での生産性と品質が劇的によくなった。
  • ベイエリア訪問六日目〜帰国

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    早いもので、ベイエリア滞在も最終日となってしまった。あっという間に今回の休暇が終わってしまう気がする。本当はもっと滞在したいところではあるが、ここはぐっと我慢してかえらなければならない。

    朝食をとったあと、ホテルをチェックアウトして、昨日と同じく Mountain View ダウンタウンの Dana Street Cafe に向かった。ここで昔の同僚である C さんにあった。こちらからは何の土産も持たず、突然会おうということになったのにも関わらず、逆にお土産を手渡されて恐縮してしまった。お返しにというわけでもないのだが、コーヒーをおごることにした。


    その後ファーマーズマーケットに行った。ここでドライドアプリコットとアーモンドを買う予定である。現場に行ってみると、昔に比べて心持ち開催場所が Sunnyvale よりになっていた。しかし、ベイエリア随一の規模と集客は相変わらずだった。アンズやアーモンドのみならず、なしや桃など、ドライ系の果物を一通り買い、買い物を済ませて、C さんと分かれた。妻も彼女と話せて楽しかったと言っていた。

    空港に行く途中、REI に寄り、アウトドアグッズを見たいと思ったが、開店は11時になるということで、これでは出発に間に合わない恐れがあるので断念し、101 に入り北上した。

    レンタカーを返し、ユナイテッドのカウンターで荷物を預けると、EBISU にて、食事をとっておいた。食事を終わると、セキュリティーのラインに大量の人々が並んでいて、出発時間まで間に合うかどうか気がかりだったが、意外とスムーズに人の流れが進み、人数の割には比較的早くセキュリティーチェックを終えた。

    その後ユナイテッドのラウンジで、ほんの少々くつろいだあと、搭乗口に向かい、777 に乗った。

    ということで、無事に6日間のベイエリア訪問を終えることができました。ご多忙の中、我々夫婦におつきあいいただいた皆様、本当にありがとうございました。これからも末永いおつきあい、よろしくお願いいたします。

  • ベイエリア訪問五日目〜一年半ぶりの 24 Hour Fitness と Hunan Home’s とパーティー

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    8時に起きた後、朝食をとり、午前中は 24 Hour Fitness で久しぶりに泳ぐことにした。泳いでいる間に妻はネイルサロンに行こうとしたが、混んでいたので断念し、Trader Joe’s で買い物をして、そのあと Pearl Cafe で待ち合わせることにした。

    一年半ぶりの 24 Hour Fitness は前来た時とほとんど何も変わっていないように感じられた。土曜日の午前中ということで、混んでいる気はしたが、他はすべて変わっていないように思えた。いつも泳いでいる距離の半分にもいかないくらいであがったが、いいリフレッシュとなった。

    昼ごはんは、昨年の帰国前に一時的に住まわせてもらっていたアパートの家主と Hunan Home’s というところで、中華料理をとった。彼女とはこの間になんかいかメールでやり取りをしていて、つい最近もとある日本人の学生の人がこのアパートに住むかどうか悩んでいるときに彼女とやり取りをしていた。自分がベイエリアに来ているというと、ぜひ会おうと言ってくれたので、なんとか時間を設定して再会が実現できた。彼女にはなにもおみやげを用意していなかったので、こちらが昼食代を払おうと思っていたら、ものすごい速さで店員としゃべったうえで、彼女がクレジットカードを出してしまった。申し訳ない気がするので、あとで花を贈ろうと思う。

    その後は元同僚の D 氏とお茶をしようということになっていた。Mountain View の Dana Street Cafe にて、彼と再会し、現在の彼の仕事が順調であることや、家族のこと、アメリカやカナダの移民の状況などを話してもらった。

    6時から K さんの主催により、彼女の新築の家でパーティーを開いてもらえることになっていた。すぐに向かえば間に合う時間だったが、買い物しておきたいものをいくつか思い出した。今ここで買っておかないと、明日はもう出発で忙しくなると考え、申し訳ないけれども30分ほど遅れると電話しておいて、”Last minute shopping” と称して Mountain View 市内のいくつかの店を周って買い物しておいた。買い物中、Target にて、先日お会いした T 氏と彼の奥さんにも会うことができた。


