iTunes Store(Japan)

  • Matrix

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    Matrix を iTunes Music Store にてレンタルして見た。公開間もない頃に見たときはキアヌ・リーブズや、キャリー・アン・モスがすばらしくかっこよく、また実写でアニメのような戦闘シーンが繰り広げられる効果は新鮮だった。

    あれから10年近くがたち、いま同作品を見てみると確かに彼らはかっこいいのであるが、同時に当時気づかなかったことを思い知るようになる。たとえば、ネオの職場は液晶モニターではなく、CRT がつかわれており、携帯電話はいかつく液晶表示は白黒である。町中そこら中に電話ボックスや公衆電話があるが、今はもうそんなに頻繁に電話をみなくなってしまった。まあその分当時に比べて携帯電話を持つ人は格段に増えたが。

    銃撃シーンも見ててあまりいい気分にはならなかった。この映画の後、アメリカ国内の各地で若者が銃を乱射するという事件が何件も発生するが、犯人たちがこの作品を見て影響を受けたという報道もある。

    マトリックスが切り開いたアニメのような効果の実写での実現はもう様々な映画で使われるようになってしまったし、主人公たちがマーシャルアーツを駆使して敵と戦うのもマトリックスの後で多発している。

    しかし、今目の前で起きていること、見ていることは本物かという問いかけや、何気ないオタクなソフト屋さんが化けて救世主になるというストーリー展開は今みても新鮮であると思った。

  • 逆襲のシャア

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    逆襲のシャアを見た。なんだか新興宗教の教祖みたいになってしまったシャアは、Zガンダムの頃と比べて一段と弱々しく感じられてしまった。

    思えば初代ガンダムのときは、本性を隠して実力で高位の上官に登り詰め、「赤い彗星」として恐れられた彼が一番猛々しく、あこがれを抱くような姿だった。それが、本作品ではジオン・ズム・ダイクンの息子という血筋の上にのっかって、権力を手中にし、「人類の粛正」を訴えるようになってしまい、「逆襲のシャア」というよりは「逆上のシャア」あるいは「逆切れのシャア」とでもいった方がよいのではと思ってしまった。オールバックにバブルの頃の典型みたいなスーツという出で立ちが、さらに彼の泡のようにはじけてしまうような虚構を象徴するかのようだった。

    シャアがクェスを拾って自分のそばにおいてしまうところをみて、妻が「ますます光源氏そっくり」と言ったのが興味深い。そういえば本作品が上映されていた高校時代の当時、古典の授業でそんな話を学んだかもしれないと思った。

    ただ、人間の本性を考えると、確実に真理をついているといえるのかもしれない。セイラ・マスの「兄は鬼子です」という台詞が伏線となるかのごとく、普通には考えられない、正気でないことを本気でやろうとするシャアの姿は、古今東西権力者が繰り返してきた過ちと重なる。また、時折本作品でもみられる彼の選民思想的な発言は、シャアが敵視していたザビ家の総帥であるギレンが行った演説ともかぶるし、歴史上の独裁者のそれらとも重なる。

    対照的にアムロは頼もしい大人に成長していたのがよかった。ブライトとともにラー・カイラムにおいて若手をひっぱる役割を果たしていたし、Zガンダムの頃に比べて彼のニュータイプぶりもだいぶ復活していて、ファーストガンダムの後半の彼の活躍を彷彿とさせるシーンがあったのはうれしい。

    本作品が上映された1988年の頃にはもうテレビは見なくなってたし、アニメがどうなっているかはもはや関心がなかった。昨日この作品を見て驚いたのは、ファーストガンダムから10年経って、アニメの質がかなり違っているということである。弾丸が飛んだときのキラキラ光る粉みたいな効果とか、戦闘シーンのスピード、宇宙ステーションの重量感と半透明な強化プラスチックみたいな質感などはだいぶ進化している。子供の頃はアニメといえば、黒い境界線の中を平べったい色で塗られたキャラクターたちが動き回るという認識でしかなかったが、Zガンダムや逆襲のシャアくらいになると、陰影がついたり、立体感が出たりと、知らない間にずいぶんと進化していたことがわかる。実際、本作品で、ファーストガンダムにおけるシャアの乗るゲルググ、アムロの乗るガンダム、セイラの乗るGファイター、そしてララアの乗るエルメスが現れる戦闘シーンが描き直されて出てきているが、オリジナル版の平べったいべた塗りな感触と比べてかなり陰影と立体感と光沢感がでているのに気づいた。

