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  • フランス政府による、在日フランス人向けの食のアドバイス

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    フランス政府が在日フランス人向けに福島第一原発事故による食品への影響を考えた上での公報を行っていますが、その日本語訳が下記のサイトで読めます。

    【食品】在日フランス人向け公報・IRSN「食品の汚染に注意」(9月22日発表)
    http://savechild.net/archives/9698.html

    カリフォルニアの某 A 社に勤務する人の Tweet で知ったのですが、なるほどなと思わせる記述が多数あります。

    たとえば、

    ・ 米における放射能の汚染は主に籾殻(もみがら)に溜まる。従って、白米への精製の過程で汚染度はより低くなる。
    ・ 一般に、米は精製の過程で種々のものが混ぜられるため、汚染度の検査を受ける段階での白米は異なる田から収穫された米が混ざったものである可能性がある。このため、米全体の汚染度は下がる可能性がある。

    といった放射能の汚染がどのように伝わるかの具体的な記述があり、かつ各自が判断するための材料にしやすいような情報が含まれているので、対応策を考えやすくなっています。上記でいえば、普通に白米を食べれば問題がなく、玄米を食べるのはちょっと注意したほうがよさそうだとか、大人は玄米を食べてもよいが、将来の影響を考えて子供たちにはなるべく白米を食べてもらうほうがよいといったような判断ができるようになります。

    日本政府もこういう情報の発信の仕方を見習ってほしいものです。

  • 宇宙は本当にひとつなのか

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    宇宙は本当にひとつなのか (ブルーバックス)を読み終えました。ここ10年くらいの観測技術の向上により、宇宙に対する認識が急速に変わってきていることが本書を通してうかがえ、現時点でわかっていることおよびわからないことが明確に整理されています。時折断片的に入ってくる宇宙物理の話題がこうやってまとまると、今後の宇宙に対する認識が今まさに変わろうとしているということがわかります。

    2003年以降、宇宙全体のエネルギーの内訳がわかってきて、原子のエネルギーは実は5パーセントもなく、23パーセントが暗黒物質、73パーセントが暗黒エネルギーでしめられているのだそうです。我々が見ている原子が宇宙を構成するエネルギーの4.4パーセントしかないというのは驚きです。宇宙の大部分は、今まで観測されていない物質やエネルギーでしめられているということがわかってきて、そう考えないと今観測できる現象を説明できないということになっています。たとえば加速度を増して膨張していく宇宙や、宇宙の中に濃淡を作っている銀河団は、暗黒物質や暗黒エネルギーなしでは説明することができず、さらに銀河の構成自体も暗黒物質を仮定しないと成り立たないことがわかってきています。

    では、暗黒物質や暗黒エネルギーは一体なんなのか、それらを見つけようとする実験はどのようなものがあるか、そうした未知なる物質やエネルギーを説明する理論は何かといった話から、タイトルにも通じる多元宇宙、すなわち宇宙がいくつもあるという考え方と、宇宙はもっと多い次元で成り立っているという考え方まで紹介されています。

    この辺りの話になってくると、子供の頃から不思議に思っていた宇宙の外はどうなっているのだろうかとか、マンガで出てくるワープとはどんなものだろうかという知的好奇心を刺激され、童心に帰って読み進むことができました。

    ちょうどこの本を読み終えたら、タイミングよく以下のようなニュースが飛び込んできました。

    ニュートリノは光より速い?
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110923/t10015808011000.html

    興味深い観測結果ではありますが、本当だとすれば物理法則の根底を覆すような事態で、それこそ世紀の大発見となります。ただ、個人的な感想としては、測定機器の誤差や、GPS の精度の問題に帰着していくのではという気がします。

    実際に、CERN のサイト

    OPERA experiment invites scrutiny of unexpected results
    http://public.web.cern.ch/public/

    に行くと、次のような記述があります。

    Given the potential far-reaching consequences of such a result, independent measurements are needed before the effect can either be refuted or firmly established. This is why the OPERA collaboration has decided to open the result to broader scrutiny.