    6時半ちょっとすぎに K さんの家に着き、皆と再会を祝した。K さんと C 氏は去年から新築でこの家に住み始め、彼女のブログでも建築の様子や使う素材の選択などが語られ、C 氏が色々な書類の手続きで電話帳みたいな暑さのものを処理しなければならなかったことなどを聞いていたので、どんな物件なのか楽しみだった。中に入ってみると、とても高い天井が気持ちよく、彼らの素材へのこだわりとシンプルながら洗練されたデザインが、窓からの光でとてもきれいに映えて見える。タウンハウスのアットホームな雰囲気と選び抜かれた家具とがやさしく客人を迎えてくれるようである。皆と会うのは1年半ぶりなのだが、Facebook や Twitter や mixi などの媒体のおかげでお互いの近況を知っているからか、あまり久しぶりのような気がしない。しかし、某 Y 社に勤める C 氏は仕事柄ずっと Web のそういったサービスに関係する開発をしているため、それらのアカウントをつくらず、家に帰ってからそのようなものに触れたくないということであった。いろいろと話をしてあっという間に夜更けになってしまった。

    話をしていたことの中で印象深いことといえば、最近インド人の姿がベイエリアからすっかり減ったということである。彼らも、去年、自分たちと同様に H1B の滞在期限が切れて、帰国をせざるを得なかったということで、その数は半端ではなかったようだ。また、最近 Google で働き始めたという M 氏の話によると、Google で採用される人々はほとんど GPA が 4.0 に限りなく近い人ばかりということで、これも印象深かった。

  • ベイエリア訪問四日目〜Valley Fair で効率よく買い物

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    8時ごろ起床後朝食をとり、ちょっと買い物に出かけた。Whole Foods では、本当に様々なものが売られているが、色とりどりで色彩的にも面白い。写真の商品は石鹸なのだが、おいしそうなお菓子みたいにも見え、事実昔住んでいたときは、ある時点までお菓子だと思っていた。そんなことを思い出して写真を撮ってみた。

    昼ごはんは Y さんと San Jose の Sweet Tomatoes でとった。コンセプトは、先日行った Fresh Choice の上位版ということだが、客層を見る限り、Fresh Choice とあまり変わらないようにも思えた。


    次の約束まで少し時間があったので、Shoreline Park に行き、湖と青い空をしばし楽しんだ。ここはちょっと心が晴れない時に来て、よく気晴らしをしたものだが、狭い空の東京での勤務に慣れてしまった今、今一度ここに来ると本当にすがすがしくて気持ちがいい。短時間滞在しただけだが、かなり気分が落ち着いた。

    4時半に大学時代からの友達である B さんにホテルまで来てもらって、San Jose に行った。彼女からは夕食にピザはどうかと尋ねられていたのだが、妻が嫌がったので、パスタにしてもらい、Santana Row の Pasta Pomodoro にした。ここのパスタはアルデンテでゆでてくれるので、ぐちゃっとしがちなアメリカのスパゲティーとは一線を画しており、安心して食事できる。

    夕食を食べた後 Valley Fair にいき、服やスーツケースを買った。B さんの勧めで買った Victrinox の Werks Traveler 3.0 はとてもよく考えられている製品で、ローラーブレードでつかわれているような車輪が実によく転がってくれ、取っ手は一本だがとてもひきやすく、さらによくありがちな取っ手を引いて歩いているうちに、バッグが後方の足にぶつかるということもない。また、チャックをあけて増量しても、前につんのめることなくたったままでいられるのもすばらしい。なんといっても、総重量が圧倒的に軽く、容量の割には持ち上げてみると軽くて、拍子抜けする感じがする。このような高品質のスーツケースは日本ではかなり高くなってしまうものであるが、$344.13 すなわち、日本円だと $1 = 86 円として、3万円を切る値段で買えた。

    モール内では他にも Banana Republic で、そろそろ着るもののストックがなくなってきたので、シャツを買ったり、Gymboree などのベビー用品の店で、甥や姪のためのお土産を買うなどして、買い物を済ませた。B さんは本当に買い物が上手で、どこでどんな品物をいつ買うと安く買えるかなどの情報を常に把握している。彼女と一緒に買い物に行くと、実に短時間で効率よく用事が済ませられるし、何か買うときにアドバイスを請いたいと思ったら彼女に聴くのが一番である。買い物のコンサルタントに慣れるのではと思うくらいである。