    それにしても、315円でネットにおいて、こうした映画がストリームによって日本国外にいようが問題なくみられるのはうれしい。髪の毛や草の一本一本が運動方程式によって、物理学的に現実感のある動作をするように CG アニメが作られる時代である。まだまだガンダムができるような時代にはなっていないが、こうした便利な技術の進歩はうれしいものである。

  • Z ガンダム

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    日本で買ってきたガンダムDVD-Boxを見終えたので、Zガンダムをレンタルビデオ屋で借りてみていた。先日全シリーズを見終えたが、忘れないうちにその感想を書き留めておきたい。

     

    全体を通して言えるのは、「まさに80年代」ということである。登場人物の服装や髪型はまさにこれといわんばかりに典型的な80年代のもので、たとえばフォウなどは服も髪型も代表的な80年代のスタイルである。主題歌も典型的な80年代のもので、当時は森口博子が歌うということで話題になっていた覚えがあるが、今聴くと「そういえばあのバラドル(死語?)にもこういう時代があったのか」と新鮮な驚きを覚えた。

     

    ストーリーの内容的にも85年の男女雇用機会均等法が定められたことが背景にあるのか、女性キャラクターの活躍が目立つ。ガンダムのときには目立った女性パイロットといえばセイラやララアだけであったが、Zガンダムでは主に活躍したパイロットは女性の方が多かったような気がする。

     

    その一方で、男性キャラクターは弱々しくなっている。ガンダムの時はアムロのニュータイプとしての覚醒に至る展開が非常に面白かったが、Zガンダムではかなり弱々しくなった。ストーリの展開中に幾分か持ち直したが、それでも全盛期の活躍ぶりに比べると物足りない。アムロと同様シャアも落ちぶれてしまった。ガンダムの時は新開発のモビルスーツを真っ先に駆使して物怖じせずに戦場に出ていた彼が、今回は「百式」というなんだか旧日本軍の兵器みたいな名前のモビルスーツに最後まで乗っていた。物語の最後の方では百式はもはや旧タイプであり、彼が新型モビルスーツを駆使するほかのキャラと悪戦苦闘する最後のシーンは見ていて痛々しかった。

     

    弱々しいのはこうした旧来のキャラクターだけではない。カミーユ自身が非常に不安定な性格で、みている方がハラハラしてしまう。ガンダム時代のアムロも最初はそうだったが、徐々に成長していくのが見えてそれはそれで面白かったのが、カミーユは幾分の成長がみられたものの、主人公としてのリーダーシップのようなものは結局最後まで見いだされなかった。また、彼のニュータイプへの目覚めも中途半端に終わった気がする。

     

    全展開を見終わってから妻が興味深いことを述べた。すなわちシャアと光源氏が似ているのだそうだ。高貴な血を引き、マザコンで、見た目がよく、でも結局は天下が取れないところが似ているらしい。源氏物語は高校時代の古典でちょっとかじっただけなのでよくわからないのだが、でもそういう古典の主人公とかぶるキャラクターは、シャアの根強い人気の基盤となっているのかもしれない。

     

    思えば85年当時、中学生だった自分はZガンダムの放映開始にわくわくしていた。土曜日に部活が終わってさっさと家に帰り、期待に胸を熱くして各放送を見ていたのだが、5、6話くらいで見るのをやめてしまった。ストーリー展開が面白くないし、カミーユはだらしないし、主題歌はかっこわるいし、モビルスーツがごちゃごちゃしてわかりづらいということで、途中から寝てしまうようになっていた。だが、今日大人になって改めてみてみると、ドラマとして結構面白い。いま思い返せば、確かにはじめの6、7話くらいまでは展開が単調に感じられた。中学1年の当時はまだまだガンダム時代の単にモビルスーツや登場キャラクターを追っかけるだけの見方から成長していなかったわけで、その当時に物語の展開を把握するにはちょっときつい内容だったと思う。ただ、旧ガンダムに出てきたキャラクターが登場してからようやく楽しいと感じられるようになったが、これもおそらく当時根気よく続けてみていたら同じように感じたかもしれない。

  • シコふんじゃった

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    モッくん主演で92年に出た映画を見てみた。ちょうどこの頃は自分が大学に入ったときだったので、自分の大学時代と重ね合わせてみることができた。人々のファッションはバブル時代をまだひきずっていて、例えば清水美砂の眉毛は濃いし、髪型もあの頃まだはやっていたショートのかりあげの人がいたりする。当時は70年代とか80年代前半のファッションをみて、「古くさいなあ」「ださいなあ」とおもっていたものだが、今みるとこの頃の人々の格好がださく見えて、70年代の方が今風に見えるからまったく世の中わからないものである。

