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Archive for the Category "Soccer"

皮肉 8月 20

今週号の TIME で、北朝鮮代表選手たちが、ワールドカップ終了後に拷問をうけ、監督は強制労働を強いられたというような記事が出ていました。しかし、その脇の写真は、まずそういったことが一番あり得なさそうな、チョンテセ選手のものでした。ちょっと調べれば、彼は今ドイツで元気にやっているということがわかるだろうに、編集者がさぼったか、何も知らない人が担当したかということがすぐにわかります。

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帰国〜タイ十日目 7月 11

昨日のタクシーのハラハラドキドキさせる展開に疲れたものの、1時半に起きて、ワールドカップの三位決定戦、ドイツ対ウルグアイ戦を見ました。このタイ旅行期間中、ずっとワールドカップをやっていて、夜中に起きては見ていましたが、帰国の日にも気になってみることにしました。結果的にはドイツが三位になり、期待していた結果になったものの、クローゼが出場せず、新記録を打ち立てるという期待もなくなったため、ちょっとがっかりでした。しかし試合展開はドイツが最初一点入れた後、ウルグアイが逆転したと思ったら、ドイツが二点取るというシーソーゲームとなり、さすがにゲルマン魂を感じさせました。しかし、こういうときにゲルマン魂という言葉をつかうのは日本だけのような気がします。

そのまま起きて、空港に向かいました。空港までの移動が短くて大変助かります。

荷物をチェックインした後、ラウンジでくつろぐことにしました。しかし、ユナイテッドのレッドカーペットクラブメンバーが使えるタイ航空のラウンジは、とても豪華で快適そうでしたが、時間は5時15分にならないと空かないということで、まずはその近くにあったラウンジを利用しました。これは、Priority Pass で入室できました。

しかし中はやはりグレードが劣るというか、非常に必要最低限の設備に止めてあるということで、5時15分を切った時点でタイ航空のラウンジに移動しました。ここではネットもつながり、かつ食べ物も飲み物も充実していて大変よかったです。

ラウンジでくつろいだ後、飛行機に乗り込もうとすると、追加でセキュリティーチェックがありました。どうしてこういう風にアメリカ系の航空会社のセキュリティーは厳しいのだろうかと思いつつも、まあ怪しいやつを排除するには致し方ないかと自分に言い聞かせながら、セキュリティーを通過し、ゲートに向かいました。

なぜか機体が急遽変わったということで、機体はサンフランシスコに向かうボーイング747ではなく、成田経由でシカゴに向かう777でした。ユナイテッドの場合、2,5,2の座席配置になり、真ん中の5の列の通路側をとれないと非常につらいのですが、今回は飛行機の機体の一番後ろから二番目のところで、この部分は2,4,2の配置となっており、4のうちの片側二つをとることができました。そのため、トイレにも行きやすく、意外と快適でした。ただ、エコノミープラスではないぶん、やはり縦方向の座席スペースはつらいものがあります。

成田空港に着くと、勢いでそのまま健康診断室を通り抜けてしまいました。本来なら、旅行中に下痢をしたので、立ち寄るべきでしたが、気づいたときには入国審査場におり、面倒なのでいいかとおもい、もし何かあったら、病院で相談すればいいかと判断しました。

それにしても、入国審査場がえらい混みようでした。政府は日本への観光客を増やそうと必死らしいですが、こんな狭い入国審査場に、こんなに外国人観光客を待たせて印象を悪くするだけではないかと思いました。

入国審査を終え、荷物をとるべく階下に降りると、これがまた異様な混み具合で、一気に日本に帰ってきたことを思い知らされました。本当に日本というのはスペースの使い方が下手くそで、こういうときに本当に疲れます。先進国で、お金があるにもかかわらず、人の流れを制御して快適に移動させようという発想にどうして至らないのか、本当に不思議で、政府がこんな状態で観光客の増加を図っているというのは恥ずかしい限りです。

荷物を全部取り終えてから、重たいスーツケースは宅急便で送るべく、クロネコヤマトの窓口に行こうと考えました。ここで、変なアイディアがよぎりました。というのも、今回は自宅から往復での依頼をしたので、ひょっとすると行きに荷物を受け取った場所で、発送をお願いするのかもしれないということです。ところがこれは誤りで、カートを押して一生懸命4階のクロネコヤマトのブースまで行くと、申し訳ないが一階のブースを利用してくれといわれ、ショックを受けつつ一階のブースに行きました。まあ往復で利用していなければ、最初から一階のブースを利用していたと思うのですが、今回は往復での宅急便を利用していたので、わざわざ4階まで行ってしまいました。このときもちょっと憤りを感じました。日本人でさえ、案内表式が不十分で、このように迷うのに、外国人観光客はさぞかし苦労するだろうなと、想像に難くありません。