  • ベイエリア訪問三日目〜久しぶりのおいしい寿司

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    起床後、朝食は部屋の中で食べた。ホテルについてくる無料の朝食は悲惨すぎて食べる気がしない。朝食後、ネットにつないでメールをチェックしようと思ったが、WiFi のシグナル状態が悪いので、ロビーに行って、作業した。

    その後近所へ買い物に出かけた。この滞在中にふと思いついて買わなくてはならないと思ったものの一つに、ルテインというサプリメントがある。これは、自分のような網膜が薄い人に対して効き目があるとされるもので、ほうれん草の中にも含まれるものであるが、一日 20mg 以上食べるのが理想的で、この量をとるにはほうれん草をそれこそどんぶり一杯以上食べなくてはならないらしい。日本で買うとこの手のものは高いので、アメリカで買うと安いに違いないと思ってホテル近くの Bumble Bee Health Foods というところに行ってみた。

    ここでは以前友人の A 氏に勧められて、時差ボケなどの身体が弱っているときに飲むと良いというサプリを買って飲んでいたのだが、最近それも飲まなくなり、むしろ今は眼の方が気になる。店に入って店員の Karen という人にルテインはないかと聞いてみると、即答でありますよと答えてくれ、ルテインとともに OPC という錠剤も勧めてくれた。彼女は日本語を勉強したこともあるということで、自分が日本人だとわかると割と自然な日本語で話しかけてきた。当初予定していなかった OPC を買うかどうか迷ったが、どうせ日本で買おうとするとまた高いのだろうと思い、買っておいた。


    昼ご飯は、T氏とともにインドネシア料理を食べることになっていた。待ち合わせ場所の Bay Leef という Sunnyvale のレストランに行ってみると、店の雰囲気もメニューもどうもインドネシア料理というよりは、タイ料理屋がインドネシア料理もやっているという感じである。しばらく待っても彼が現れないので、電話してみると、一週間先と勘違いしていたらしい。まあ今から15分くらいですぐに来れるということだったので、もうしばらく待つことにした。


    やがて現れた T 氏は、最近転職したばかりということだが、そのせいかどことなく以前と違って見える。話を聞いてみると、技術としては以前の会社の方がよかったが、やっている仕事は今の方がよいということで、彼の生活の充実ぶりがうかがえるようだった。世界に名を知られたシリコンバレーのソフトウェアサービス会社の雰囲気とか、開発のやり方とか、彼の転職活動の苦労話とか、いろいろと話を聞かせてもらい、あっという間に時間が過ぎていった。料理は、妻がタイのカレーを、自分はバナナの皮で焼いた魚というインドネシア料理を食べたが、どちらも甘く感じた。7月初めにタイで料理を食べたときも、こんなに甘い料理が出たことはなかった。さすがアメリカだと感じた。

    その後、Gilroy の Outlet Mall まで買い物に行った。行ってみると、Coach で安売りをやっていたので、家族向けにバッグを買っておいた。他にも、Nike などの店をまわった後、Banana Republic に行き、服を買ってから Mountain View に戻った。


    それにしても、一年半ぶりにもと住んでいた道を運転してみても全く違和感がない。日本で左側通行の右側ハンドルであまり運転していないこともあるかもしれないが、右側走行の左側ハンドルで何の苦労もなく、あたかも昨日までそこに住んでいたかのように道を覚えていて、身体が自然に動いてくれる。こういうことを考えると、まだまだこっちの方がホームで、今の日本の生活の方がアウェイではないかと思えてくる。

    夕食は、Mountain View のスシトミで、L 夫妻といっしょにとった。ベイエリアのレストランとしては狭い方なのだが、日本の狭苦しい寿司屋を見慣れた後で入ると、とても広く感じられる。店内の雰囲気も明るくて、そんな朗らかな環境で新選な寿司が食べられるのはとても心地よくて幸せな気分になる。

