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  • 魚のスープとサメの料理とデザートがおいしい Le Village

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    先日訪れたアンティーブのレストランがあまりにもおいしかったのでまた行ってみました。


    今日のメニューは魚のスープと、サメのロースト、それにデザートでした。


    魚のスープは先日飲んだものと同じで、まずはフランスパンににんにくをすりつけ、この上にマヨネーズベースのクリームをのせ、スープに落とし、スープですくいながら食べます。これが絶妙においしいのです。


    サメのローストもおいしかったです。淡泊な魚肉と薄い味付けが絶妙にマッチしていました。


    食後のデザートには、タルトタタンを選びました。これがまた絶品でした。リンゴの甘さがちょうどよく、舌触りも良く、これがタルト生地と生クリームに見事に絡み合います。


    いいレストランは、何を食べてもおいしいです。

    Le Village
    31 Rue James Close, 06600 Antibes Juan les Pins, France
    +33 4 93 34 19 66 ‎

  • 実は原発が初めてでなかった福島の核との関わり

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    福島県内の福島空港近くに石川町という町がありますが、ここで戦時中にウランの採掘に関わった人たちのことが、ニューヨーク・タイムズで報じられています。

    Fukushima’s Long Link to a Dark Nuclear Past
    http://www.nytimes.com/2011/09/06/world/asia/06abomb.html?_r=1&src=recg

    ここで紹介されている有賀さんと前田さんという方々は、戦時中の少年時代に、マッチ箱くらいの大きさの爆弾で、ニューヨークを壊滅できるような石を採掘しているということを将校か誰かから言われたそうで、戦後いろいろな話を統合すると、あれはウランを採掘していたに違いないと結論づけるようになったということです。そして、つい最近、福島原発の事故の前から、戦時中に日本が原爆開発に着手していたということを学生たちに語り始めてきたところでした。

    記事の最後で戦時中には日本は勝ち続けているという大本営の発表に洗脳され続け、戦後は原発の安全神話に洗脳され続けたと有賀氏が話しているのが印象深いです。

    最近日本は実は戦時中とそんなに変わっていないということをいろいろな方面で見聞きしますが、ここでもその一つの事例が垣間みられる気がします。

  • 空母ジョージ・ワシントン

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    実家の近所の人が原子力空母ジョージ・ワシントンのとある乗組員と友達だというつてで、昨日ジョージ・ワシントンに乗船する機会に恵まれました。なつかしいアメリカの空気を感じながら、今までの人生で最大の船に乗れ、かつ現役で活躍する世界最強ともいわれる第七艦隊に属する人々と戦闘機に間近で接するという大変貴重な体験をすることができました。

    午前6時に横須賀基地に集合ということで、前の日から実家に泊まり込み、4時に起床して朝食後に車に乗り込み、5時45分頃に到着しました。要職を勤める人の友人ということで、VIP 待遇となり、基地に入った後、ジョージ・ワシントンからほど近いところに駐車することができました。

    乗船後、空港と同様なバッグの検査と金属探知器による検査がありました。ただ、アメリカの空港ほど厳しくはなく、わざわざベルトや腕時計を外したり、靴を脱いだりすることまでは求められませんでした。チェック中にテーブルに並べられていたのは、Panasonic の Tough Book で、さすがにこういうところで活躍しているのだと思いました。セキュリティー・チェックの後、耳栓が配られていました。航空ショーの時にこれをするようにということでしたが、しないでみていたらどうなるかも試してみたいと好奇心に駆られました。


    乗船した場所はハンガー・ベイと呼ばれる機体の格納場所で、おそらく小さめのサッカー場が3面くらいとれるのではないかと思うくらいの巨大な空間です。ここにパイプ椅子と舞台が並べられており、端の方にはトイレやキッズスペースも設置されています。


