年収2000万の仕事術―高収入の秘密、すべて教えますを読んだ。著者の柴田英寿氏が非常に丁寧にわかりやすく年収2000万円を目指すやり方を説いている。
そのやり方とは、給料と不労所得をあわせて稼いで、2000万円を目指すというものである。給料は頑張っても上がらないなら転職を考え、不労所得は、投資やアフィリエイト、出版、講演での稼ぎを意味し、それらを使って何も体を使わなくても頭を使って効率的に稼げば良いと書いている。
こういう本を書けるわけだから、当然柴田氏はそれなりの収入を得ておられるのだと思うのだが、だからといってそれを鼻にかけるようなところはいっさいなく、非常に物腰が丁寧で、やさしい言葉遣いで訴えかけてくるような書き方が、この本を心地よく読ませてくれる。
そんな彼が勧めるのが、ブログを書くことで、特に面白いのが「が」の使用を控えるようにするという書き方である。「が」というのは便利な文字でいろいろな用途に使えるのだが、その一方で言葉と言葉や文と文の関係をわかりづらくしてしまいがちになる。そこで、「が」を使う代わりにほかの表現を使ってみるというトレーニングを勧めている。自分も実際学生時代に「の」という文字が大変ややこしいと思った経験から、その後「の」を使わないで関係をより具体的に示す言葉を用いるように心がけているが、柴田氏の「が」を使わないトレーニングもこの考え方の延長になるといえる。今後は自分自身でこれらの文字の使い方に気をつけていきたいと思った。
また、本書の中でたくさんの本が紹介されており、柴田氏がそれらをさりげなく紹介していると、こちらも読みたくなってきてしまう。以下に備忘録がわりに自分が興味を持った本を書いておくことにする。過去に読んでもう内容を忘れてしまったものもあるが、もう一度読み返してみたいことには変わりない。
ドラッカー名著集8 ポスト資本主義社会 (ドラッカー名著集)
イノベーションのジレンマ―技術革新が巨大企業を滅ぼすとき (Harvard business school press)
サラリーマンでも「大家さん」になれる46の秘訣―実践版 利回りがすべてのアパート・マンション経営入門 (実日ビジネス)
ビジネスマンの父より息子への30通の手紙 新潮文庫 (新潮文庫)
実際に柴田氏に何度かお会いしたことがあるが、非常に気さくで、自分のような大して名も実績もないような人間にも誠実に丁寧に接していただける。大変に実直でかつキレのある人というのが柴田氏の印象である。こういう人の生き方および考え方というのは、本当に学ぶところが大きいと思う。