    この夫婦、最近二人とも転職したのだが、K さんの方は、昼に会った T 氏と同じ会社に勤めているということだった。狭い世界である。K さんとは、1993年に UCLA に交換留学していた際に知り合った人で、もう随分長い付き合いとなっている。彼女は元々香港で生まれ、出会ったときは英国籍のパスポートを持っていたが、1997年の中国への返還後に店を出た後、中国籍となり、アメリカで結婚した後、アメリカ国籍を取ったので、国籍が2回も変わっているという珍しい人である。

    スシトミを出た後、Cupertino の中華系 Cafe である、Fantasia Tea Cafe に移動して、11時近くまで彼らと話し込んだ。留学時代のことや、彼ら二人が一番最初に旅行したのが、自分が当時滞在していた大阪だったことなどを振り返った。近いうちにまたアメリカか日本で会おうと再会を約束して、彼らと別れた。

  • ベイエリア訪問二日目〜サンフランシスコと Palo Alto

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    起床後ホテルのロビーで食事してみたが、備え付けの食べ物は非常に甘いドーナツとオートミールとバナナくらいであり、まともに食べられたものではない。一応昨日 Whole Foods でオートミールを買っておいたものの、これだけでは食べた気がしない。

    ということで、8時には既に開店している Whole Foods に行き、朝ご飯にと果物とサンドウィッチとコーヒーを買った。

    食べながら運転して、ナパまで行こうと思っていたが、どうも渋滞があちこちで起きている。最初は 101 の San Mateo 付近で、次は 92 の橋を渡って 880 につながる場所でも渋滞している。平日とはいえなのか、それとも平日だからなのか、渋滞がこれだけあちこちであると、ぱっとナパまで行ってぱっとかえってくるということはほぼ不可能のような気がしてきた。


    いったん車を止め、今日の予定を考え直すことにした。まず優先順位をもう一度、今回の滞在中になるべくたくさんの友人たちに会うということを再確認し、そうするとひょっとすると今日の昼に誰かに会って起きたいという気分にもなってきた。そこで、滞在中に会っておきたい D 氏に連絡を取り、彼とは今日は会えない旨を確認し、ひとまず週末に会おうということにして、電話を切り、ちょっと考えたあげく、今日はナパには行かないことにして、サンフランシスコに行き、市内に最近住み始めた S さんに会えないかと考えた。彼女に電話をすると、今日は出かけていて Palo Alto の方まで出かけるというので、そこらへんで会うことにして、自分たちはサンフランシスコにまずは行くことにしようと考え、車を発進させ、オークランドを経由して 80 の橋を渡ってサンフランシスコに行った。

    まずは、ゴールデンゲートブリッジに向かい、橋を渡る手前の休憩所で写真を撮った。一昔前ならここは日本人がたくさんいたものだが、今では日本人にはほとんど会わなくなり、代わりに中国人観光客がたくさんいた。つい最近 GDP が追い抜かれたばかりであるが、象徴的である。


    その後サンフランシスコ市内へと向かった。サンフランシスコ市内で便利な駐車場といえば、Sutter Stockton Garage である。場所は便利だし、数時間止めておくだけなら10ドルもかからないので、サンフランシスコの都会のど真ん中ということを考えると大変お得だということを、よく同僚と話していたものである。実際、1時間35分停めて6ドルですんでいるので、大変良心的な価格設定で喜ばしい。


    その間に、Coach で、皮の手入れのためのクリームを買ったり、妻がいくつか見ておきたかった店に立ち寄ることができた。その間に自分は Apple Store に行き、WiFi 接続ができるのをいいことにメールチェックや Google Map チェックを行い、いざオフラインになったときでもメールと地図が確認できるようにしておいた。


    サンフランシスコを2時半に出発し、夕方のラッシュ時間が始まらないうちに Palo Alto に着くことができた。ここで S さんと会い、昼食を Loving Hut Palo Alto 店でとった。S さん自身も前からここは気になっていたものの、これまで行くことがなかったということで、いい機会ということで喜んでもらえた。久しぶりに食べたが、おいしかった。


