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  • 原発所有国を俯瞰して見られる核戦略

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    下記は、原子力発電を行っている国のリストを見てみると、浮かび上がって来る興味深いことがあるという指摘です。

    知らないのは日本人だけ?
    世界の原発保有国の語られざる本音
    http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/6541

    日本では非核三原則なるものがあるために、核兵器についての本格的な議論は避けられてきましたが、実際にこうして原子力発電を推進している国のリストを見ると、原子力発電を行う国は潜在的に核兵器を持てるよう戦略的な準備を行っている可能性が大いにあるということです。

    原子力発電によってできてくるプルトニウムが核兵器に転用できることを考えると、ここで書かれている考察は納得がいきます。

    実際、冷戦時代にアメリカの強い影響力により、日本の原子力発電が押し進められてきたことは、例えば毎日新聞のこの記事でも報じられています。

    特集ワイド:「国策民営」 日本の原子力、戦後史のツケ
    http://mainichi.jp/select/wadai/news/20110420dde012040004000c.html

    となると、冷戦時代のアメリカの、対ソ連用核兵器開発の流れに日本が組み込まれていたと考えれば、アメリカとの結びつきが強かった自民党政権が原子力発電を強力に押し進めてきた背景も納得がいきます。

    また、原子力発電自体は実はウランを使わなくてもできるわけで、トリウムを使うと、現在のウランベースの原子力発電よりも、核廃棄物の量が 1/1000 になるということです。

    中国が独占意欲「トリウム原発」とは
    http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20110225/218599/?P=1

    結局この発電方式でも、核廃棄物が出ることは確かですが、ウランによる原発と違うのは、核兵器に転用できる核廃棄物が出ないということです。逆に言えば、核兵器に使えるからこそ、ウランを使った原子力発電が特に冷戦中に広まったということも考えられます。

    こう考えると、やはり現在の原子力発電というのは、核兵器戦略と表裏一体の政策であり、こうした本音の議論がもっとされるべきではないかと思います。

  • 地熱発電への期待

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    原子力発電よりも二酸化炭素排出量が少なく、しかも今回の震災発生後二日以内で発電が開始できたという地熱発電は、今後日本で積極的に開発すべきではないかと思います。

    原発より強かった 東北の地熱発電所
    http://www.alterna.co.jp/5469

    地熱発電所がなかなか設置されない理由は、

    (1)他のベース電源とのコスト競争、(2)国立公園の開発規制、(3)温泉事業者からの反発

    ということですが、(1) に関しては、今回の福島第一原子力発電所の事故で、原子力発電のコストがえらく高くつくということが証明されたので、問題ないのではと思います。(2) に関しては、政府がヤル気があるかの問題ですし、(3) についても、政治でなんとか調整できるはずです。この時期だからこそ、積極的に同意が得られるはずですし、またそういうリーダーシップを発揮してもらいたいものです。

  • 人類の歩みは前進しているのだろうかと考えさせられる漫画

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    チェルノブイリ原発事故のあとに書かれたマンガが、今回の福島原発事故を受けて、オンラインで無料で読めるようになっています。

    【特別公開】山岸凉子「パエトーン」
    http://usio.feliseed.net/paetone/

    1988年の作品ですが、それから遥かに技術力が上がっているはずの、今現在読んでみても改めて人間が原子力発電を扱うということがいかに難しいかが思い知らされます。それこそ当時の技術からすると、今の iPhone やハイブリッドカーや、薄型大型テレビなどというのは夢のまた夢でした。そういった技術がいくら発展しようとも、扱う人間があまり発展していなかったともいえるのかもしれません。自然の力からすると、人間の科学技術の進歩というのは本当に些細なものに思えてきます。

    そういう意味で、ギリシャ神話の逸話から始まる本作品は象徴的だと思いました。

    (そもそも原子力業界というのは実は保守的で、いくら世の中の技術が上がっていてもそれを積極的に導入せず、今動いているものは下手に新しいものを使ってトラブルを起こすくらいなら何もしない方がいいという風潮もあるという話を、高校時代の友人で、原子力業界に勤めた人に十年くらい前に聞きました。それについてはまたいずれ書きたいと思います。)

  • 福島原発の放射能についての専門家の見解

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    被爆治療の権威が現在の福島原発の放射能の状況について語っています。

    放射能汚染を巡る日本人の誤解と政府の説明責任
    ――チェルノブイリの惨状を知る被曝治療の権威
    ロバート・ゲイル博士に聞く
    http://diamond.jp/articles/-/11772

    彼の説明を読んで非常に納得が行き、自分の思いと一致している気がしました。今の状況であれば、福島原発からの放射線量は原発から近いところは別として、安定して下がってきており、気にするレベルではなく、むしろ政府の説明が下手なために余計な不安と誤解を全世界に与えているというように考えてきましたが、あらためてゲイル博士のインタビューを見て、おおむねその考え方で良いと思いました。

  • クモの糸が人類にもたらす多大な可能性

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    ニューヨーク・タイムズで、クモの糸がもたらす可能性について書かれています。

    The Reinvention of Silk
    http://www.nytimes.com/2011/03/08/science/08silk.html?scp=3&sq=spider&st=cse

    クモの糸と言うのは多種多様な可能性を秘めているようで、鋼よりも強いケーブルをつくったり、ケブラー樹脂よりも防弾力の高い防弾チョッキをつくったり、人工角膜をつくったりなどといったことが可能になる、すごい力を持っています。

    ところが自然界と言うのはそんなに優しいものではなく、人工的にクモの糸をつくると言うのは大変な困難であり、クモが自身の体内にある液体の状態から、体外に放出するときに固形化してネバネバの糸上になるようなプロセスを行っているところを人間がまねしようとしてもできないと言うことです。

    また、クモを大量に飼ってカイコのようにクモの糸を大量生産すると言うわけにも行かず、彼らのえさとなる虫をどうやって確保するかとか、彼ら同士が共食いしないようにするにはどうするかといった悩みどころがあり、絹のような大量生産ができるメドは立っていません。

    下記のページでクモの糸がもたらす可能性がスライドショーで見られますが、今後の研究の進展が楽しみです。
    http://www.nytimes.com/slideshow/2011/03/07/science/08SILK.html