荷物を手放した後、成田エキスプレスを利用し、家に帰りました。3時に着陸した後、家に着いたのは7時過ぎで、やはり成田は遠いです。つくづく、期日前投票をしておいてよかったと思いました。

今回のタイ旅行の全日程を無事終えることができました。目標としていた象に乗ること、ダイビング復活を果たすこと、マッサージを受けること、タイ料理を大量に食べることをすべて果たし、結果としては大変満足のいく旅行でした。航空券の手配からホテルの予約まで、すべて自分たちで計画を立て、その場で思いついた行動もとったりしましたが、それはそれで楽しく過ごすことができました。

また、タイの人々のエネルギッシュな躍動感も感じることができました。日本のように法律や慣例でいろいろと縛りが多くなってしまうと、確かにたとえば車に乗るときは、シートベルトをするとか、バイクに乗るときはヘルメットをかぶらなくてはならないとか、規則に従えば安全は確保できますが、一方で誰かが考えたルールに則らざるを得ず、自分たちで主体的に判断して動くということがしづらくなっているように思えます。一方、タイの中では、もちろん発展途上国の中ではだいぶよい方とはいえ、まだまだこうした法律が整備されておらず、そのために、危険なこともあるにはありますが、人々はそんなことにはかまわず、たくましく堂々と生きています。そんなたくましさを見るにつけ、エネルギーをもらって帰ってきた気がしました。ただ、そのエネルギーも、成田空港に降りた瞬間に失われるような気がしたのは、どうもやはり日本が先進国であるにもかかわらず、そうした各場所の快適さを保つという点においては、発展途上国以下の居心地の悪さを感じるからだとおもいます。もっともこれは、自分が神経過敏なのかもしれないですが、それにしても、もうちょっと公共の場の空間の使い方や、大勢の人が集まる場所での、人の流れのマネージメントがよくならないものかと、つくづく思うものです。

フットボールゴルフに挑戦〜タイ八日目 7月 09

サムイ島滞在も今日と明日の二日間だけとなりました。明日はバンコクに戻るので、実質的な活動ができるのは今日が最後です。ダイビングの疲れも思ったよりもないので、うごきまわってみることにしました。


朝食後、まずは前から気になっていた目の前の島へ行ってみることにしました。島には、サムイ島からサンゴの死骸が積み重なってできた道みたいなものができており、朝の潮が引いた時間にはその道がくっきりと見えます。まずは浜沿いにそこまで行って、道伝いに島まで行ってみようと思いました。


しかし、道が浜に接するところまで思ったよりも遠かったので、ショートカットをして、浜からいったん海に入り、道に上陸してみようと思いました。ところが、海に入ると潮の流れが意外に速く、急速に潮が満ち始めていることがわかりました。道を歩いて島に行っている間に、潮が満ちてきて、帰れなくなったら悲惨だと思い、道に上陸したあと写真を撮って、すぐに帰ることにしました。


帰ってからその後何をするかを考え、島のあちこちに案内のあったフットボールゴルフなるものをやってみようということにしました。これは、サッカーボールを蹴りながら、目標のホールに入れるというもので、結構本格的に18ホールあり、ウェブでみた評判も良さそうです。早速電話をしてみると、アクセントの強い人が受け付けて、今だったらあいている、一人600バーツでできる、というようなことを教えてくれました。11時から予約することにし、タクシーを拾ってその場所まで行ってみました。

ついてみると、受付にいたのはスコットランド出身というイギリス人の男性でした。道理でなまりが特徴的なはずです。簡単にルールを教えてもらい、スコアカードをもらうと、ボールを選択することになりました。手縫いのボールはなく、どれも五角形と六角形を貼り付けたボールでした。妻には柔らかめのものを、自分用には少し堅めのものを選ぶと、すぐに1番ホールへと案内されました。


1番ホールで、キャディーともアシスタントもとれるタイ人女性が簡単にコースの説明をしてくれます。1番ホールと書いてある札の脇からボールを蹴り、旗の立っているホールへ蹴ります。このときまでは妻はちっとも乗る気ではなく、あくまで写真撮影にきたというスタンスでした。