    当時は確かに若貴ブームで相撲がはやっていた。そんな相撲に主人公がどうやって引きずり込まれるのかと思っていたら、いかにも大学生らしい理由だった。やる気なさそうなモッくんがどうやって相撲にのめりこんでいくのかはここでは書かないが、まあいかにも映画らしいノリでちょっと強引であった気もする。

    竹中直人が留年し続けている大学生役というのは、今では考えられないが、当時はもうちょっと髪の毛が豊富だったので、無理ではなかった。

  • 海がきこえる

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    スタジオジブリによるアニメ映画であるが、内容は大人が十分に楽しめる。というか、むしろ子供よりも大人が対象として作られたという風にも考えられる。2008

    手短かに言うと、主人公の高校生3人が恋愛を繰り広げるというものだが、自分が高校時代から大学にかけて、ほぼ似たような時期を過ごしたせいか、妙に親近感を覚える映画だった。吉祥寺の駅が非常によく描かれているのも郷愁をそそる。

  • 亡国のイージス

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    亡国のイージスは簡単に言うと、日本の防衛の隙を突いたテロリストがイージス艦をのっとり、政府に要求を出すという映画である。だが戦争をテーマにしている割には緊迫感にかける映画だった。テロリストに囲まれる中、主人公が大声で議論したり傷を治療していたりしているが、戦場でそんな悠長なことはしていられないのではないかという気がして、気が散ってしまった。最後の爆発シーンもなんとなくちゃちく感じられた。(これは、911 でみたあのビルからの煙の映像が目に焼きついている限りそうなのかもしれない) 

    自衛隊のあり方、テロというリスクに対する心構え、武器の使用法など、日本の国防を考えさせるにはいい映画であるが、迫力と説得力に欠けた。おそらくこの手の話は、映画よりも小説で楽しんだほうがよいのかもしれない。

  • 映画3本

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    今回の日本往復では、ANA を利用したが、さすがに機内エンターテイメントは充実していた。エコノミークラスも含めてすべての席でオンデマンドのビデオが楽しめる。往復で3本の映画を見たので、その感想文を忘れないうちに書いておこう。 

    The Pursuit of Happyness“ 
    http://www.sonypictures.com/homevideo/thepursuitofhappyness/ 
    サンフランシスコの80年代を舞台にした、実話をもとにした映画。貧しい営業を演ずる Will Smith とその息子が、ひもじい生活をしながらも投資家への道を歩んでいく姿が描かれている。なじみのサンフランシスコの町並みが80年代風にアレンジされているのだが、現在でも見かける容器をドラム代わりにしてリズムに乗る人がチョイ役で出ているのもおもしろい。勤務中は、一秒でも無駄にしない彼の姿は参考にさせられる。 

    それでもボクはやってない」 
    http://www.soreboku.jp/index.html 
    痴漢のえん罪について、裁判でどう戦っていくかを描いている。これも実はに基づいて、周訪正行監督が3年かけて作り出した映画だという。この映画を見て、改めて日本の満員電車の恐ろしさを認識した。以前からなるべく満員電車に乗らないようにする、万が一乗った場合は、両手を上に上げておく、などの対策はとっていたが、日本到着を前にして、その重要性を改めて認識した。また、仮に間違って警察に突き出された場合、辛抱強く何年も裁判で戦うか、それとも何万円か払って釈放されるか、どちらがよいか考えたが、どう考えてもどちらもよくない。ということで、これをきっかけに日本の司法制度が変わることを期待するばかりである。 

    周訪正行監督といえば、役所広司だが、彼は Shall We Dance のときもいい役だったし (同じ役を Richard Gere がやったのは間違いだった気がする) Babel でもいい演技をしていたし、本作品でも実直で信頼できる弁護士の役をしていた。どうも彼と一緒に出演する菊池凛子や瀬戸朝香の演技が評価されているが、自分としては役所広司がもうちょっと評価されてもよいのではと思う。 

    バブルへGO!! タイムマシンはドラム式」 
    http://www.go-bubble.com/index.html 
    月が変わって6月になってからANAの映画ラインアップに入れかわりがあった。今月からはいってきた本作品は、タイムマシンものの好きな自分としては、真っ先にみなければならなかった。タイムマシンが洗濯機であるというのははじめ強引すぎるとおもったが、「バブル」であることにひっかけたのだろう。 

