日本に帰ってきて半年が経ち、何となく違和感を感じて生活していると、ちょうどその説明として「我が意を得たり」とおもうようなブログのエントリーを、海部美知さんが書かれていました。
パラダイス鎖国な人々に忍び寄る「ゆるやかな危機」
http://d.hatena.ne.jp/michikaifu/20100220/1266654642
シリコンバレーに住んでいるからこそ見える日本の危機を、海部さんがずばり指摘しています。数ヶ月前までは同じような目線で自分も見ていた上で、今の日本での生活を送っているので、彼女の言うことが非常によくわかり、納得がいきます。
彼女の場合、ご専門の携帯市場や今何かと話題の自動車について主に語っていますが、これらだけでなく、住み始めてみるといろいろなところで日本独自の動きみたいなものがみえてきます。それでなくとも、なんとなく、自分がアメリカに約6年間住んでいて当たり前だと思っていたことが、日本では当たり前でなかったり、その逆に日本では当たり前のことが、外国では当たり前でなかったり、「まさかそうはならないだろう」と思うと実際にそうなったりということがよくあります。
たとえば、アメリカのかなり多くの週や EU 全体ではもう既に公共の場や飲食店での喫煙は禁止されていますが、日本ではまだ多くの場所が煙たくなってしまっています。(もっとも、日本でも受動喫煙をなるべく抑制しようという動きは出ているようですが)欧米市場ではすっかり見なくなった折りたたみ式携帯電話が日本では主流です。シルバーシートの周りで携帯電話の電源を切ってくださいと言う主張も日本だけです。携帯電話が原因で、ペースメーカーが誤作動したというような情報は、グーグルでちょっと検索してみると未だに存在せず、「かもしれない」というような指摘は、1997年から現在に渡って繰り広げられているようです。
別に日本のやり方が優れているとか劣っているとかいうつもりはありません。ただ、あまりにも日本独自のやり方に固執していると、やがて世界の潮流からおいていかれるのではと言う気がしてなりません。海部さんが懸念されている携帯電話の分野もそうですが、日本のメーカー製の商品は海外で見かける機会が減りつつあります。かつては海外でも見られた日本メーカー製のパソコンは、今では東芝と Fujitsu Siemens くらいになってしまいましたし、テレビもだいぶ日本メーカー製の割合が減ってきました。結構深刻な事態に入ってきているのではという気がします。



