朝ご飯は地元ならではのものを食べたいと思って、しばらく新札幌駅の周りをうろついてみましたが、特にめぼしいものも見当たらないので、駅ビル内にあった Pronto でモーニングセットを食べました。

朝食後、9時のレンタカーの予約に合わせて札幌駅北口へと向い、レンタカー屋の営業所を訪れたところ、そんな予約は入っていないと言われてしまいました。どうやら、予約時にクリックするのを間違えたようで、よくよく予約確認のメールを見ると、ここからさらに北に行った北札幌営業所で予約がされているということでした。最寄りの地下鉄の駅まで歩いて、地下鉄東豊線に乗り、終点の駅まで移動した後、その北札幌営業所まで行きました。
ここでレンタカーを借りて、さあ出発しようと車に乗り込んだ瞬間、嫌なにおいがして、鼻水が出てきました。これは喫煙車です。禁煙車で予約してあるはずだと文句を言って、車を変えてもらって改めて出発となりました。今回の原発事故で改めてタバコの煙から出てくる発がん性物質の発ガン率の高さを認識し、むしろ低レベルの放射能よりもよっぽど怖いと考え、さらにタバコの煙を避けるようになりました。実際に、誰かが吸った後の車に乗り込んだ直後に自分の身体が反応してしまっているので、喫煙は本当に良くないと思います。
札幌の街は都市計画がきちんとしていて、道も広く大変運転がしやすいです。スムーズに高速道路に乗り、小樽へと向いました。向い始めたとたん雨が降ってきたので、雨が降る中で小樽の街をぶらぶらするのは面白くないと考え、妻に天気予報を iPhone で調べてもらったところ、午後から晴れてくるということだったので、それならまずは余市まで出かけ、そこで昼ご飯を食べ、さらに神威岬まで行った後、帰りがけに小樽に寄ることにしました。




余市に着いてから、札幌に住んでいた友人に勧められた柿崎商店海鮮工房の二階にある食堂で昼ご飯を食べました。ここは一階が店になっており、もし一階で気に入った魚があれば、それを買って二階で調理してもらって食べるということも可能ということでした。そうとは知らず、到着後すぐに列に並び、いくらと生のサケの切り身が入った「いとこ丼」を食べました。これが非常に新鮮で、ボリュームもたっぷりあり、値段も980円と安く、大変満足の行く食事ができました。
柿崎商店海鮮工房
http://www2.ocn.ne.jp/~kakizaki/
〒046-0003 北海道余市郡余市町黒川町7丁目25番地
電話 0135-22-3354
FAX 0135-23-5164
ここに来る前に駐車スペースがなかなかみつからず、しばらくさまよっていたのですが、どうも「余市」という名前は何かの酒の名前で見たことがあるなあと思っていたら、ここにはニッカウヰスキーの蒸留所があることに気づきました。しかし蒸留所と行っても酒の匂いはしませんでした。
札幌よりもちょっとでも西に移動すれば、桜前線の到着が堪能できるかと思いましたが、余市でも桜はまだ開花しておらず、まだまだここでも桜はしばしお預けのようでした。




神威岬に向う途中、内陸の農業地帯を通過しましたが、だだっ広い広大な土地に農地が一面に広がる様子は、アメリカの大地を彷彿とさせました。



神威岬に着くと、強風が四六時中吹いていました。まずは岬の一番高いポイントに上がりましたが、とにかく風が強く、立っているのがやっとなくらいでした。

次に、神威岬の灯台まで移動しました。ここはかつては女人禁制だったということらしいのですが、行ってみてその理由がわかりました。足場が悪くかつ風が強いため、足腰が弱いと吹き飛ばされてしまう懸念があったからでしょう。今では柵が厳重に施されており、かつ歩けないほど強風のときは灯台まで行けないようになっているので、女性でも行けるようになっていますが、それでもハイヒールやおしゃれな靴を履いた人は、行かない方が良いでしょう。


途中風の弱いところで写真を撮ってみました。海面から水底も見えてきて、透明度の高さがうかがえます。波や風のないときにダイビングしてみたら面白そうだと思いました。
途中の石碑に伝説が書かれていました。源義経がおわれにおわれて、この地まで来た後、地元の女性と恋仲に落ちたそうですが、決心して出発することにしました。神威岬から船で蝦夷の地を離れると、その後を追って岬までその女性が追いかけてきたのですが、必死になって義経のことを叫んでも、風にかき消されてその声は伝わらず、結局あきらめてしまった女性はその場で身を海に投じてしまったということです。すると、そこからにょきにょきとでてきたのが、岬の先に立っている岩だという言い伝えができたそうです。



灯台まで来てみると、なんだか別の世界に来たような気がしました。無機質に露出した岩肌と、風が強く波しぶきも強いのとで、大変厳しい環境ではあるのですが、こんなところでも海鳥が飛んでいたり、植物が生えていたりして、困難な環境の中にも生命の息吹を感じられます。神懸かり的なものを感じることが普段宗教を信じていない自分でもできました。


神威岬を後にしてから、途中でウィンドサーファーが集う浜で写真を撮ってみました。海というのはやはりいいなと思います。

浜辺を後にしてからしばらく内陸を走っているとき、ちょっとした休憩ポイントみたいなところがあったので、写真を撮り、ソフトクリームを食べました。北海道の食べ物はどこでも何でもおいしいですが、ソフトクリームも本当においしいです。



その後小樽に移動し、運河沿いを歩いてみました。なんだか特定の世代をねらったかのように、昭和30年代っぽい演出をした運河横町や、若者を集めようとして無理に作ったような商業施設があったりして、どうもちぐはぐ感が否めませんでした。


お腹もすいたので、目の前にあった政寿司ぜん庵で夕食を食べました。ボタンエビやホタテの寿司がおいしく、大トロも舌の上でとろけるようで楽しめました。しかし、ウニはやはりこの次期旬でないためか、保存料特有の臭みがあり、やはり旬に来て食べたいと思いました。そういう意味では、一年中新鮮なウニが食べられるアメリカ西海岸というのはなんて幸せな場所なのだろうと思いました。
政寿司ぜん庵
11:00 – 22:00
定休日 : 毎週木曜日
住所: 小樽市色内1-2-1
TEL: (0134) 22-0011
FAX: (0134) 24-1218


夕食後ほっと一息つきたいと考え、小樽キャンドル工房に行き、ここの二階にあるカフェでココアとコーヒーと、ブラウニーにバニラアイスを合えたものを頼みました。ココアは絶品でしたが、ブラウニーとバニラアイスはいまいちでした。しかし、店の雰囲気は大変良く、夕暮れ時のひとときを過ごすにはとてもよい場所でした。
この辺りは昔ながらの建物をモダンにアレンジした店が並んでおり、とても落ち着ける場所でした。

落ち着いた後、車を飛ばして札幌へと帰りました。