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  • コズメル1日目

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    夜中の12時半にサンフランシスコ空港を出発し、現地時間で6時にヒューストン空港に到着した。3時間待機した後11時半にコズメルの空港についた。実際のフライト時間は全部で6時間くらいだったが、待ち時間と異なるタイムゾーンをまたぐことで、やたら時間がかかったように感じる。

    コズメルはメキシコ最大の島というが、そうはいってもやはり小島なので、空港も小さく、滑走路とターミナルがあるだけで、乗客は飛行機とターミナルの間は地面を歩く。飛行機から降りたとたんに南国特有の熱気と湿気が肌を触れるが、不思議とカリフォルニアよりも緯度が低いにも関わらず太陽の光線がギラギラと熱いということはない。きっと湿気のおかげで太陽光線が散乱されているせいだろう。

    シャトルバスでホテルに向かう途中でエメラルドグリーンから水色、青、群青色に色が変わっていく海が見えた。これをみると乗っていたアメリカ人一同が歓喜の声を上げ、南国に来たという気分が高まった。

    シャトルバスが Fiesta Americana についたところで降りた。このホテルは陸の方からコテージ、ホテルのメインビル、道、ビーチという構成になっていて、自分たちはコテージの部屋に泊まることになった。メインビルはオレンジ色のいかにもリゾートっぽいはでな出で立ちで、全室が海の方を見渡せるようになっている。しかし、普段出張でこうした近代的なホテルの部屋に泊まるのは慣れてしまっているので、こういうリゾートではかわったところに泊まってみたいという思いがある。受付で「コテージの部屋が空いている」といわれたが、妻もそれでよいということだったので、二人でその部屋をみてみることにした。

    部屋の中はビジネスホテルとは違う作りになっていておもしろい。ベッド二つとテレビがおかれるのは普通の作りだが、ベランダがあり、そこにハンモックが吊るしてある。これがまた非常に寝心地がよい。また、ベランダ沿いにソファーといすとテーブルがあり、ちょっと窓を開けてくつろぐのには最適な作りになっている。二人ですっかり気に入ってしまった。

    荷物を整理した後で、昼食をとりに海岸沿いに出かけた。ビーチのところにレストランがあり、ここで朝食や昼食がとれる。ビュッフェスタイルの昼食をとることにしたが、Yakimeshi が用意されていて、それなりにおいしかった。気になったのは、なぜかスペイン語の表示では Yakimeshi となっていたのだが、英語の表記では Yakimameshi という変なつづりになっていたことである。

    その後海岸沿いをうろうろしていると、Dive House というダイビング屋をみつけた。どんなダイビングをするのか聞くと、一日$70で、2ボートダイビングだそうだ。相場としては普通だが、何日利用しようが$70で決まっていてディスカウントはないそうだ。とりあえず便利なのでここで明日潜ってみることにした。妻がオープンウォーターのライセンスを取り立てなので、不安があるというと、「それなら練習したらどうか」といわれた。そこでいったん部屋に戻り、荷物を持って再び Dive House にいき、器材のセットをした。この間、スタッフのうちの誰かが、一緒に潜ってチェックダイブみたいなことをするのかと思っていた。ところが待っていても一向に誰も何もしない。そのうちに “Execuse me, may I help you?” と一人が聞いてきたので、誰かが一緒に潜って面倒を見てくれるのではないのかと訪ねると、そうではないという。どうやら勝手にそこらへんで潜ってみろということらしい。それならばと、まず自分がエントリーし、次に妻のBCおよびフィン、マスクの装着を手伝い、水面移動をしてみた。結構流れがあるのに気づいた。オヤビッチャなどの魚が泳いでいるのがみられたがあまりそっちに気を取られることもできない。周囲を見渡したが、潜降を補助するロープも何もない。こういうところでオープンウォーターのライセンスを取り立ての人が潜るのは至難の業である。実際、彼女の体を下から引っ張ったりして試してみたが、かなり無理がある。そうこうしているうちにエントリーポイントから結構流されてしまった。時間も5時までといわれているので、あまり悠長にやっていられない。岸に向かって泳ぎ、エントリーポイントまで移動した後、岸に上がることにした。