    OPERA チームの人たちとしては、事実としてこういう観測結果が得られたものの、いかなる解釈を与えることもなく冷静に事態を見守り、誰かに追試を行ってもらい今後の行く末を見守りたいということなのでしょう。

  • コリーヌ・ルパージュ氏による励ましの言葉

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    下記のブログにて、フランスの元環境大臣であるコリーヌ・ルパージュ氏による福島訪問後の感想をつづった記述が日本語に翻訳されたものを読むことができます。

    http://vogelgarten.blogspot.com/2011/09/de-retour-de-fukushima.html

    彼女が福島に入って見聞きしたことが率直に述べられています。

    日本の報道を見ている限りでは、なかなか接することのできない見方もあります。

    一方で日本のトップは、たとえ公言はしなくても、自分達の限界を悟っているのではないかと思われます。そして本当の道の選択を決断したように見えるのです。それは脱原発の道です。実際、日本は福島原発事故以来電力消費を全国で28%、首都圏で40% 削減することに成功しました。この興味深い事実は、フランスでは、誰にとっても明らかな理由から、周到に隠蔽されています。日本の57基の原子炉のうち、現在も稼動中なのはわずか14基です。

    報道によれば、ルパージュ氏は9月1日には福島県庁を訪れているので、タイミング的には微妙ですが、ここでの「日本のトップ」というのはおそらく管内閣および野田内閣の両方を含めた意味合いなのではないかと思います。実際、たとえば中島聡氏の複数の記述によると、管総理は脱原発の道を徹底すべく考えていた様子が明らかになっています。また、野田首相のもう新規に原発は建設しないという脱原発に向けた動きについても触れられています。

    ここでの記述にあるように、首都圏では40%の節電に成功していたのですね。また、フランスでこの事実が報じられていないと書かれていますが、日本でもあまり報道されていないように思えます。

    また、次の記述も興味深いです。

    我々ヨーロッパの住民が、2020年までに電力消費を20%削減できるかどうか議論する時、日本に学ぶべきことは多いのです。

    こういう言葉はありがたいです。実際節電のため、必要とする人々がいるのに停止しているエレベーターやエスカレーターがあるのはどうかと思いましたが、華美な照明や音響は抑えられていて街が落ち着き、節電の効果を積極的に評価する動きも見られていて、それがこんな風に積極的な評価をもって海外にいる人に見てもらえるというのは非常に励みになります。

    ちなみに、ルパージュ氏の元のブログエントリーはこちらです。

    http://www.rue89.com/corinne-lepage/2011/09/02/de-retour-de-fukushima-ou-le-silence-et-les-mensonges-tuent-220331

  • 福島の原発事故をめぐって

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    駿台予備校に通っていた時に授業やその著書物理入門で大変お世話になった山本義隆先生がこのたびの福島原発での事故を目の当たりにして考えたことをつづられ、8月に本として出版されています。

    山本義隆『福島の原発事故をめぐって』
    http://www.msz.co.jp/news/topics/07644.html

    高校時代に物理入門の最後の章の最後の部分で核分裂の項目があった際に、

    原子炉を運転すればするほど危険な放射性廃棄物が生み出され蓄積され、そのつけを子々孫々にのこすことになる

    という記述があり、数式と見事な論理で構成されて一番わかりやすかった当時のこの参考書の中でも、この箇所だけは際立っており、それ以来積極的に原子力発電に対して賛成する姿勢はとれませんでした。