    食後のデザートは、Red Mango にて、フローズンヨーグルトを食べた。最近フローズンヨーグルトがアメリカでははやっているのだという。


    5時半に別の友人である M 氏と、彼の勤める Simply Be というサロンで再会した。彼に妻が京都で買ったお土産の玉露の抹茶を渡し、再会を祝したあと、二人とも一年半ぶりに彼に髪を切ってもらった。彼のカットのいいところは、切った後すぐにいかにもきったという感じがせず、実に自然に仕上がるところである。その上、切り方がとてもよいので、シャンプーした後、タオルで乾かしてほったらかしにしておいてもちゃんと様になっている髪型ができているのもすごい。

    夕食は、彼の息子さんとともに4人でパスタの店に入った。落ち着いた雰囲気で、アルデンテのスパゲティーを楽しむことができた。

  • ベイエリア訪問一日目〜到着直後からの買物

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    午前の顧客訪問を終えた後、オフィスに戻り、すぐに成田空港に向かった。今回初めて京成の新しいスカイライナーを使ってみたが、都心からかなり速く成田空港まで行けるようになったのは嬉しい。日暮里から45分ほどで着いてしまった。よくよく見ると、列車のスピードは新しい軌道でかなり速くなっていて、それがほぼ一直線のルートを走っているでかなりの時間短縮となっているようである。昔からの軌道ではのろのろと走っていたことを考えると、今後いっそうのスピードアップを図ることは可能と思われる。

    成田空港に着いてからようやく飲み物と食べ物にありつけた。チェックインしてからラウンジに入り、シャワーを浴びて一息ついていると、あっという間に最終搭乗の案内が流れてきた。

    先日、マイレージのステータスが Premium になったので、ユナイテッドの Economy Plus に座れるようになったのは嬉しい。離陸後、食事をとって少し読書をしてから寝始めると、のびのびとぐっすり眠れ、あっという間に SFO についてしまった。

    アメリカ入国に ESTA というプログラムが導入されて初めての入国だった。どうなるかと思ったら、いつもの入国審査よりペースが遅くなっているような気がした。

    荷物を受け取ってから、レンタカーを借りに AirTrain に乗って移動した。以前は各レンタカー会社のシャトルバスが走っていたものだが、効率が良くなっている。

    今回は Orbitz で、ホテルとレンタカーのセットを予約した。短い滞在であり、以前住んでいた場所の近所で宿が取れるということで、一番安い宿と一番安いレンタカーのセットを選んだ。レンタカーを借りる予定の Alamo のブースに行くと、同じようにレンタカー代を安くしたいと考えていそうな観光客とおぼしき人々が並んでいた。

    まだ使えるカリフォルニアの免許証を提示して、手続きを済ませるた。Orbitz の予約時点ではカバーされていなかった保険にも入っておくことにした。6日間借りて120ドルほどだというので、念のためと思い、加入しておいた。

    駐車場に行くと、今回借りる予定のエコノミーのセクションには2台の Chevrolet Avro が停まっていた。よく見ると片方はアリゾナナンバーであり、これを運転する気にはならない。よって、カリフォルニアナンバーの方を選ぶことにして、荷物を載せ出発した。

    一年半ぶりの左ハンドルでの右側通行は、最初とまどうと思ったが、何も考えなくても身体が覚えているという感じで、101 に乗ってすぐに 70 mph で壮快に飛ばすことができた。さんさんと降り注ぐ太陽光線のもと、KOIT 96.5 を聴きながらフリーウェイを飛ばすこの爽快感を味わうためにカリフォルニアに休暇を取りにきたといっても過言ではない。実に気持ちがよい。

    運転中ふと、買い物リストを思い出した。第一の買い物をすぐにしなくてはならないことに気づいた。先日に伊豆のダイビングで思い出したのだが、そろそろウェットスーツを買いたいと思っていたのだった。こっちに住んでいるときに買いたいと思っていたが、急に日本に帰ることになり、気が動転してのんびりとウェットスーツを買いにいくという気分にもならなかった。買うならこの滞在中がよいと思って、San Carlos の Wallin’s Dive Center に向かった。