    真正面には星条旗と日の丸がでかでかと掲げられていました。


    ドーナツやクランチーバーやリンゴやオレンジなどの典型的なアメリカのパーティーに出てくる食事と、クリスタルガイザーやゲーターレードなどの水が無料で振る舞われる一方、ジョージ・ワシントンのオリジナルグッズが販売されており、T シャツや、帽子、ピンバッジやこけしなども売られていました。こんな貴重な機会を恵んでくれたことに対する感謝の気持ちも混めて、家族や自分用にこけしや T シャツなどを買いました。


    パイプ椅子に座って待っていると、艦内利用に際する説明が英語と日本語の両方でありました。安全説明のビデオも流れていましたが、Windows ベースで動いているようでした。要は、はしごの上り下りに注意しろということと、迷子になりやすいので、今回のイベントを案内してくれた人 (スポンサー) にくっついていろというものでした。


    説明後は自由に行動ができました。自分たちの場合、スポンサーはとても偉い人なので四六時中一緒にいることができません。そのため、勝手に行動せざるを得ませんでした。最初はハンガー・ベイにいましたが、途中で移動して館長のゲストルームに行き、ここで大半の時間を過ごしました。この部屋には日本とアメリカの友好を示すようなものがたくさん飾られています。


    また、ジョージ・ワシントンという名前にちなんで、初代ジョージ・ワシントン大統領の絵や胸像、直筆の手紙、それに彼が存命中に植えられたと思われる木をベースに作ったジョージ・ワシントンの空母の模型も飾られていました。


    ゲストブックも置いてあり、日本のそれなりの地位にあたる人たちが来ていることがうかがえます。

    船は横須賀港を出た後、東京湾を南下し、房総半島の南に移動していきました。11時から航空ショーを行うということで、そのために太平洋上の何もないところに移動するのだそうです。それまでの間、デッキに出てみることにしました。


    デッキ上がこれまただだっぴろく、さすがに333メートルの全長を誇るだけあり、端から端まで見渡すのが大変なくらいです。


    F/A-18 ベイビー・ホーネットが一機、F/A-18F スーパー・ホーネットが三機が置いてあります。とくに監視している人もいるわけでもないので、近寄ってみて触ってみました。民間の航空機と違い、空気抵抗をなくすための特殊なリベットをつかっています。民間航空機であれば、胴体中央部には丸い頭のリベットが使われ、真っ平らなリベットはコックピット付近など真正面の空気抵抗をもろに受ける部分で飲み使われていますが、さすがにマッハを越える戦闘機となると、ボディー全体に渡って真っ平らなリベットが使われており、お金がかかっていることがこんなところからもうかがえます。


    また、これだけ間近においてあると、ベイビー・ホーネットとスーパー・ホーネットの大きさの違いが一目瞭然でわかります。スーパー・ホーネットの方が大きく、素人目にもなんだか強そうに見えます。


    他にも、E-2 ホークアイや、SH-60F オーシャンホークも搭載されており、マニアにとってはよだれが滴り落ちるような光景なのではないかと思いました。


    東京湾を脱して、房総半島の南側に来ると、さすがに携帯電話の電波が入ったり入らなかったりするようになりました。Google Map で、少し広域の地図をだしておいて、圏外になった時もキャッシュされた地図データで現在地を把握できるようにしておきました。


    また、ハンガー・ベイから戦闘機を出し入れするエレベーターの実演も行われていました。さっきはハンガー・ベイからゲストルームまで行くのに狭いはしごを登らなければなりませんでしたが、これだとデッキとハンガー・ベイの間を瞬時に行き来できます。

    やがて太平洋の何もないところまでくると、航空ショーの準備でデッキ上が慌ただしくなりました。そばにはミサイル駆逐艦ラッセンも近寄ってきていました。


    まず、デッキ上をクルーが歩いて点検した後、カタパルトの動きをチェックしていました。その後まずはオーシャンホークが飛び立っていき、しばらくしてからホークアイも飛んでいきました。