    こういう作品はだいたい無理が生じがちで、見ていてこちらが気恥ずかしくなったり、見苦しくなったりする場面が多々あるのだが、本作品もそうだった。しかし、それらに突っ込みを入れながらみるのがまた楽しみでもある。家電からタイムマシンが偶然生まれるという設定、日本経済の破綻を救う唯一の方法が、バブル崩壊を食い止めるという発送、160cm以下、胴体周りが80cm以下という条件にタイムマシンの開発者とその娘がぴったりとはまるという条件、料亭での戦闘シーンなどは、突っ込みどころ満載である。 

    しかし、90年当時の六本木やディスコ (クラブではない、ディスコである) をうまいこと再現していた。肩パットの入った服、ボディコン、太い眉毛、ソバージュ、はちみつレモン、鉄骨飲料、森永Love、ポケベルなど、懐かしいものがよく再現されている。 

    ちなみに90年3月といえば、当時自分は浪人が決まり、陰鬱な思いをしていた頃である。華やかできらびやかな世相とは意識的に一線を画していた気がする。現役で受かった人々が派手に生活をしていたという噂を一部で聞きつつ、自分は家と予備校を往復し、精神的につらかったことを思い出した。当時はアルバイトの平均が時給1000円を超えるのが普通だったが、予備校で「俺らが大学はいったらそれも下がっちまうじゃねえの」などと、冗談半分でしゃべっていたが、それはあながち嘘ではなかった。 

    91年4月に大学に入り、先輩にとあるディスコに連れて行ってもらったことがあるが、なんだか寂しい気がしたのは、「自分が来るところではない」とはっきりと悟ったということもあるが、もうその頃ディスコブームが下火になりつつあったのをかいま見られたというのもあるのかもしれない。 

    それはともかく、突っ込みどころ満載のこの映画は、同年代の人々と集まってわいわいがやがや騒ぎながらみると楽しそうである。

  • 『地球へ』復活!!

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    子供のころ、ヤマトやら、銀河鉄道999やら、ガンダムやら、宇宙を舞台にした SF アニメが大好きだったが、『地球へ』もそんな好きだったアニメのうちの一つ。2年位前に、日本に帰ったときに、ブックオフで分厚い漫画を買って、いっきに読んだ。子供のころにはわからなかった場面や説明文も今では全部わかるようになって、あらためて作品の質の高さを感じたものだった。

    さっき、Google のトップ画面で、「検索ヒットランキング」の上位にこの『地球へ』があった。「ん?ひょっとしてあのテラへか?」とおもって、調べてみたら、なんとこの4月から土曜日の6時に復活するのだという。

    地球へ
    http://www.terra-e.com/

    実に見てみたい。あらためて、このまえ日本に帰国したときにロケーションフリーなどの、システムを実家に設置してこなかったのが悔やまれる。

    オリジナル版のアニメでさえもストーリー自体も、作画自体も質が高かった。今回のバージョンは、さすがに絵の質やキャラクターの描かれ方がいまどきになっている。まあ今回のバージョンが DVD 化されてアメリカに渡ってくるのはしばらく待たなくてはならないのだろ。それまでに、アメリカでのアニメ好きな友達たちにすすめて感想を求めてみることにしたい。

    しかし、彼らに勧めるときに気なる点がある。友人の M 氏が言っていたことだが、日本のアニメにはやたらと自滅的・破滅的な展開が多いということである。本作品も最後に爆発してしまうのが気がかりである。

    それでも、下記のようなサイトを見ると、比較的高評価なので、原作自体はやはり質が高いものといえるのだろう。

    Toward the Terra (movie)
    http://www.animenewsnetwork.com/encyclopedia/anime.php?id=1407

  • 戦国自衛隊1549

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    週末に見たもう一本の映画です。自衛隊が事故で戦国時代にタイムスリップするという、ドラえもんでタイムスリップものに味を占めた自分としてはぜひ見たいと思っていた映画でした。

    突っ込みどころが満載で、見終わった後、しばらくあーだこーだと物議をかもすのもまた楽しみかもしれません。

    1979年にオリジナルの映画がつくられていたということですので、そちらもみてみたいと思いました。

  • 嫌われ松子の一生

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    週末に見た映画の一つです。悲しい話をオペラ風の軽快な BGM で描いているのですが、どうしても違和感を覚えてしまいます。中谷美紀が気合いの入った演技をしているのは好感が持てます。ただ、女性の社会的な弱さと芯の強さを見せられた気もしました。