    どうも歳をとったせいか、十数年前にダイビングを始めたときに比べて海水温が冷たく感じるようになった。例えばリゾートダイビングで水温が 28 度でも、昔ならウェットスーツを来ていると暑く感じられたのが今ではちょうど良くなっている。先日の伊豆のダイビングでは水温が24度くらいだったのだが、5mm のしかも下地がアルミでコーティングしてあるウェットスーツでも寒かった。そこで、7mm の暖かそうなウェットスーツはないかと探していたら、ちょうどフードつきで暖かそうなウェットスーツが安売りされていた。試着してみたらぴったりだったので買うことにした。9.25% の税金込みで、$240.33 である。日本円で2万円くらいである。日本だったら、まず自分に合うサイズが見つからない上、これほどのウェットスーツがこの値段で買えることはまずあり得ない。

    同じショッピングセンター内に Office Depot があるのを見つけて、Hanging Folder を買った。これは日本でありそうでない、便利なものなので、アメリカ滞在中に買っておきたいと思ったものである。

    買い物をしたあと、ホテルに向かった。今回のホテルはおそらく Mountain View でも最も安い部類のホテルと思われ、実際に Mountain View では、「ちょっと…」というようなところにあるものの、別に治安が悪いということでもなく、ロケーションとしては Wholefoods や San Antonio Shopping Center や、Castro ダウンタウンにも行きやすいので便利である。Priceline でもっといいグレードのホテルを安くとるということも考えたが、どこになるかわからないということと、その場所に滞在中しばらくはどこで何を買い物したらよいかわからなくなるということで、結局 Orbitz で、レンタカーと抱き合わせで安くなるプランにした。実際ホテルについてみると、ちょっと薄汚れた感じの車から、BMW や Audi まで、いろいろと停まっていた。

    チェックイン後自分たちの泊まる部屋に移動した。ここはフロントからかなり離れており、WiFi の入りがよくない。一瞬部屋を替えてもらうことも考えたが、面倒なのでそのまま滞在することにした。

    その後、昼食を食べに San Antonio Shopping Center 内の、Fresh Choice に向かった。もう2時を過ぎているので、人はまばらだった。同じ一角にあった Hollywood Video というレンタルビデオやがつぶれていたのが衣装的だった。

    昼食後、AT&T の店にいって、昔使っていた初代 iPhone をアクティベートするとどうなるか聞いてみた。すると、全て全部最初からやり直さなければならず、結局90ドルくらいかかってしまい、一週間弱の滞在に割に会わないのではといわれた。そこで、その隣の Rite Aide で、$9.99 の Virgin Mobile のプリペード携帯を買った。京セラ製だった。しかしこれもまたあとでアクティベートさせなくてはならない。


    それから Santana Row へと向かった。日本ではなかなか自分に合うサイズの衣服がなく、あっても品揃えがよくない。今回の滞在中にお買い得品があれば買っておきたいと思っていたが、あまりお買い得なものがなかったので、早々と切り上げ、Saratoga Avenue 沿いの Nordstorm Rack に行った。ここでも日本にないサイズの靴や衣服が安く買える。服の方はめぼしいのがなかったが、靴は Cole Haan のものを2足買っておいた。

    その頃にはすっかり辺りが暗くなっていた。暗くなった 280 を移動し、85 と 101 というコースを辿り、Rengstorff で降りて Costco に向かった。ここでカシューナッツと日本では売られていないデンタルフロスを買っておいた。カシューナッツは日本のコストコで手に入るものと同じものが $12.49 で売られていて、日本で買うのとあまり変わらないことを確かめた。


    この頃になると8時を過ぎていたので、夕食を食べたいと思った。スシトミが16周年の記念セールをやっており、全品15%オフなので滞在期間中に行きたいと思っていた。行ってみると行列をなして混んでいたので、変更して、Los Altos の炭火に行くことにした。Petaluma でケージフリーでかつ有機栽培で育てられたえさを使って育てられたチキンを焼き鳥で出してくれるのだが、これがまたすばらしくおいしい。普段は肉を食べない妻もこれなら食べられると、大変驚いていた。

    その後 Whole Foods に行って、Rice DreamTom’s of Main の歯磨き粉などを買って、ホテルに戻った。

  • 二俣川までサイクリング

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    神奈川県の運転免許試験場まで行かなくてはならない用事があったため、どうやっていくか考えてみました。電車で行くと、1時間20分くらいかかるようですが、地図で見るといったん横浜駅まででなくてはならず、大変遠回りです。