    妻は本当に初心者でしかもライセンスをとったのが2年前になるので、たぶんつきっきりで誰かが面倒を見た方がよいと思った。そこでDive House にお願いして明日一人つきっきりで面倒を見てほしいと頼んだ。$45かかるというが、まあ価値はある。

    部屋に戻る途中でホテル備え付けのプールに入り、水遊びを楽しんだ。

    部屋に戻ってシャワーを浴び、夕食はプールの隣のレストランでやはりビュッフェスタイルで食べた。ここで食べたチップと、サルサソースとグアカモーレ (アボカド) がめちゃくちゃおいしく、なぜメキシコ人がたくさんいるカリフォルニアでこの同じ味が出せないのかと不思議に思った。

    ホテルのロビーにて、無料でインターネット接続ができるので、iPhone と MacBook でメールをチェックし、その後部屋にかえって寝た。

  • グランドケイマンへ

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    前日に大急ぎでとったチケットは、サンフランシスコを夜中の12時に出て、ヒューストンおよびマイアミ経由で乗り継ぎ2回を経てグランドケイマンにつくというものだった。マイアミまではコンチネンタルでいくのだが、なんと、ファーストクラスがとれた。しかしファーストクラスといっても、国際線のビジネスクラスみたいなものだったが、それでも快適には変わりない。唯一の難点は、ヒューストンでとまってしまうことである。マイアミまでの直行便だったらさぞかし良かったのにと悔やまれる。

    グランドケイマンの空港は、いかにも地方の空港という感じで、一本の滑走路と、小さなターミナルビルがあるだけだった。といっても、入国審査や税関があるので、必要最低限の設備はあった。

    気になるのは宿とダイビングサービスである。前日に航空券を予約したが、ネットでのホテルの検索は困難を極め、最低のホテル料金が Broc Resort というホテルの $89 であり、しかもそのホテルの今日日曜日の分はすでに空きがなかった。他のホテルでは、$220 というのが最低になっている。観光案内所に行って、空きがないかと探してもらったら、この前のハリケーンのせいで、住民たちが長期の安宿に泊まっているため、全くといっていいほどないらしい。Broc のホテルはどうかと聞いたら、あれは別の島田ということだった。この島で一番安いホテルは結局のところ、Courtyard Marriott の $220 というものであり、この部屋を取らなければ強制送還されるとのことだった。聞くところによると、この島では浜でレンタカーの中で寝泊まりしたり、テントを張ったりするのは法律違反だそうで、必ず滞在者は宿に泊まらないといけないのだという。結局高くても宿に泊まった方が、留置所にとまるよりも安上がりになりそうなので、一番安い Courtyard Marriott の部屋を取ることにした。まあ普段の生活をきりつめるまでである。

    島はイギリス領ということで、車は左側通行である。なぜか日本車が多く、特にトヨタおよびホンダが多い。さすがにモルジブのように「なんとか公園管理所」とか平気で書かれているような車はないが、カローラとか、ウィンダムとか、タウンエースなどの年季の入ったものが走っている。アメ車もみられ、ハンドルは左右どちらでも良いらしい。

    とても風が強く、ハードコンタクトにはものすごくつらい。涙を流して異物を除去しようとすると、隣で運転していたタクシーのおばちゃんに「お前は大丈夫か」と尋ねられた。この風のせいで目がやられていると答えると、あたしもアレルギーで風には弱いのよ、わかるはなど答えてくれた。彼女は車から降りるとき、”Enjoy hospitality, not hospital” と声をかけてくれたしゃれのわかる人である。