    その後いよいよ三機のスーパー・ホーネットが飛んでいく様子が実演されました。各機、飛び立つ直前に尾翼をゆらゆらと揺らすのですね。


    その後カタパルトの勢いを使って一気に飛んでいきます。100メートルほどで、離陸に必要な数百キロに達するのは本当に圧巻です。


    しばらくすると、上空を飛んでいく二機の姿が見えました。


    さらにしばらくすると、今度はタッチアンドゴーの実演です。普段厚木基地周辺でこれを夜中にやられるとえらく迷惑なのですが、こうやってショートして行われると感動すら覚えます。あの速さで降りてきて、ジョージ・ワシントンのデッキにタッチした後、すぐに離陸するという本当に高度な技です。民間航空機で飛んでいても、数百メートルのモノというのは上空から見ていると点みたいに見えるものですが、それに向って飛んでいき、一瞬タッチしてそれからまた飛んでいくというのは、神業といってもいいくらいなのではと思います。


    このタッチアンドゴーが行われる前に、油断して耳栓を外していました。2マイルくらい離れたところから、館内放送が流れて、ああ飛んでくるのかと思ってみていましたが、近づいてくるとあまりのうるささに耳を指で栓しなければと判断しました。そのくらいの凄まじい爆音です。


    オーシャンホークの実演も行われました。


    航空ショーの後、ミサイル駆逐艦ラッセンによる砲撃実演も行われました。砲撃の瞬間は、花火が打ち上がるみたいな音がしていました。


    使った後のカタパルトはオイルでぬめぬめしていました。


    デモが終わった後は昼ご飯です。こういうアメリカのイベントにありがちなサンドウィッチとチップ類とフルーツの盛り合わせです。アメリカに住んでいた頃を懐かしく感じながら食べました。


    夕食後、うろうろしているとデッキ隣の部屋に行くことができました。ここで各機の配備状況をチェックしているということです。通常は60機が配備されていて、半分以上はバンカーに格納されていて、例のエレベーターでデッキに移動して飛び立つ準備をし、そのたびに実記に対応するコマをうごかしているのだそうです。修理はどこで行うのかと聞いてみたら、デッキ上でもバンカー内でも行うということでした。ちょっとした異常をパイロットが感じたら、デッキ上でチェックするし、日常茶飯事の鳥がぶつかったというようなことでもすぐに確認しているそうです。また、少し手を加えないと行けないような修理はバンカー内で行うということです。


    午後の落ち着いた時間になると、寝出す人々もいましたが、せっかく全米でも1%の人しか乗ったことのない空母に乗れる機会はそう滅多にあるものではありません。ちっとも眠たくならないので、艦内をウロウロとしてみました。はしごは気をつけないと 186cm の自分でも頭をぶつけそうです。もっと背の高い友人の乗組員らはきっと苦労していることでしょう。デッキ上の至る所にヒトデみたいなものが据え付けられています。これでデッキ上の飛行機を結びつけておくようです。また、デッキ上は滑らないようなギザギザの表面で加工されています。


    帰る航路上で落ち着いてから、管制室に行くことができました。ここからデッキ上の全ての様子を見下ろして把握できます。ここに招待してくれた方が勤務しているので、お礼に用意した本と、今回の機会をいただいたこと、こうやって我々を防衛してくれていること、そして震災時に助けてくれたことに対する感謝を書いたカードを渡しました。

    それにしてもアメリカ海軍のオープンさには驚かされます。他の国の軍隊ですと、そもそもこういう家族や友人を招く機会というのもそんなにないですし、あったとしてもここまで公開することはないでしょう。とくに日本の場合、隠蔽体質は悪質とも思えるほどいろいろな組織にはびこっていて、政府関係や防衛関係はなおさらたちが悪いです。いろいろと賛否はありますが、ここまでオープンにしてくれるのであれば、やはりアメリカが世界の警察としての機能を果たす方がいろいろな意味で都合がいいと思いました。これがどこかの国が同規模の軍事力を持った場合には、何をしでかすかわかりません。