    よくよく地図を見ると、縦に北上すれば 14km 弱の道のりで到着することがわかりました。歩くと2時間半ということで、おそらく自転車で行けばその半分くらいの時間で行けるはずです。車で行けば、保土ヶ谷バイパスなどを使うと 35 分ほどでつくようですが、日曜日は渋滞が多いので、意外と同程度の時間がかかるかもしれません。また、横浜市というのは大変起伏の多い土地なので、この道のりを自転車で行くのは気合いと根性がいることですが、ちょっとした運動と考えれば悪くないかもしれません。

    ただ、残暑が厳しい中、日差しが強い時に行くのはちょっと骨が折れます。そこで、電車で行こうと思い、近くの駅まで自転車で行こうと思って外に出た瞬間、気持ちのよい風が吹いてきました。これは自転車で行けという、天からの声ではと考え、急遽家に戻り、水筒と帽子を用意して一路サイクリングへと出かけました。

    Google Map で徒歩の道のりを見ると、戸塚、上矢部、緑園都市、南万騎が原と通って二俣川駅前に出れば、目的地まで行けるようです。ただ、これに沿っていくと起伏のことは何にも考えられていないので、当然のことながら急坂に出くわしたりします。こういう見知らぬ道を自転車で行くとき、便利なのが川に沿って移動することです。川沿いの道を行けば、起伏がほとんどないのでだいぶ行程が楽になるはずです。

    戸塚駅まではたまに行く道のりなのでなんともないのですが、ここから先が初めてのルートとなります。Google Map では、上矢部高校の脇を通り、工業団地を通って岡津町へ出るルートが示されていますが、ここは大変起伏の多い土地で、ぐるっと遠回りしていこうと思いました。しかし、西側は「鳥が丘」という地区で、丘という名前からして高くなっていそうな感じがします。

    ちなみに、高校時代の古典で、昔は「鳥葬」といって、山や丘に死体をおいておき、鳥に遺体を食べさせて遺体を処理してもらうやりかたがあり (今でもチベットでは残っているようですね)、その名残で「鳥」がつく山や丘などの地名はお墓や葬儀場があることが多いということを習いましたが、地図を見ると案の定、ここにも戸塚斎場なるものがあるようです。実際にウェブで調べてみると、ここは昔鳥葬が行われていたようです。

    一方東側はいったん東海道線を越えなくてはならないようで、これも面倒です。そこでしかたなく上矢部高校の脇を登っていくことにしました。高校の脇を通って工業団地を過ぎると瀬谷柏尾道路に出ます。どこかで右に曲がって川を渡るのですが、ひたすら自転車をこいでいると大きな交差点に出くわしました。ここはどこかと思って Google Map をみると、新橋町西田橋という交差点に来ていて、ここを右に曲がって緑園都市に出ることができるようです。

    緑園都市まではこれまた坂が多く、頑張って登っていきましたが、住宅地に入ってもまだまだ起伏が多く、このあたりでちょっとやめておけばよかったとも思いました。しかし、ここで自転車を降りて電車に乗ってしまうとあとが面倒だと思い、緑園6丁目までいくと広い道になり、快適にサイクリングができるようになりました。

    その後、南万騎が原の駅前にあるそうてつローゼンの横を通り、新幹線の高架下をくぐったあと、相模鉄道本線といずみ野線が交わるあたりの陸橋を越え、厚木街道に出て、駅前から試験場へと向かいました。この間、全行程が1時間15分で、坂道を上ったことや、途中で止まって地図を見たことなどを考えると、まあ妥当なペースでしょう。

    日曜日ということで、混んでいるかと思いきや、3時過ぎということで、一段落した感じで、用事はすぐに終わり、再びサイクリングに向かいました。

    今度は旭区民文化センターの脇の踏切から相鉄本線を越え、そのあとで西友の横を通り、万騎が原交番前の交差点を通ってから南万騎が原の駅前に行きました。ここでアイスコーヒーとおはぎを買い、一休みをしたあと、来た道とほとんど同じルートで瀬谷柏尾道路まで出ました。来るときは工業団地入り口の T 字路を曲がってこの道に入ったのですが、帰りはここを曲がらずにそのまままっすぐに行くことにし、国道1号線までまっすぐに走りました。その後しばらく国道1号線を走ったあと、吉田大橋の交差点で左に曲がり、あとはおなじみの道を通って家に帰りました。帰りは地図を見る時間が少なかったからか、15分ほど休憩したにもかかわらず1時間20分で家に着きました。