    その長年の思いがあったため、今回の原発事故後に山本先生が本を出されるということを知って以来、どんな内容になるのか期待していました。

    内容としては、政治家、官僚、物理学者、その他の学者、原子力エンジニアなどの数々の著述や発言をもとに、山本氏が当時の背景や主流だった考え方を紹介してゆき、結果として「原子力ムラ」と呼ばれる閉鎖的な原子力関係者のなれ合い関係が出来上がるに至った流れを説いています。その流れが、アメリカでの原爆開発、つまりマンハッタン計画から始まり、戦後「原子力の平和利用」というかけ声のもとで、原子力発電がもともとは原子力の軍事的利用から発展してきているということを克明に描かれています。日本での原子力発電開発も岸信介らのある意味、意地とも思えるこだわりから、原爆を投下されて間もない頃から押し進められていき、やがてそれが日本各地の原発建設につながり、果ては核燃料リサイクル施設まで続いていく様子も述べられています。

    一方、技術と労働の観点から見た、原子力発電の未熟さについても述べられています。すなわち、科学理論の生産実践への適用までの距離という点に関して、電気科学理論から電気工学までの距離、あるいは化学理論から化学工業までの距離にくらべても、原子核物理学から原子核工学すなわち核兵器生産と原子力発電までの距離はもっと大きく、そのための困難と問題が大きすぎることを問題視しています。電気工学や化学工業でも有害物質はつきものですが、その有害性を無害化するコストに比べると、原子核工学で生じる有害物質を無害化するにはあまりにもコストが高く、それこそ例えばプルトニウムが放射線を出さなくなるまでに何十万年にも及ぶことから考えれば、文字通り桁違いにコストが大きくなるわけです。

    原発に関して単純に反対か賛成かの議論をする前に、多くの人々、とりわけ原子核工学に対する政治的決定権を持つ人々を選出する一般の人々が、こうした点を意識することが重要ではないかと思います。

  • 国家としての宇宙開発は続けるべき

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    日本の宇宙開発に対する政府の姿勢を批判する記事が日経ビジネスオンラインで書かれています。

    「宇宙」から見る無責任ニッポン

    宇宙開発では先を行くアメリカでさえも、政府の予算は削られる一方で、シリコンバレーにいた頃も、近くにある NASA の Ames Research Center の一角が次々とグーグルに置き換わっていく様子が如実にうかがえました。一方で民間企業は積極的にビジネスチャンスをうかがい、宇宙開発に乗り出そうとしています。しかしながら、スペースシャトルプログラムが終焉を迎えてしまった今、宇宙開発に対するかつてのような勢いは無くなってしまいました。

    また、先日ロシアの無人宇宙貨物船が事故を起こして、食料や水、燃料などを運べなくなってしまったため、国際宇宙ステーションへの宇宙飛行士の常駐を止めようとする気配すら見られてきています

    たしかに宇宙開発にお金はかかりますが、かけた分、新開発の技術が他分野で応用されるということはよくあります。たとえば昔はビニール袋に入っていたお菓子ですが、宇宙開発で培われた保存技術が一般化し、現在ではそうした袋が皆アルミの袋になりました。また、宇宙での運動不足解消にとうまれた運動が、エアロビクスにもなりました。

    日本でも堀江貴文氏が格安で宇宙に行けるようにロケット開発をしています。彼が言うように、実際には今の技術で、今までのプロジェクトとは違って十分安く宇宙に行けるだけの基盤はできています。宇宙開発に携わる人が言うには、結局のところ人々が臆病になって宇宙への好奇心が失われれば、現在のようにプロジェクトが萎縮してしまうし、一方で宇宙への関心がもっと高まれば、もっと予算がついて投資と開発が進むということです。

    冒頭の記事では、政府からはしごを外された状態になった民間企業のことが書かれていますが、こうした政府に対し、政権交替をもたらすことができるのはやはり国民です。宇宙開発は、時代の最先端の科学技術を要するプロジェクトであり、これを進めることによって裾野となる産業の発展が広がります。是非とも国としての宇宙開発への取り組みは続けてほしいものです。