    実際に、北朝鮮が何か怪しいことをやっている時も、このジョージ・ワシントンが黄海に向うとピタリと静かになります。たしかにどこかの政党がいっているように、こういった軍事費を他のことに使えばもっと福祉やら手当やらが充実するということはいえるかもしれません。しかしそうした党の党首がそういうことを訴えている時は、まわりにボディーガードがついているわけですから、やはり抑止力というものを考えなければならないということでしょう。

    ということを考えると、このようなオープンなイベントというのはそれなりに意義のあることだと思いました。

    下船後、帰り際に星条旗を降納するところに向って敬礼をして直立不動の姿をとる何名かの兵士の姿が見えました。艦内で下官が上官に向ってこのような直立不動で敬礼をする姿は見られなかったので、このときになって、ようやく軍隊らしい兵士の姿を見ることができたと思うと同時に、実はこれこそがアメリカの強さではないかと思いました。すなわち、自分が忠誠を抱く国家に対する絶対的な信頼と敬愛です。日本だと上官の命令に従うことが絶対視されがちで、本来の目的である国家が忘れられることもしばしばで、そのために組織ぐるみで私利私欲を追求する事態に発展することがよくありますが、アメリカだと、このように人よりも抽象概念である国家に対して、絶対的な服従と敬愛を示すところが、本質をとらえて真の目的を遂行することにつながるのではないかと思いました。

  • グーグルによるモトローラの買収

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    グーグルがモトローラ・モビリティを買収するというニュースが飛び込んできました。

    Google to buy Motorola Mobility for $12.5B
    http://news.cnet.com/8301-1035_3-20092362-94/google-to-buy-motorola-mobility-for-$12.5b/

    元々モトローラという会社は A/D 変換と呼ばれる、アナログ・デジタル変換技術が優れていた会社で、アナログ信号をデジタル変換し、デジタル処理するユニットの製造には定評がありました。実際にそうした技術的バックグランドを持つためかモトローラ製の携帯電話の音はすばらしく、アメリカにいた時に最初のノキアの携帯電話からモトローラの Razr に切り替えたら、段違いに落ちが良くなり、通話しやすくなりました。

    そんなモトローラも携帯電話市場でのポジショニングはだんだんと苦しくなってきていて、Android 対応の Droid シリーズを出していましたが、Samsung や HTC のような勢いは感じられませんでした。

    そのような状況にあったモトローラをグーグルが買収するというのはとても興味深いです。

    まず、グーグルが携帯電話用の OS のみならずハードウェアも持つようになり、これでようやくアップルのようにソフトとハードの両方を自社開発できるようになったわけです。これにより、グーグルは Android を自社製端末用に思う存分最適化できるわけで、アップルのようにソフトとハードを一体化した開発を行うことで、他社がマネできないような製品開発ができるようになります。こうなると映画監督のようなスティーブ・ジョブズが絶大な決定権を持つアップルのやり方と、合議制で決まっていくグーグルのやり方がどのように市場で生き延びていくかの比較が俄然面白くなってきます。

    また、モトローラの持つハードウェア技術と、グーグルが持つソフトウェア技術が融合した結果、携帯電話のみならず新たなガジェットが世に出てくるのではないかという期待を抱かずに入られません。たとえば今までは大しておもしろくなかったラジオのデジタル化が、今後はグーグルによって新たなコンテンツを伴ったおもしろいものになるということも考えられます。

    もともとモトローラも日本の電機メーカー各社も携帯電話が出始めた初期の頃は圧倒的な強さを持っていたわけですが、昨今はその勢いは完全になくなってしまい、日本の各メーカーも単独では携帯電話事業が継続できなくなってきています。モトローラがグーグルに買収されるとなると、日本メーカーの立場はますます厳しくなるのではと思います。

  • 50年で進化した自動車の安全性

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    米国道路安全保険協会 (Insurance Institute for Highway Safety, IIHS) が創立50周年を記念して、シボレーの1959年モデルと2009年モデルを正面衝突させた実験を行っており、そのビデオがシボレー関連のニュースを集めたサイトで見られます。

    Vehicle Safety Has Come A Long Way In 50 Years
    http://www.chevroletinthenews.com/vehicle-safety-has-come-a-long-way-in-50-years/