まず自分が挑戦してみました。小学生の頃、サッカーの練習が始まる前に、友人たちと「サッカーゴルフ」なるものをやり、遊んでいた頃を思い出します。学校の校庭で、適当な目標物を定め、それに向かって蹴っていき、目標物にボールを当てるまでに蹴った数の少ないものが勝ちというルールでした。結構夢中になって楽しんだことを思い出し、「自分は経験があるのだからいいスコアを出さねば」と気合いを入れました。すると、蹴ったボールはうまいことグリーンに着地するものの、勢いがあって、ごろごろと転がり続け、とんでもない方にいってしまいます。


一方、ビーチサンダルの妻はトーキックでいかにも素人っぽく蹴ります。ただ、勢いがなく、方向はいいのでうまい具合にフェアウェイにボールが収まります。なんだかんだで彼女はパーで納め、自分はボギーでした。

次の2番ホールもそれ以降も自分はボギーやダブルボギーを出し続ける一方、妻は悪くてもパー、普通はバーディーという具合に調子よく進んでいきます。はじめはあまり乗る気でなかった彼女もすっかり乗ってきて、「これ楽しい」と息を弾ませながら次のホールへと進んでいきます。

そのうちに看板が見えてきて、思いっきり蹴らない方がいい、

“Let the ball do the work” (ボールに仕事をさせろ)

という風に書いてあるのが見えます。そうか、自分はやたらめったらサッカーの時のように思い切って力んで蹴っていたのかと、反省し、蹴り方を変えてソフトにしかし方向を定めて蹴るようにしました。すると後半以降調子がよくなってきて、バーディーやイーグルが出るようになりました。

結局終わってみれば、妻が77,自分が70というスコアで、何とかサッカー経験者の面目を保ちました。

全ホール終了後、受付のイギリス人の人と話すと、やはりサッカー経験者の方が力んでうまくいかないことがよくあり、伴ってついてきた女性の方が最初はやる気がないが、やり出したら彼女の方が成績がよいということがよくあるということを教えてくれました。

また、彼は2002年の日韓ワールドカップの際に貧乏旅行で日本に来ていて、そのときに某テレビ局の取材を受け、貧乏にもかかわらず結構いいホテルに泊まらせてくれたり、おいしいものを食べさせてくれたりしていい思いをした、さらにたまにテレビのクルーが「今日はおまえらの泊めるところは用意してやらないぞ」といわれたとき、路上で寝ていたら、あるサラリーマンがやってきて、事情を聞くとホテルに泊まるのに十分なお札をくれて去っていって、彼がホテルに泊まることができた、というような話をしてくれました。

話し終わった後、この後どうするのだというので、飯を食いに行きたいと話すと、近くのビーチ沿いにあるレストランがいいよと勧めてくれました。道ばたでタクシーを待っていると、彼が気を利かせてくれて、バイクに乗せてくれ、スクーターに三人乗りで近くのそのレストランまで運んでくれました。受付の人、どうもありがとう!

ということで、感謝の気持ちを込めて、彼のフットボールゴルフの宣伝をします。おすすめです。

Samui Football Golf
http://www.samuifootballgolf.com/just-for-fun.html


レストランで昼食をとった後、タクシーを拾ってホテルに帰りました。しばらく休憩して、マッサージを受けた後、まだ日が明るいうちに、朝歩いていて気になったシーカヤックに乗ろうと決めました。


シーカヤックは二人で借りて1時間100バーツでした。日が暮れるまでに帰ってくれば、1時間かかるまいと考え、朝は上陸できなかった小島を目指してこぎ、無事上陸できました。

誰もおらず、何となく無人島に降り立った海賊みたいな気分をほんの少しだけ味わいました。


その後元のビーチに戻り、カヤックを返した後、夕食をとることにしました。島で最後の夕食ということで、ビーチで食べることにしました。とても暑い一日で、日が暮れてもまだ暑いので、こういうときはもうお酒を飲むしかないといわんばかりに、マルガリータを頼みました。これがまたものすごくおいしく、グラスの周りの塩をなめながら少しずつたしなみました。ただ、最近アルコールに弱くなり、ワイン一杯でも二日酔いになることを考えて途中で飲むのをやめておきました。それでも、楽しく食事ができました。

ロベルト・バッジオは駒野選手に電話すべき 7月 02

ニューヨーク・タイムズの名物サッカー記者である Rob Hughes 氏が、駒野選手にエールを送っています。

Victory, Defeat and Fate in One Cruel Moment
http://www.nytimes.com/2010/07/01/sports/soccer/01iht-WCSOCCER.html?scp=1&sq=komano&st=cse