    ホテルにチェックインしたが、普段出張でとまるホテルと全く変わりがない。ダイビング旅行といえば、たいていぼろっちい合宿所みたいなところか、コテージのようなところにとまるものと相場が決まっているので、正直言って、あまりリゾートに来た気がしなかった。しかし窓の外には海が見渡せる、いわゆる「オーシャンビュー」な部屋なため、昼間はすごく心地が良い。

    時間はまだ三時を過ぎたところであり、ダイビングショップの予約にはまだ間に合う。部屋の片隅に eithernet ケーブルがあるのを発見し、持って来た iBook をつなげてネットをうろうろしたが、どのダイブ屋をあたれば良いか見当がつかない。階下におりて、フロント近くで観光地によくあるパンフレット類のありったけをもってきて、しばらく物色した。すると、いくつか良さそうな感じのダイブ屋が出て来た。10% オフのクーポンをつけているダイブ屋もあったが、こういうところはたいてい大人数でガイドもあまりよくないので近づかない方が良い。二番目に見つけたダイブ屋が「最大8ダイバーまで」ということをうたっているので、これなら安心できるだろうと思い、電話してみたところ、明日から6日間、大丈夫とのことだった。予約を入れて、明日のダイビングの支度をした。

    気がついたら夕方になっていたので、ホテルの一階にあるレストランで豚肉料理を食べた。ネットでグランドケイマンを訪れた日本人の感想に夜と、飯はまずいということだったが、ここの豚肉の味付けはまあまあだった。

  • マウイダイビング総括

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    今回11本潜って200本記念を迎えるつもりであったが、その夢は一日目にして断たれた。しかし最後の日にクジラ、イルカ、マンタ、サメ、カスミアジを見ることができたので、質の高いダイビングができた。それだけにもう少し長くいて、様々なポイントに行くことができればよかっただろうにと悔やまれる。

    水温は例年よりも下がらず、25度を保っていた。自分は 5mm のウェットのさらに下にハーフのインナーを着ていたが、これでちょうど良いくらいだった。だが、前述したようにウェットスーツを着なくても潜れる人もいるようである。

    マウイ島全体として、日本人観光客は少ない。それでも Lahaina Divers の Shuhei さんによると、ボートの定員 26 名中、だいたい 3, 4 人くらいは日本人ダイバーがいるそうである。残りはほとんど白人ダイバーである。

    Lahaina Divers はこの島で最も大きいダイブショップのようで、朝6時半の集合時間には、にぎわっていたにも関わらず、他の店は閑散としているのが印象的だった。また、スタッフの対応もよく、ボートも快適でボートの質からいえば、二日目に乗った Maui Diamond のものよりもはるかによかった。

    Maui Diamond 自体もしっかりとしたブリーフィングを行っていた。しかしコンディション的には潜れる状態であったがあそこで中止の判断をした船長の判断も立派である。営利的な業者であれば危険を顧みず潜らせたかもしれないが、大事を取って潜らせないというのも立派な判断である。また、その判断に対して誰も文句を言わなかった客自体も素晴らしかった。

    これら二つのダイブ屋に予約を入れてくれた Isana も予約の手配や、中止になったダイビング時の器材を洗ってくれるなど対応はよかった。ただそれだけに、彼らのガイドぶりを一度も見られなかったのは残念である。

    マウイ自体の感想や印象がネット上にあまりない理由の一つは、おそらくまだあまり日本人ダイバーが来ていないからかもしれない。それだけに、もうちょっと長く滞在して、いろいろなポイントを潜れればよかった。

    まあアメリカ本土からだと航空券も安く、短時間で行くことができるので、近いうちにまた訪れたい島である。

  • Maui 5日目

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    いつも通り、6時半に Lahaina Divers に集合した。この日はようやく山から日が昇るのが見えた。いい天気になりそうである。昨日の恵比寿様の祈りが聞いたのだろうか。

    7時過ぎに港を出た。昨日の船よりも断然この Dominion 号の方が速くすすむ。と思ったら途中で減速した。クジラがすぐそこにいるのである。興奮して何枚か写真を撮ってみたが、後で見るとなかなかそれがクジラだと判断するのは難しいものになってしまった。