    自動車の安全性は、当局の規制や保険会社からの評価、メーカー側の自主的な努力などにより、新モデルのリリースごとに高まっていますが、このビデオを見ることで、過去半世紀の安全性の向上が顕著に見られます。すなわち、マリブの2009年モデルの方は、ボンネット部分を中心に車の前方部にダメージが集中していますが、1959年モデルの方は、車全体としてダメージを受けており、車体の変形が後部座席にまで及んでいます。また、中に座っていたマネキンは2009年モデルの方はエアバッグによって守られていて、膝の辺りをちょっとぶつけたくらいですんでいますが、1959年モデルに乗っていたマネキンの方は、車体の変形をもろに受け、人間だったら即死の状態になっています。

    これはアメ車の話ではありますが、日本車でもこのような安全性の向上は見られています。かつては1万人以上を越えていた交通事故死亡者の数が、現在では5千人を切るようになってきています。飲酒運転に対する意識の向上、シートベルト着用率の上昇、救急医療体制の充実等による寄与もあるでしょうが、自動車自体の安全性の向上も大きな要素になっているのではないでしょうか。実際に今街を走っている車を見ると、かつては多く見られたハードトップと呼ばれるドアの枠のない車が現在ほとんど見られなくなりました。

    自動車業界では、このように目覚ましい安全性向上が見られているのに対して、同様の安全性向上の努力が原子力業界で見られたかというと、残念ながら3月11日の震災以降に、そうはならなかったということが明らかになりました。原発の場合、人々が反対しようが賛成しようが、今までの発電のために使われてきた使用済み核燃料はとにかく残り続けるわけで、今回の震災でも、使用済み核燃料を「一時的に」建屋の中のプールに溜め込んでいたために、甚大な被害が出てしまっています。今後のエネルギー政策を論じるとともに、使用済み核燃料をどうやって安全に数万年もの間冷却して保管し続けるかをも考えなければなりません。自動車の安全性と原発とりわけ使用済み核燃料の安全性を同列に扱うことは無理があるかもしれませんが、自動車の安全性向上をもたらした技術革新やノウハウの伝授、組織の管理体制、国と民間企業の関係などは参考になるのではないかと思います。

  • テレビで絶対に報じられない節電対策

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    暑い日が続く中、節電で空調を利用しないがために熱中症で倒れる人、亡くなってしまう方が増えており、今回の震災がもたらした影響がここまで来てしまっているかと思うとやりきれない気持ちになります。まあしかし、何十年という自民党長期政権を許してきたために、政官財さらにはマスコミと御用学者の癒着体制ができてしまったのは、選挙で自民党に政権を許し続けてきた国民のつけとも言えます。結果的にそうした癒着が「原子力村」を作ってしまい、今回の福島第一原発の「想定外」の事故、ひいてはそれに続く電力不足と節電体制ができてしまったという点では、結局は国民の自業自得ということなのかもしれません。

    しかしその節電体制も本気ではないのではという気がしています。たとえば、

    震災復興に向けた緊急対策の推進について
    http://www.nri.co.jp/news/2011/110415_1.html

    を見ますと、白熱電球や液晶テレビの電源を切った方が、エアコンの電源を切るよりも節電効果が高いことがわかります。なのになぜ白熱電球を蛍光灯に切り替えましょうとか、テレビの電源を消しましょうといったような報道がなされないのかが不思議です。

    また、公共の場での節電も甘いです。エスカレーターやエレベーターが停止しているのにも関わらず、信号器の LED 化や、照明の蛍光灯化や LED 化が進んでいないのも気になります。2000年代はじめにカリフォルニアで停電した時に州内のほとんど全ての信号機が LED 化した時と比べると大違いです。なんでこういったこともマスコミで報じられないのか、気になります。

  • コクピットもペーパーレスの時代

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    ニューヨーク・タイムズで、パイロットたちがコクピットで iPad を使い始めていると報じられています。