記事はおおむね日本代表に好意的で、特に PK を外した駒野選手に同情的です。印象深いのが、1994年のアメリカ大会決勝で PK を外したロベルト・バッジオ氏との比較で、一番最後に氏は駒野選手に電話して、PK を外してもまだまだ次の人生があるさと慰めたらどうかと提案しています。

まあ昔からワールドカップなどの大舞台での PK 戦というのはスター選手が結構外しているもので、そういえばジーコもプラティニも外しているのを思い出します。

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日本対パラグアイ 6月 30

お互いに慎重になっていたためか、あまり積極的に攻めにいかない様子が互いにうかがえました。しかし、個人技で上回るパラグアイが、こぼれ球をよく拾い、かつ日本の自滅的な攻めが余りにも多く、せっかく奪い返したボールがすぐにインターセプトされて、結局ボール支配率は6対4で、パラグアイが上回っていました。

別にパラグアイの選手が飛び抜けて何かできるというわけでもなかったですが、基本であるパスとトラップは非常にしっかりしていて、精度が高かったです。一方、日本の選手は90年代と比べると遥かに凡ミスが減ったとはいえ、まだまだトラップやパスやシュートの精度が落ちるため、自滅するパターンが多かったように思います。

マスコミは、「よくここまで戦った」と手放しで健闘を称える論調が多く、本番前までさんざん批判していたのが嘘のようです。しかし、こういうときこそ弱点や欠点を洗い出して、指摘しないと日本はまだまだ上位には上がれないと思います。

日本経済についてはマスコミは批判的で悲観的な記事を多く論じ、サッカーの日本代表については評価が甘く、肯定的な見方が強くなっています。これが逆になり、日本経済のいいところを積極的に評価し、明るい話題を増やせば、人々の財布のひもが緩んで景気も良くなるでしょうし、一方でサッカー日本代表については、今回課題となって見えてきた、守備のできる選手の層の薄さ、点取り屋の不在、さらには日本サッカー協会と監督の連携や、そもそもの幼少期から高校サッカーおよび大学といった学校での教育と、地域のクラブとの協調などといった問題点を冷静に振り返り、批判していかないと、もっと日本代表が強くならないのではと思います。

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日本対カメルーン 6月 15

1対0で日本が勝ったのは純粋に嬉しいものの、一方でカメルーンのリズムに乗った勢いのある試合展開が見られなくて、残念だった気もします。エトーの動きも封じられていて、思うようにプレーできていないという感がありました。それだけ日本の守備がよく機能していたという評価ができるでしょう。

大会前の岡田監督の采配ぶりには疑問を呈するものが多々ありましたが、今回の試合を見ると、いいタイミングでその場面にふさわしい選手を投入していて、後半の特に危険な時間帯をしのぐことができたと思います。

まずは初戦突破ということで、よかったものの、これから一層気を引き締めて次の試合にのぞんでもらいたいものです。

赤いよだれかけ 11月 15


サッカー日本代表の新ユニフォームが発表されたが、どうも赤いよだれかけみたいなのが気になる。

と思って、ちょっとネットを調べてみたらどうもこのユニフォームに対して違和感を持っている人は多いようだ。お地蔵さんみたいだとか、レッドカードを貼っているとか、違う国の国旗みたいだとか、散々な言われようをしている。

皆さんはどう思いますか。

日本代表対スコットランド代表 10月 10

すっかり世代交代が行われていることを象徴するかのような試合だった。昔からおなじみの選手である、中村俊輔は出ず、稲本は出場していたがきらりと光るプレイが特にあったわけでもなかった。後半になって、選手交替が進むにつれて、展開が面白くなってきた。中村憲剛がボランチでいい展開を見せていたし、今野の左サイドでのあがりもよかった。シュートを決めた本田も一本目のフリーキックはすばらしかったし、動きもよかった。

今回、森本のデビュー戦ということで初めて彼のプレイを見たのだが、非常に期待の持てる選手だと感じた。15歳でJリーグデビューという史上最年少記録を打ち立ててから、だいぶ時間が経っている気もするが、その間に十分に経験とトレーニングを積んできたのだろう。ゴール前で落ち着いてトラップして、180度反転してシュートするプレイは従来の日本人選手には見られなかった芸当で、そのボールタッチの柔らかさと冷静さは代表初プレイとは思えないくらいだった。さすがに世界最高峰のリーグで活躍するだけのことはある。

