元々の藤子 F 先生のストーリーでは、のび太は20代で結婚しており、結婚前日にはジャイアンに結婚を祝福され、いつまでも仲の良い幼なじみという展開になっています。
一方、このコマーシャルでは元のストーリーに大幅に改変がなされてしまっています。30歳で独身で、あいかわらずジャイアンにいびられており、もう見ていられない思いがしました。藤子 F 先生がもしご存命だったら、果たしてこのようなコマーシャルができただろうかと思うと、大変複雑な気持ちになり、上述のような思いがしました。
これから日本が少子化を経験し、製造業はますます海外に出ていく中、一人一人の労働生産性、特に知的な労働の生産性を高めることが必須なはずです。それであればこそ、今まで以上に職場環境のことを考える必要に迫られているのではないかと思います。しかしながら、多く見られる傾向としては、今はお金がないから余分な投資はできないという後ろ向きな考え方で、その結果ますます知的労働生産性を高めるチャンスを逸してしまい、失われた X 年の X が単調増加する傾向に陥ってしまっています。諸外国に比べて街中や公共の場はずいぶんきちんときれいに整備されているわけですから、会社の中の環境もやろうと思えばもっとよくできるはずだと思うのですが、まだまだ先の話になるのでしょうか。