    45分ほどで Molokini 島に着き、船がとまった。みんなウェットスーツを着ているが、中には水着のまま、ウエイトベルトとナイフを身につけている人もいた。「うわーこの人天然のウェットスーツか。そういえばおなかの周りの脂肪がたくさんあるなあ」と思っていたら、彼が水面を指差し「マンタがいる」というではないか。よく見てみると、水面に1mくらいのマンタが顔を出している。カメラを持っている人々は一斉に海に入り、シュノーケリングで撮影をしていた。自分も負けじと海に入り、何枚か写真を撮った。

    1本目: Tako Flat

    先日船を停めた場所よりもう少し島の内部に入ったところに船が停まっていた。ここからエントリーし、先日の停泊ポイントあたりまで泳ぎ、引き返してきた。透明度は二日前よりもいいようである。

    今日はハワイの州魚であるフムフムヌクヌクアプアア(ムスメハギに似ているが、少し違う) の写真を撮ろうと決めたので、何回か試してみた。彼らはなかなかすばしっこくて、撮影が難しい。他にも、ロウニンアジ、カスミアジのペア、ヨコシマクロダイ、Orangeband Surgeonfish、Hawaiian Whitespotted Toby、Gray Reef Shark などを見た。

    2本目: Reef Ennd

    1本目の後、船が島よりもうちょっとはなれた位置に停泊した。ここからエントリー後、噴火口の外側の渕にそって移動し、途中で引き返し、噴火口内の砂地に移動するというコース取りでマンタを狙うというダイビングだった。

    エントリー直後、Black Triggerfishh というアカモンガラに似ているがもうちょっと真っ黒いモンガラを見ながら潜降、透明度のよさに驚いた。透視度および透明度ともに 30m くらいはありそうかとおもわれる。まずは砂地のガーデンイールを見るが、砂地が 24m くらいだというので、水底に着地はせず、上から撮影した。その後外洋側に向かって移動するが、Racoon  Butterflyfish (チョウハン) や、カスミチョウチョウウオ、Milletseed
    Butterflyfish などの黄色い魚の群れがひらひら舞い踊る姿にしばし見とれていた。

    しばらく移動すると、さっき船の上からマンタを見つけた人が水深23mくらいのところで何かを指している。ガイドの Shuhei さんがそれに近寄っていきこっちに来いというようなサインをしたように見えたので、水深が深くなるのはちょっといただけないと思いつつその場所に近寄ってみたが、何も見えなかった。後で聞いた話によると、2m くらいのバラクーダの老魚が泳いでいたそうである。

    その後ゆっくりと浮上していき、水深 15m ほどのところで階段状の地形を見つけ、「これは与那国の遺跡を思い起こさせるが、こちらは形状から自然にできたに違いない」と思われるものを撮影した。

    その辺りで壁にそって引き返すこととなった。今度は水深 10m くらいを移動していき、先ほどの岩と砂地の境目くらいに戻ってきた。すると Shuhei さんが何かを指差しながらタンクをカンカンならしている。近寄ってみるとマンタがこちらに近づいてくる。今度は 3m くらいあり、けっこうでかい。優雅に水中を移動するその姿はいつ見ても美しいものである。

    興奮冷めやらぬ中、船の下に帰り、ハナビラウツボを発見した。日本ではウツボは大して面白くもないのだが、アメリカでは受けが良いようである。

    船に帰るとみんなの顔はすっかり満足した表情だった。

    Molokini からの帰りがけは、クジラとともに、イルカも見ることができた。一日でクジラ、イルカ、サメ、マンタ、カスミアジ、ロウニンアジを見られるとはなかなか滅多にないことである。予定していた4日間のうち、2日間潜れないという悲しい事態に陥ってしまったにもかかわらず、すっかり満足のいくダイビングができた。しかし、これでもし雨が降らず、コンディションが良ければと思うとちょっと悔やまれる。