  • 福島第一原発は津波が来る前に既に放射能漏れにつながる甚大な事故に見舞われていた

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    イギリスの新聞、インデペンデント紙で、福島第一原発は津波が来る前の、地震発生直後から、避難する作業員がパイプのひび割れや壁の崩壊を見ており、この時点で放射能漏れが起きざるを得ない状況であったことを報じています。

    The explosive truth behind Fukushima’s meltdown
    http://www.independent.co.uk/news/world/asia/the-explosive-truth-behind-fukushimas-meltdown-2338819.html

    さらに、震災直前までに既に何年にも渡って、こうしたパイプがもろく壊れやすくなっていたり、冷却装置に不備があったりしたことが指摘されていたにもかかわらず、東電その他の関係者たちがひた隠していたという事実も明らかにしています。福島第一原発はもともと冷却用パイプが壁や天井に縦横に張り巡らされており、しかもそのパイプの接続部分が設計図どおりに配管できずギャップができていたりして、それを無理矢理溶接するなどということが行われていたと言います。また、何十年も使っていれば経年劣化でひびが入ったり割れたりしてきますが、そういった時の対処も付け焼き刃でしっかりとした処置はなされなかったということです。従って、こうした事実を知っている担当者レベルからすれば今回の事故は地震がきた時点で起きるものだと当然のことながら予測されていたわけです。そのような中で枝野官房長官は「メルトダウンはない」と宣言していたわけで、いかに現場レベルとトップレベルの間で情報が徹底していなかったか、もしくはその間で情報がねじ曲げられていたかがわかります。

    さすがに現場監督である吉田所長は3月12日の明け方には、こうした自体を見て、海水を注入にして冷却せざるを得ないと判断し、東電本社に問いかけたようですが、結果としてすぐには海水による冷却は行われず、水素爆発が起きてしまいました。

    自分としては原子力発電の技術開発は続けていくべき、いやいかざるをえないと考えています。すなわち、既存のウランやプルトニウムによる発電と異なる、トリウムによる原子力発電や、核融合反応といった技術、既存の原子力発電所をもっと安全にかつ安心して稼働できるような技術的研究、さらには使用済み核燃料をどのように処理していくべきかの研究は、今後も続けていかざるを得ないと思います。日本のみならず、世界各地に何百という原子炉が存在する中で、日本の持つ技術力や研究開発能力はかなりの貢献ができるはずですし、日本が本来持っている安全管理・監視の体制や保守能力、品質改善能力ももっと発揮できるはずです。

    しかしながら、上記のような「原子力村」と呼ばれる狭い閉じた世界で、都合のいい事実だけを発表し、見せたくない部分は隠そうとする体質を作ってしまった体制はすぐにでも解体してゼロベースで原子力に対する組織や運営を作り直すべきだとも考えます。すなわち、東電は倒産させ、原子力安全委員会は解散、さらには原子力政策を進めてきた自民党および民主党関係者や通産省や経済産業省の関係者も処分されるべきでしょう。またこうした政権、特に自民党に50年以上に渡って政権を渡し、思考放棄に陥り政官財の癒着を進め、原子力村を作り上げる体質を創り出してしまった国民も反省しなくてはならないと思います。そういった事故につながった背景となるところまでを根本的に解決していかないと、今後同様な事故が起きてしまうことは今のままでは十分にあり得ます。

    国民が「原発は要らない」とか「原発反対」と叫ぶのはいいのですが、単純にそれでいいのだろうかと思ってしまいます。たとえ原発反対という意見が通って、今ある原発全てに稼働停止をせざるを得なくなったとしても、使用済み核燃料を冷やし続け、さらに冷やした汚染物質をどこかに半永久的に閉じ込めておくということをしなくてはなりません。また、ただでさえ円高や規制や硬直した雇用制度などで厳しかった企業環境が、原発停止により電力需要が安定しないとなるとますます悪くなり、製造業を中心とする産業が国外退去し、産業が空洞化する条件がますます整ってしまいます。そういったことを考えもしないままに、反射的に原発反対というのは身勝手とも思えてきます。

