ロンドン時間で6時に到着予定のバスがなぜか5時前にはついた。 眠い目をこすりながらVICTORIA COACH STATIONから鉄道の駅のほうに あるいてむかった。願わくばここでもう一泊くらいしていきたい。 何しろロンドンには一泊しかしていない。
VICTORIA STATIONはまだしまっていた。愕然とした。鉄道の駅は どうやら6時くらいにならないと開かないらしい。地下鉄の駅などは、 日曜日は6時40分くらいにやっと開くという。鉄道の駅のほうが、 24時間開いていて、店なども開いているかと思ったが、その期待は 大きく外れた。COACH STATIONで寝ておけばよかった。
地下鉄の駅が開くまでうろうろしていた。眠い。しかし眠るところがない。 ぼーっとしていると怪しい宗教関係者や浮浪者がよってくる。 やがて地下鉄の駅が開くと、みんな一斉にそちらに流れていった。
PICADELY LINEのプラットホームに立つと、向こうから一人の日本人が 驚いた顔をしてやってきた。ぼーっとしたあたまでこの顔が誰かを 判別するのに2、3秒かかった。早稲田の寺島君である。なぜこんなとこに いるのかと、お互い確認しあったところ、彼はAIR FRANCEでHEATHROW AIRPORT から日本に向かうのだという。空港に向かう電車の中で、メールを書いていた。
寺島君ともう一人の連れ、小笠原君は9時20分くらいの飛行機で出発だという。 HEATHROW AIRPORTに電車がついたのは8時をちょっと過ぎたころであった。 駅につくや彼らはとびだしていき、あっという間に影も形も見えなくなった。
まったくおもしろいものである。やはりこの時期たくさんの日本人が 海外にでるため、一人くらいこうして誰か知り合いにあわないかと期待は していた。いままでずーっと知り合いにも、また知り合いを知っているという 人にもあわなかった。ヨーロッパ滞在最後の日で友人に会うとは面白いものである。
TERMINAL3にいき、はやばやとチェックインして重い荷物と別れたあと、 バーガーキングで朝ごはんを食べた。もう手元には4ポンドと少ししかない。 2ドル80セントのWHOPPERのMEAL SETは結構な出費ではあるが、しかし ここでコインを使わないことにはもう換金できないので、つかってしまう。
そのあとベンチで寝て時間を過ごし、10時半にゲートをくぐって 飛行機に乗り込んだ。GULF AIRはジャンボジェットをもっていないらしく、 いつもエアバスか、ボーイングの中型機である。今回もGULF AIRにしては 大きいAIRBUS 340だった。さすがに日本人は誰一人としてみられない。 座席にある、GOLDEN FALCONという冊子を見てみると、どうやらこの航空会社、 バーレーン、カタール、オマーンなどの国々のNATIONAL AIRLINEと 書いてあるのでその辺の国々の共同出資の会社か何からしい。今回も ドーハとアブダビに止まる。アブダビからバンコク行きの便に乗り換える。
機内で出される食事がまたいい。まず普通通り、飲み物が出されたあと、 食事が出される。羊の肉を使った料理にオリーブの料理が でてきた。それがおわると果物がでてきて、オレンジ、バナナ、 リンゴなどがえらべる。ここが普通の航空会社と違う。食事中にのんだ 赤ワインがまたおいしかった。
イギリス時間の午後6時にちょっと前にドーハについた。ここでアブダビにいく人は そのままのっていればいい。間違えてここで降りてしまう人は大変である。 これをドーハの悲劇と呼ぶことにする。英語のアナウンスが入ったからいいが、 これがもしアラビア語だけだったらと思うとぞーっとする。
ドーハでは2時間ずーっと飛行機の中で待機させられたあと、アブダビに向かった。 離陸してから10分くらいでスチュワーデスがものすごい勢いで 軽食を出し始めた。食べ終わるとあっという間に片づけ始めた。 離陸後20分くらいで着陸体制に入ってきた。結局30分くらいで ドーハからアブダビについてしまった。ものすごい速さで軽食を出した GULF AIRのスチュワーデスはすごいものである。
アブダビのターミナルがまた面白かった。ドーム型の屋根が中央で、 腰のしぼられたような柱で支えられている。その表面には六角形の 模様がついている。一階と二階には円形に色々な免税品点がずらりと 並んでいる。そこの店にはなぜか東南アジアっぽい売り子の人たちが たくさんいた。ぶらぶらと店を見物したあと、GATE1にいき、飛行機に 乗る準備をする。このゲートにPRAYING ROOMというのが設けてあった。 こんなところで何を祈るのかよく分からないが、中東の人々の 宗教心の厚さを思い知る気がした。
飛行機には結構いい席に乗れた。というのも、前の席がなく、壁になっていて、 おもいっきり脚が伸ばせるのである。楽な体制で眠りにつき、 バンコク着を待った。
おわり