  • Maui 4日目

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    6時半に MAALAEA の港にいき、船に乗り込んだ。乗船する船は既に昨日確認していたので、すぐにわかった。乗船後、Isana のカズさんとノウさんに挨拶し、昨日ライセンスをとったばかりというもう一人のお客さんにも挨拶した後、免責の紙にサインした。

    Molokini に向かう途中でブリーフィングがあり、日本語と英語の両方で説明を聞いた。説明を聞いている途中で雨が激しくなってきたが、どっちにしろこれから潜ってぬれるのだからかまわないという気分だった。

    船の進行は遅く、どうみても MAALAEA のほうが Lahaina よりも近いのにも関わらず、昨日の Dominion 号よりも時間がかかって、1時間以上の後にようやく Molokini に着いた。Dominion 号は既に停泊していて、これからまさにダイビングを開始しようかというところである。昨日の Shu さんや、Karen の姿も見え、こちらから手を振ると向こうからもふり返してくれた。

    船はとまるかと思ったら、そのまま動き続け、Molokini の Backside の方までいった。こちらの方が明らかにうねりが少なく、海面は静かである。もしや今回は Backside でのダイビングが楽しめるのか、と思いきや、そのままきた道を引き返してしまった。船を停めるブイがないから、帰るのだという。うねりの状態は、激しくはあるが、最悪というほどでもない。与那国島や、雲見、神子元などではもっと激しい波の状態で潜っているので、おそらく今回も大丈夫だと思われたが、船を停めるところがないから帰るというのは、大変もったいない気がしてならない。まあ他にもライセンス取り立てほやほやの人がいたことを考えると、ドリフトダイビングはこの状況ではきついため、中止という判断になったのだろう。いたしかたあるまい。

    よくよく考えると、昨日例の恵比寿様の祀ってある神社でお祈りをしていなかった。そこで明日こそはダイビングができるようにと、お祈りしてから港を出た。

    Isana の店に帰ると、カズさんとノウさんが器材を洗ってくれた。今回キャンセルになり、結局何もダイビング代を払っていないのにここまでしてくれるとはありがたい限りである。しかも、今日のノウさんの誕生日ディナーパーティーに参加しないかというお誘いまで受けてしまった。

    そこで、午後は差し入れのビールと誕生日プレゼントの花を買いに出かけた。ひな祭りなのでピンクの花を買ったら、喜ばれた。他にもうなぎの真空パックやTシャツ、スリッパ、帽子などをあげている人々がいた。

    夕方は海鮮鍋をつつきながら、ダイビングの話をした。どうも今年は状態が悪いらしく、年末年始にも雨が続き、全く潜れない日が数日間続いたそうである。カズさんの友達はタイからはるばる着たにもかかわらず、全く潜れずに帰ったそうである。まあそれに比べれば自分は少なくとも2本は潜れているからラッキーではあるのだが。

  • Maui 3日目

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    6時半に Lahaina Divers に向かうと、昨日よりも多くの人々がいた。みんな同じ船に乗るのかと思ったら、半数以上はシュノーケリングの人々らしく、すぐに港に向かっていった。残りの人数は24名で、免責事項を記した紙にサインした後、港に向かった。

    その中の一人にキャメロンディアスみたいなモデルみたいな人がいたので、話しかけてみたら、ドイツ出身で現在はストックホルムに住んでいる Karen という名の女性だった。身長は 178cm くらいあるとおもわれるが、驚いたのは裸足の足のサイズが自分とほぼ同じことだった。彼女はノルウェーで流氷ダイビングをやっているらしく、30m 近くあるシロナガスクジラも見たことがあるという。もちろんドライスーツを着て潜るらしいのだが、彼女の細い体でも保温が効くのかと思うと自分もカリフォルニア沿岸の水が寒いとは言ってられないという気分になった。近いうちに潜りにいかねばなるまい。