    また、原発について賛成か反対かという二項対立的な見方を強いる報道の仕方も由々しき状況だと思います。上記のような事情を考えれば、単純な原発使用に関する賛成および反対の議論ができるとも思えないからです。

    こういう時期だからこそ、現実的な回答として、政治家なり世の中のリーダーシップをとる人なりが、長期的視野と短期的視野を提示するべきだと思います。すなわち、

    今回の震災を受けて、地震が多発する我が国において原子力発電は危険性がかなり高いことを目の当たりにした。そこで長期的には日本における原子力発電を縮小していく方針とする。短期的には現在ある原子力発電所を最大限安全に稼働できる体制を整え、長期的な使用済み核燃料処理が行えるよう配慮を整えるとともに、将来原子力発電に取って代わる発電能力に関する研究をただちに増進させることで原発に頼らずに安定した電力供給ができるよう取り組む。今回の事故につながった原因を徹底究明し、不備や不正を招いた関係者の処分を徹底する。

    といったようなビジョンを打ち立ててほしいものですし、またそういった考えを持った人に政治を委ねたいものです。

  • 赤外線サーモグラフィを使った暗証番号の盗みどり

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    ATM で人々が暗証番号を入力した後の温もりを利用して暗証番号を盗み取るという新たなテクニックが懸念されています。

    Better ATM skimming through thermal imaging
    http://www.theregister.co.uk/2011/08/18/thermal_imaging_atm_fraud/

    従来あった、カメラで人々がキーパッドに入力する様子をとらえて、暗証番号を盗み取るという手法は、カメラにキーパッド入力の瞬間を収められなければ意味がないわけで、例えば後ろから取られないようにするために入力する時の体の位置を工夫するとか、入力するところの周りをついたてで囲うとかいうような対策である程度防げます。

    これに対して、赤外線サーモグラフィを使う方法は、利用者がその場を去った後でもキー入力の際に触られた表面が熱を持っているため、この表面を赤外線サーモグラフィでとらえてしまえば、コンピューターで解析することによって、入力された4桁の数値どころか、その順番までわかってしまうようです。

    たとえ、順番がわからなくても、4桁の数値さえわかれば、順番はその4つの数字の順列になるので、4の階乗、すなわち 4 x 3 x 2 x 1 で、24通りにまで絞り込めます。これは、9 の階乗に比べて遥かに小さい数なので、コンピューターで解析すれば瞬時に照合できてしまいます。

    論文を見ると、実際の赤外線サーモグラフィでとらえられた画像が出ていますが、カラーマップで一目瞭然ともいえるほど、どのキーが押されたかがわかってしまいます。

    今後は、暗証番号を入力した後、お金が出てくるのを待っている間に、適当にキーパッドをさわって、どの数値を入力したのかわからないようにしておくのが良いかもしれません。

  • ロットを4回当てて億万長者になったスタンフォード卒業生

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    スタンフォード大学で統計学の PhD をとった人が、ロットで4回当たりを出したというニュースが流れています。

    Joan R. Ginther who won lottery 4 times is a Stanford University statistics PhD | Mail Online
    http://www.dailymail.co.uk/news/article-2023514/Joan-R-Ginther-won-lottery-4-times-Stanford-University-statistics-PhD.html

    単純に考えれば、一回当てるのに septillion、すなわち10の24乗分の1であり、このように4回も当てるとなると、quadrillion、つまり10の15乗年に一回の出来事になるそうです。

    地元テキサス州ビショップの街では、この人の背後には神が控えていると噂しているようです。

    まあおそらく彼女は何らかの勝利パターンを認識しているのでしょう。さもなければ、わざわざ居住地のラスベガスから、狙ったかのようにテキサスの田舎町に繰り出すということもないでしょう。

    もっとも、どこかの教授が述べているように、ラスベガスでこういうことが起きると、まずは逮捕してみて、その後に質問するという方針だそうで、そうした尋問をしない方針であると言うテキサスの田舎町を選んでいるということも考えられます。