    The Paperless Cockpit
    http://www.nytimes.com/2011/07/05/business/05pilots.html?_r=1

    空港などでパイロットが四角い箱を持ち歩いているのを見かけますが、実はあの中は分厚いマニュアル類で、40パウンド、すなわち18キログラムにもなるそうです。それだけ重ければ持ち運ぶ時に身体に負担がかかりますし、棚に上げる時に肩や腰を痛めることにもなりかねません。また、コクピット内で調べものをする時にいちいちページをめくって知りたいことを検索しなければならないため、余計に時間がかかってしまいます。緊急事態が発生した時に、ページをめくっていながらあっという間に3、4分経ってしまうというのは大変まずく、永遠の時間のように感じられます。

    パイロットたちもこれまでに様々なデジタル機器を試してきましたが、どうやら iPad が携帯性および操作性の点で文句なしということのようです。18 キロの重さが 680 グラムにおさまることから、パイロットへの身体の負担のみならず、軽量化による航空機の燃料効率の良さにもつながります。また、データの検索機能や連携機能も優れていますし、紙だといちいちフォルダーの中身を入れ替えないといけないのに対して、iPad であれば最新データをダウンロードするだけですみます。

    こういったペーパーレス化は、今後他の分野でも進んで行くことでしょう。

  • ボーイング 787 のお迎え

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    朝いつもよりも30分早く起きて、日本に初飛行するボーイング 787 ドリームライナーを見るために、羽田空港に行きました。まるで夏休みに鉄道を見に行く小学生のような気分でしたが、何回かシアトルに行って工場を見たり、関係者から話を聞いたりと、かねがね期待していた新型だけあって、どうしても見に行かねばと思いました。


    出発する前にネットで調べてみると、A 滑走路すなわち 34L と、C 滑走路すなわち 34R と、どちらに着陸するかで議論がありましたが、どこかで誰かが 34L にやってくるので国際線ターミナルがよいと書いていたのを頼りに、国際線ターミナルの5階の展望台で見てみることにしました。


    6時ちょっと前に到着すると、既に多数の人々が来ていました。東京湾側の方角から飛んでくるはずなので、そちらの端に陣取り、一つの iPhone で Twitter を、もう一つの iPhone で、Ustream の動画を写し出しておきながら、撮影準備をしました。一眼レフで巨大な望遠レンズを持って構えている人や、無線で管制の交信の様子を聞いている人も多く見られました。


    6時20分過ぎに、東京湾の上空に点が見え、やがて 34R に向う 787 の姿が見えました。第二ターミナルに行っておけば良かったと後悔しつつも、シアトルでのボーイング工場見学以来の再会に胸をときめかせながらシャッターを押しました。あっという間の出来事でしたが、遠くからでも 787 の特徴的な翼がなんとなくわかりました。


    シアトルの工場で見たときは製造途中だったあの飛行機がこうやって再会し、間近で見られるようになったと思うと感動的でした。この時はもちろん工場内での 787 を撮影することはできませんでしたが、車を駐車場に止めた際に、787 のユニットを輸送する Dreamlifter と呼ばれる 747 を改造した運搬用機が離陸するところが見られたのでラッキーでした。

    早く実際の 787 に乗ってみたいものです。

    下記の YouTube の動画では、HD の高画像で着陸した 787 の様子が分かります。

  • 家庭用セットトップボックスが使用電力の最大をしめるようになっている

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    アメリカの家庭では、ケーブルテレビなどを受信するためのセットトップボックスが、冷蔵庫を抜いて、家庭の中で一番電力を消費する電化製品になっているようです。

    Atop TV Sets, a Power Drain That Runs Nonstop
    http://www.nytimes.com/2011/06/26/us/26cable.html?_r=1

    こうしたセットトップボックスは、もともとは本来のチューナーとしての機能しかついていませんでしたが、徐々に高機能化し、やがてハードディスクや DVD もつくようになり、それに伴い消費電力が上がるようになっています。自分も2003年にアメリカに行った時は、セットトップボックスについている機能はチューナーしかありませんでしたが、2009年に帰国する際には、やはり高機能化していて、ハードディスクがつき、録画できるようになっていました。