    船に乗り込むと、20人以上のでっかい欧米人たちが行動できるように機能的に整理された作りになっていた。船の両脇にタンク置き場と座るところがあり、座る椅子の下には一人一人器材がおけるように番号がふってある。この Dominion 号は、スピードも沖縄によくあるスピードボートと同じ暗い出て、40分ほどで Molokini 島に着いた。船は Molokini 島の三日月型の内側に止まった。

    アメリカにいると困るのが、単位系がいまだに古いことである。特に重さは訳が分からない。とりあえず 4kg がほしいのだが、だいたいの重さを計算して、8パウンドをつけ、エントリーとなった。グループは、1番目で、Shu さんが他の日本人の女性と5名のアメリカ人を率いてガイドした。

    1本目: Molokini Crator

    潜降後、島に向かって移動し、ぐるりと一周するコース取りだった。ハワイの海はとても青く、黄色い魚の色がいっそう映えて見える。ハワイの州魚であるフムフムヌクヌクアプアアや、カスミアジのペア二匹、Yellowmargin Moray Eel を見た。透明度は 60 – 80 feet というから、20 m であるが、伊豆の基準ならば 30 m はあるかと思われる。

    2本目: Molokini Crator

    船はそのまま移動せず、違うコースをとることになった。潜降後、さっきとは反対側に向かってぐるりと一周し、Whitetip Shark をサンゴの洞穴の中に見たり、1m ほどのカスミアジを見たりした。

    午後は、Maui Ocean Center という水族館に行くことにした。さっき海の中で見た魚を水槽の中で見るわけである。オトヒメエビの展示してある水槽で、ムチカラマツエビを探そうとしたが、見つけられなかった。はじめからいなかったならば、仕方ないが、もしひっそりといたにもかかわらず、見つけられなかったとすれば、ショックである。

    興味深いのは、ハワイの人々がサメを大切に扱ってきたことである。説明によると、元々ハワイの人々はサメを先祖の生き代わりとみなしていて、特に大きなサメはしばしば神と見なされていたようである。歌やまじないにもサメを大切に扱う部分があり、今でもハワイの人々はサメによる事故が起き、そのサメが撃ち殺されたりすると、とても残念に思うそうである。また、土地柄か漁師は大変名誉ある職としてたたえられ、一人の漁師は自分の息子やその周りの子供たちを一人前の漁師に育てるべく、風向きや潮の流れの読み方、カモメの飛ぶ方向、雲の流れや星の運行などを教えたそうである。一方、漁のための網を作るのも来れまた骨の折れる仕事で、大体半年から1年の年月がかかったそうである。

    Ocean Center にいる間に Isana から電話があり、明日の Lahaina Divers は既に予約がいっぱいだという。そこで、潜りたかったら6時半に Maalaea の港にこなければならない。港はどこかと尋ねたら、Ocean Center の隣の港だそうである。そこで、そのプランに従うことにして、予約をお願いした。Ocean Center からの帰りがけに港の船の場所を確認した。

    Lahaina に帰り、Kobe という日本食レストランで鉄板焼きを食べた。コックが包丁を使っていろいろな芸当をするのだが、いまいち細かいところでの洗練さがない。それでもアメリカ人にはうけている。自分でも面白いと思ったのは、切ったタマネギの輪を重ねて油を注いで火をかけ「火山」だといっているところである。マーガリンをたらして、「溶岩」と称しているのもまた芸が細かい。ちょっと残念だったのは、Hawaiian Sunset というカクテルを飲んでいたら、すぐにみそ汁が出てきたことである。みそ汁は普通どちらかといえば日本では食事の最後にご飯とともにでてくるもので、これによって二日酔いを防ぐ効果があるという習慣がある自分にとってはショックである。周囲の人々がレンゲを使ってあたかもコース料理の前菜のようにみそ汁を飲む中、お椀をもって、箸で具をつまんで食べた。フィレビニョンという肉の味はまあまあだった。

