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Archive for the Category "Technology"

日本製品が海外で苦戦する理由その1 10月 22

「ガラパゴス化」している日本製品が海外で売れなくなったという声をよく見聞きするようになった。すなわち、日本市場に特化した製品があまりにも日本ローカル市場での独自の発展を遂げてしまい、海外での競争力を失う様子を、ガラパゴス島で独自の進化を遂げた生物種のようであると例える見方であり、独自の進化をとげるだけならまだ良くて、そうした種が安穏としているうちに、世界市場でもまれた競争力のある外来種がやってきて、日本産の種を駆逐してしまう事もよくある。アメリカから帰ってきてまだ半年経っていない今のうちに、これは「ガラパゴス」だと思うものを今後挙げていってみたい。

今日、とある特急電車に乗ったら、足下が窮屈なのに驚いた。特急料金を払うのだから快適に車内でくつろぎたいのだが、足下がつっかえてやり場に困ってしまう。いくら狭い飛行機のエコノミークラスでもここまで足がつっかえる事は、バルクヘッド席くらいなものである。いやおそらくバルクヘッド席の方がまだよいかもしれない。

ひざ部分の空間は問題ない。まあ前の座席の人が椅子を倒さなければつっかえる事もなく、欧米の鉄道でもこの位のスペースは標準的である。だが足下がここまでつっかえて不便に思う事はなかった。

一般的に日本製品の足下の空間スペースの取り方は不十分だと感じる事が多い。日本車に乗るとよく膝や足がつっかえて無理な姿勢を余儀なくされる事がある。アメリカやヨーロッパでは186cmの身長は特異な事でもなく、よく見かける。彼らや彼女たちも、車の空間について自分とおなじような窮屈さを感じるのだろうか。

日本の鉄道技術やサービスが海外に輸出されつつあるが、日本の規格をそのまま持ち込むという訳にもいかないだろう。製品デザインを考える際は、今後は平均的な日本人を想定してしまうと、かえって市場競争力を失ってしまうことにもなりかねない。一見コストがかかるように見えるかもしれないが、身体の小さな人、大きな人、不自由な人も含めた配慮をデザインに取り入れることによって、むしろ競争力がませると言えるかもしれない。