Jリーグができたおかげで、クラブチームのジュニアチームの活動が充実してきて、有能な選手が中学や高校の部活に所属するよりも、そういったクラブに所属することが多くなった。そのため、以前なら、高校サッカーで全国デビューして、名を知られるようになり、プロデビューするというのが多いパターンだったが、今では高校サッカー出身の代表選手が相対的に少なくなってきている。セルジオ越後氏は毎年高校サッカーがつまらなくなっていると嘆いているが、それは当然のことだろう。むしろ、有能な選手が若い頃から専門的な指導者と環境が整ったクラブチームに所属し、個人技術や戦術や考え方などを学んでいく方が、日本のサッカー界の底上げには望ましい。稲本選手や森本選手はそのもっとも成功した例ではないかと思う。

日本対オランダ 9月 06

日本代表の試合を久しぶりにテレビで見てみた。昔に比べると選手一人一人の技術が随分上がっているなと感じた。ワンタッチでの速いパスまわしや大柄なオランダ選手とのボールの奪い合いなど、90年代の日本代表とは雲泥の差と言ってもいいくらいに向上している。10年前だったら、相手のプレッシャーがきついとパスミスやトラップミスが多発して、あんなに速いパス回しなどは続かなかったし、そもそも一発目のボールタッチで完全に自分のコントロールができる選手は中田くらいなものだった。それが今では代表選手全員が一発目のタッチで自分のボールコントロールを決めている。海外で活躍する選手も増えたせいか、はたまたJリーグがレベルアップしたせいか、競り負けする場面も激減した。中村俊輔も桐光学園にいたときに比べると別人かと思うくらいたくましくなった。16年前にJリーグが発足してから、日本サッカーは確実にレベルアップしていると言える。

だが、相変わらず変わっていないところもある。試合展開の運び方と、決定力不足である。前半非常にいい調子で、オランダの攻撃の芽を摘み、速いパス回しで相手のペナルティーエリア付近へと迫っていくのが何回も見られたが、シュートが枠に入らない。おそらくそういう展開を選手一人一人が120%暗いのペースでやっていたからだろう、後半20分も過ぎると、疲れてきたのか、前線での中盤からフォワード選手のオランダ選手へのプレッシャーが弱まり、オランダ選手一人一人が簡単にボールコントロールできるようになった。プレッシャーがなくなれば、さすがはオランダ選手で、シュートチャンスをしっかりと確実に決めてくる。象徴的だったのが、前半はうまく抑えていたスナイデルの活躍を、後半体力がもたなくなったとたんに抑えられなくなり、彼に二点目を決められたことだろう。

一方のオランダはやはり全体としてのバランスの取り方がうまい。前半は日本が予想以上に健闘していたこともあるだろうが、ある程度日本に自由にやらせていたということもあるかもしれない。一見中盤を日本が制しているように見えるのだが、ゴール前の肝心なところでは確実にシュートコースをディフェンダー陣が抑えきっていた。後半開始後も前半と変わらないペースが続いていたが、日本に疲れが出てくるやいなや、ディフェンダーから中盤、そしてフォワードへのボール回しが非常に素早くなり、シュートチャンスがあれば確実に決めてくる。後半の20分で3点を立て続けに入れてくるのはさすがとしかいいようがない。こういう試合運びと決めるところで確実に決めるという点は、日本がオランダから大いに学ぶべきところだろう。

個人的にはオランダは、フリット、ファンバステン、ライカールトのトリオとクーマンがいた時代からのファンで、88年の欧州選手権制覇以来、ワールドカップを制する日を心待ちにしていたのだが、いっこうにその日がこない。来年こそはと期待したい。

ミュンヘン空港のスポーツバー 10月 15

パリからミュンヘンに移動し、到着したのが午後8時くらいだった。幸いなことに、荷物を受け取って出たすぐのところにあるスポーツバーがおいしいので、そこで夕食をとることにした。

いつもはここでビールを飲みながらシュニッツェルという薄いとんかつを食べるのだが、今日はアップルジュースを飲みながらスパゲティーを食べることにした。これがなかなかおいしかった。

このスポーツバーは、ドイツなので当然年がら年中サッカー中継をテレビで流している。しかしアメリカと違って、スポーツ好きのオヤジたちが、大音量の中継を BGM にわいわいがやがややるのではなく、BGM が聞こえず、話し声も落ち着いていて、家族連れでも問題なく食事を取ることができる。すなわち、雰囲気がいいのだ。

ということで、お勧めの場所です。機会のある方はどうぞ。