    いずれにせよ、彼女にとっては美味しい話に間違いなく、たとえ勝利パターンとなる背後の理屈がわかっていても、決して明らかにすることはないと思われます。

  • 隕石から見つかった遺伝子 DNA の構成要素

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    TIME にて、隕石から生命発生の痕跡が見つかったと報じられています。

    DNA in Space? Biological Building Blocks Found in Meteorites
    http://www.time.com/time/health/article/0,8599,2087758,00.html#ixzz1UjH6LnYx

    隕石から生命発生の痕跡を見つけようとする試みは実は100年以上も前から続いているものですが、今までその痕跡が見つかったというケースは、実は地球由来のものだったということでした。

    ところが今回どうもこれは宇宙からのものらしいということになっているそうです。というのも、南極に堕ちてきた隕石を液体クロマトグラフ法や質量分析法を用いて調べてみたところ、どうも地球由来のものでないアデニンとグアニンの化合物が見つかり、もし地球で汚染されていれば、それらのアデニンとグアニンはほかの塩基と結びついて存在するはずで、どうもこれは宇宙から来たと結論付けざるを得ないようです。

    また、通常の地球由来の DNA であれば、有機分子とともに非生物学的な類型も見つかるものですが、これらの隕石に関しては、そういった非生物学的な類型が見つからなかったようです。

    そもそも宇宙には生物を構成する要素で満ちあふれていて、シアン化水素や水やアンモニアはたいていどこでも見つかるものです。したがってこれらが条件さえ整えば、DNA や RNA を構成する核酸塩基を生成する可能性は高く、実際に実験室ではこれらを混ぜ合わせて簡単につくり出せます。

    もし簡単に核酸塩基が宇宙でつくられていれば、それこそそこら中にアデニンやらグアニンやらチミンやらシトシンといった塩基の化合物は地球圏外で見つかるはずで、たとえば火星や小惑星や惑星の衛星と言った太陽系内の近郊を調査していくとそうした化合物は見つかる可能性は大いにあります。ここ十年くらいで、飛躍的に太陽圏外の惑星が見つかっていることと、そうした発見が重なれば、地球圏外の生命体を観測する可能性が高まるのではと思います。

  • 情報非公開による本来受けなくてよい被害の例

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    日本政府が震災直後に、原発からの放射性物質の飛散の様子に関するシミュレーション結果を出さなかったために、避難先で被爆してしまった人々のことをニューヨーク・タイムズが報じています。

    Japan Held Nuclear Data, Leaving Evacuees in Peril
    http://www.nytimes.com/2011/08/09/world/asia/09japan.html?_r=1

    政府から何の情報もない中、浪江町の職員は何千人もの人々を、季節柄北風が吹くことから、南にある福島第一原発からの放射性物質は南に流されていくだろうと判断し、北部に非難させたそうです。ところがその避難している数日間に風がちょうどその避難先を通り抜けていき、水素爆発を落とした時期の放射性物質の流れをもろに受けてしまったことになります。

    震災直後に原発の事故が判明してから、シミュレーションシステムである SPEEDI のシミュレーション結果をなぜ流さないのかと言った声が Twitter を中心に上がっていました。残念ながらこういうまさにその真価を発揮すべきときに、政府当局がシミュレーション結果を発表しなかったために、被害を受けなくても良いはずだった人々が被爆する結果となってしまいました。

    このブログでは、明治時代以来の中央集権体制は一刻も早く崩すべきであり、地方や民間にどんどん権限を委ねるべきだと一貫して主張してきています。こういったシミュレーション結果もどんどん流して、日本国内のみならず世界各国からの知恵を借りるべきだったと思いますが、実際に日本政府がやっていることは、情報の隠蔽によって不信感を募らせるばかりで、為政者たちの頭の中はインターネットの時代から何十年も遅れていると言わざるを得ないと思います。