    ということで、電車に乗るのとほぼ同じ時間で、自転車を使って二俣川まで往復できることがわかりました。往復二時間でいい運動ができたとともに、割と近くの町を散策することができました。

    ただ、全体として言えるのは日本の道路というのは概して狭くて不便だということです。見通しは悪いし、道案内も不十分だし、歩道も中途半端だし、構造上渋滞するようなつくりが多々あるし、電柱は邪魔だし、路駐は多いし、踏切は多いしということで、なんでこんなに使いづらいものが何十年も放っておかれるのかと思うと不思議でなりません。田舎の誰も通らないような土地に立派な道路を造るよりも、都会やこういった住宅地の不便な道路をもっと使いやすくしてほしいと切に願いたいです。しかし、一票の格差が田舎に有利な状況で、このような改善が将来見込めるかといえば、残念ながら無理といわざるを得ないのかもしれません。

  • 小さな会社・儲けのルール

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    小さな会社・儲けのルール―ランチェスター経営7つの成功戦略を読みました。小さな会社が儲けるためにというテーマで書かれていますが、お金を儲けるためのエッセンスが込められていると思いました。

    会社を起業して事業を行っていく上で、大事なのは売り上げを確保し、利益を確実に得ていくことで、企業のための手続きや法務関連のことは他の本で勉強してほしいということを最初に宣言しています。その上で、「ランチェスター第一法則」と「ランチェスター第二法則」を紹介し、それぞれ次のように説明しています。

    ランチェスター第一法則:
    攻撃力 = 兵力数 * 武器性能
    射程距離の短い兵器を使っての接近戦や体当たり線では、攻撃側および守備側の戦死者や損害は一対一となる。

    ランチェスター第二法則:
    攻撃力 = 兵力数 ^2 * 武器性能
    射程距離の長い兵器を使った戦いでは、戦力の強い方の兵力が二乗で強化される。

    この兵力に関する考察を、そのまま営業にあてはめ、規模の小さな会社が生き残るためには、一騎打ちでの直接的な販売を仕掛けるのがよいとしています。すなわち、ある特殊な用途やニッチなすき間を狙った商品をピンポイントで、直接ユーザーにアピールするのがよいということになります。それに対して、大企業や既に市場で優位な立場にある企業は、広域で大多数の人々にアピールできるような商品を代理店などの複数チャネルを使って大々的に宣伝していくことで、その営業力が事情で強化されるということになります。

    この法則の説明以後、本書ではいかに独立後の小さな会社が生き延びていくかの具体的なやり方を述べていき、都会で三番とか四番になるよりも、田舎で一番になる方がよいとか、営業範囲や商品数はしぼるべきであるとか、ファックスや名刺、手紙、メール、ウェブなどで積極的に事業を説明していくべきだとか、挨拶や礼状をきちんと送っていくのがよいというようなことを説明しています。考えてみれば、商売をする上で至極当たり前のことを述べているだけですが、具体的な事例も折々紹介されているので、説得力があります。

    独立して起業したい人や、小さな会社に勤める人のみならず、大きな会社で勤める人にとっても参考になる本です。また、起業家だけでなく、営業職の人はもちろん、マーケティングや開発の人々にも多く学ぶところのある本ではないでしょうか。

  • 小田原丼

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    出張からのかえり、小田原で降りて、小田原丼なるものを食べてみました。


    地域の食材を利用して、季節の魚をさしみにしたものと、梅干し、かまぼこ、ちくわ、アジをフライにしてタレをかけたものがご飯の上に乗っかっていました。


    器は漆塗りのどんぶり、箸と箸置きは箱根の寄木細工でつくったもので、小田原丼を注文した人だけがこれらを使えるようになっていました。

    神奈川県に通算20年以上住んでいますが、このような伝統工芸およびメニューがあるということなどはちっとも知りませんでした。

    お店の人に聞いてみると、それぞれの店でそれぞれの小田原丼があるそうです。いろいろと今後試してみたいと思いました。