    このハードディスクつき録画機能がくせもので、実質パソコンと同じような振る舞いをします。そのため一度スリープモードにしてしまうとそこから立ち上がるのに時間がかかるため、メーカー側は「消費者が待ちきれない」として、スリープモードにさせないようにするため、常にフル稼働の状態が24時間続き、そのために消費電力が上がってしまうということです。

    ヨーロッパでは、消費電力を抑えるべく、スリープモードを備えるような規制が敷かれているのですが、アメリカではそうした動きもなく、上記のような事情により、メーカー側もケーブルテレビ業者側もとくに消費電力を抑える動きは見せていないようです。

    日本でもこの議論はあるていど当てはまるかもしれません。考えてみればケーブルテレビ業者からのセットトップボックスはよく見るとアメリカのモトローラ製だったりしますし、最近はこれ以外にもテレビにハードディスクを備えていたりします。特に、来月に迫った地上波デジタル放送への移行により、旧来のアナログテレビからより大型でただでさえ消費電力が大きい大画面液晶やプラズマに移行が進み、これに伴い家庭での消費電力が上がることが予想されます。したがって、政府としてこの夏の節電を徹底したいのなら、あえて地上波デジタル放送への移行をこのタイミングで行わず、延期するという手もあるかもしれません。

    もっとも、現在アナログとデジタルの二つの設備のためにかえって余分に電力を消費しているということであれば、アナログをきっぱりやめてしまうということも効果的でしょう。そういうことを考えると、地上波デジタル放送以降に伴う、家庭の消費電力の変化がどうなるかについての調査が出ていないのは大変気になるところです。

  • 夏の暑さ対策はどれほどの省エネ効果があるか

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    この夏は原発停止による電力供給の低下に伴い、いかに電気を使わずにあるいは電気を効率的に使うことで、暑さ対応するかが問題となります。そうした中、産業技術総合研究所が興味深いレポートを作成しています。

    夏季における計画停電の影響と空調節電対策の効果を評価
    http://www.aist.go.jp/aist_j/new_research/nr20110621/nr20110621.html

    これは、東京都内の各地域における、街のつくりや自動車の廃熱などをもとに、各地域でどのくらいの温度や湿度の上昇が見込まれ、それとともにどの程度の空調電力需要が起きるかをシミュレーションしたものです。これは、通常夏の電力需要のうち、空調によるものが3割となることから、どのような空調を行うと、電力需要を抑えられるかを調べようと言うものです。

    結果的には興味深いことに、次の点が浮き彫りになっています。

    • 空調設定温度を上げると電力需要低下にかなり貢献できる
    • 窓の日射を遮るのも効果的
    • 打ち水はあまり効果がない
    • サマータイム導入も効果がない。かえって電力需要を高める結果にもなる
    • 計画停電も空調電力低下には貢献しない

    結局のところ、肝となるのは夏の暑い日にいかに消費電力を抑えるかであり、それ以外の日は、橋下大阪府知事が主張するように、電力供給は余っているわけです。逆に言えば、そのときになって、あわてて荒れもこれもと電気を使わないようにしようとするのではなく、今から節電できるものは節電しようと心がけておくことは、準備という点では理にかなっています。しかし、あてずっぽで、やたらめったら節電しようとするのは意味がないということもこのシミュレーションからわかります。

    たとえば、下記のページでも述べられていますが、計画停電をすると、停電しているうちに暑くなった空気を冷やすために、停電が終わったとたんに各家庭で冷房を使うようになり、かえって電力消費が上がってしまうということが予想されます。

    夏季における計画停電の影響と空調(エアコン)節電対策の効果
    http://www.aist-riss.jp/main/modules/product/setsuden.html

    こういった考察をもっとすすめていけば、現在のようにあちこちで節電をして、生活に不便や支障を生じるような事態を食い止め、節電の影響を最小限にできるのではと思います。