    8時から、マッサージの予約をしてあったので、即座に会計をすませ、ホテルに帰った。部屋に帰るや否や、20代後半くらいの腕っ節の良さそうな白人女性が現れた。ハワイアンエステだから、地元の人がくるのかと思っていたら違っていて、彼女は半年前にニューヨークから来たのだという。ちょっと力が入りすぎるところもあったが、全体的にオイルを体にしみ込ませる感じのマッサージで、終わった後、体全体残りがほぐれた気がした。特に腰痛が嘘のようになくなったのは素晴らしい。

  • Maui 2日目

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    5時半に起床したが、外からは風と雨の激しい音がする。嫌な予感がしつつ、6時半に Lahaina Divers にいって、「死んでも訴えません」という申込書に記入したところ、今日はダイビングはできないという発表があった。

    そこで気分を改め、今日一日陸上での娯楽を楽しむことにしようと決めた。そういえばどこかで7時半に Breakfast Orientation なるものをやっているはずである。クーポンで場所を確かめ、フロントの人に Royal Lahaina Resort はどこかと聞いたところ、地図でその場所を教えてもらった。車で行かなければならないようである。30号線を北上し、それらしきところを左折してみたが、それらしいリゾートみたいな施設は見つからない。途中で行き過ぎたことに気づいて引き返し、ようやく Royal Lahaina Resort に着いたときは8時だった。

    さて、Breakfast Orientation とは、朝食の案内でもするのかと思っていたら、そうではなく、マウイの観光協会の人が、マウイについての案内をするというものである。今日一日陸上での活動を余儀なくされた自分にとってはちょうど良い。コンティネンタル形式の朝食をとっていると、小錦や曙に似た女性の説明員が、PowerPointをつかって、ヘリコプターツアーや、ホエールウォッチング、潜水艦ツアー、日の出ツアー、Luau や最新の劇である Ulalena などのショーの案内をした。しかしこの時点で、日の出ツアーや、Hana 熱帯雨林ツアーは、早朝に出かけなければならないので、もうあきらめるしかない。また、ホエールウォッチングやヘリコプターツアー、山の頂上から自転車で駆け下りるツアーも悪天候のためキャンセルだそうである。しょうがないので、Ulalena と Maui Ocean Center のチケットを買っておいた。

    その後まずはネット接続の手段を得ようと、インターネットカフェを探した。近くには、Buns of Maui という日本の駄菓子屋さんを思わせるような店に入った。Wireless のネットワークはあるかと尋ねると、ないというので、備え付けの PC にて、メールのチェックをした。

    Breakfast Orientation のときに、もう一件インターネットカフェを教えてもらっていたので、CJ’s Deli and Dining という店に向かった。こちらは先ほどの Royal Lahaina Resort の近くにある。ちょうど昼飯どきだったので、ツナサンドウィッチとレモネードを頼んだら、これが両方とも抜群にうまかった。ツナはシーチキンのようなよくある缶詰みたいな味がするものではなく、きちんと調理されたものだった。トーストがちゃんと焼かれている点も良い。また、レモネードもレモンの絞り立ての香りが漂い、とてもよい。同時に、ワイヤレスで快適にネットにつなげるので、非常に素晴らしい店である。

    午後は、ハワイアンエステ・マッサージでもうけてみようかと、いろいろなところを電話し、結局エステは明日受けることにした。気分をかえるためにドライブでもするかと、まずは Maalaea の港に行き、恵比寿様の祀ってある神社を見つけ、明日のダイビングの成功を祈った。その後 Iao Valley というところに向かい、渓谷を流れる水の流れが茶色いのを見つけ、これが海に注ぎ込んで透明度を悪くしているのかと思った。

    夕方から Ulalena というハワイの歴史を踊りと音楽と光で表現する舞台芸術のようなものを鑑賞した。Ulalena とはハワイに吹く貿易風のことで、島の外からいろいろなモノをもたらすとされている。大きな布で溶岩の流れを表したり、精巧に作られた魚の模型を泳がせたり、海の波の様子をドライアイスと青い床で表現したりと凝った演出を行っていた。