先日の金曜日から上映され始めた、Inception を見てきました。複数人で眠って夢を共有して、夢の中で活動していくというのはドラえもんの『夢はしご』を思い起こさせます。また、寝ている間に別の世界を訪れて活動していくという点においてはマトリックスを思い出します。さらに、ドラえもんの重力ペンキみたいに地面と90度の核をなす面の上を歩いてしまうシーンはちょっと頭の中が混乱します。
ドラえもんと違うのは、夢の中でさらに夢の中に入っていくという、二重三重の多階層構造が出てくる点です。登場人物たちがこんがらがると言っていますが、見ている方もこんがらがってきます。そんな中、最後のシーンは現実なのか夢の中なのか、見ている方にちょっと考えさせるようになった終わり方をしていて、これはこれで物議をかもし出しそうだと思いました。ひょっとすると、観客の反応如何によっては、続編を作ろうとする監督の意図があるのかもしれません。
レオナルド・ディカプリオと渡辺謙の二人が最初からいい演技をしていて迫力が伝わってきました。それに比べるとJUNO/ジュノ
の印象があまりにも強すぎたエレン・ペイジは、当初どうしてもあのイメージから抜けきれず、「あああの後大学生になったのか」と思えてきざるを得なく、この作品での彼女の本来の役になじむのに時間がちょっとかかりました。
Windows から持ってきた AVI ファイルが Mac の QuickTime で再生できないので、ネットで調べてみたら、Perian というものがいいらしいことがわかりました。
Perian
http://perian.org/
これをインストールすると、以下のコーデックに対応できるようになります。
• libavcodec, from the ffmpeg project, along with code from the old FFusion component:
• MS-MPEG4 v1 & v2
• DivX
• 3ivx
• H.264
• Flash Video
• Flash Screen Video
• VP6
• H263I
• VP3
• HuffYUV and ffvhuff
• Indeo 1, 2 & 5
• MPEG-1, 2 & 4 Video (in supported formats)
• Fraps (up to v4)
• Windows Media Audio v1 & v2
• Flash ADPCM
• Xiph Vorbis (in Matroska)
• MPEG Layer I and II audio
• DTS Coherent Acoustics audio
• Snow wavelet video
• DosBox video
• Nellymoser ASAO audio
• libavformat, from the ffmpeg project. along with AVIImporter.component:
• AVI file format
• FLV file format
• NUV file format
• libmatroska, along with matroska-qt.component:
• MKV file format
• Subtitles:
• (Advanced) SubStation Alpha
• SRT
• SAMI
• VobSub
• liba52, via A52Codec:
• AC3 audio
非常に強力です。ちょっとした動画を iPhone や iPad で見たいときに便利です。
連休中に「マイレージ、マイライフ」という邦題の映画を見ました。どうして元々の題の “Up in the Air” という絶妙なタイトルがこのような邦題になってしまうのかと思いながら見ましたが、どうも複雑な思いがしました。
というのも、マイレージをためていく主人公の姿や突然解雇を言い渡される人々が、どうもあまりにもリアルに思えて、映画の中の世界とは思えなくなりました。
ストーリー展開自体はよかったのですが、出張が減り、マイレージがためられず優先ステータスを失った自分、仕事を失った自分、という二点において、過去の自分と重なった部分があり、とても複雑な思いがしました。
ニューヨーク・タイムズでも Avatar を過去の映画と照らし合わせて評価してます。
You Saw What in ‘Avatar’? Pass Those Glasses!
http://www.nytimes.com/2010/01/20/movies/20avatar.html?scp=2&sq=avatar&st=cse
ワーナーマイカルみなとみらいにて、アバターを見てきました。結論から言えば、非常に見ごたえのある映画でした。3D の画像で見ましたが、空間上にいろいろな登場人物や乗り物や建物が浮き上がって見えるのは臨場感が増すと思いました。ただ、今後どの映画も 3D で見たいかと言われれば、そうでもないと言う気がします。
内容は、一見新しい映画のように見えますが、どうも昔からの映画の集大成のようにも見えました。すなわち、
と言った内容が、すべて織り込まれている気がしました。
どのようにそれらのストーリが垣間みれるかは、見てのお楽しみと言うことで。

マイケル・ジャクソンの追悼映画となってしまった THIS IS IT を見てきました。見ていてとても悲しい気持ちになりました。世界はこんな素晴らしいエンターテインメントを失ってしまったのだと。そして、自分も一度くらい彼のステージを見たかったなあと。
映画館の大きなスクリーンと大きな音響効果でもある程度の舞台の臨場感は伝わってきますが、やはり生の彼の歌声と演奏と、ダンスを見たかったなあと改めて思いました。高校生のころから「マイケル・ジャクソンのステージはまあいつか見られるだろう」というような感じで思っていたので、やはり楽しみは取っておくべきではないと改めて感じました。
彼の歌声って、それだけで特殊な楽器であるかのように、ものすごく音域の豊かな、のびやかで透き通ってよく通る音を奏でるんだなあとしみじみ思いました。
また、映画の中心となっていた、Kenny Ortega 氏をはじめとする、周囲の演奏者、ダンサー、照明、その他の人々とのやり取りも興味深かったです。一人ひとりの持っているものをうまく引き出して、新しいもの、聴衆の期待を超えるようなものを創造していこうという、ものすごいポジティブなエネルギーが伝わってきて、それを見ているだけで、気持ち良くなりました。こういう仕事ができるというのは最高なんだなあということを改めて認識しました。
もうすぐ DVD が出るようですが、まだ映画館でも上映しているので、その間にぜひ映画館で見られることをお勧めしたい映画です。
インデペンデンス・デイ
や、GODZILLA ゴジラ
でおなじみのローランド・エメリッヒの最新作、2012 を見てきた。端的にいえば、お金をかけた B 級映画をまた見てしまったという感想である。まだ見てない人で、これから見ようという人は以下の感想文を読まない方がいいかもしれない。
とにかく最初からめちゃくちゃだった。物理学者役の人が、「初めてニュートリノが物理反応を見せた」と発言した瞬間に、「ああ!この映画もうだめだ」と思ってしまった。1998年に既に日本の神岡鉱山跡地にあるスーパーカミオカンデで、ニュートリノ振動という物理現象に関する観測結果が発表されているわけだが、この映画の制作者はそれを無視していることがこれでわかってしまう。しかも、太陽から発せられたニュートリノが引き金となり、地殻変動を起こし、さらには地球の極を入れ替えてしまうなどということは考えられない。実際に、既に日本国内で強度のニュートリノビームをつくり、スーパーカミオカンデに向けて放出し、ニュートリノ振動を見るという実験が行われており、解析が進められつつあり、次期実験も計画されている。その間に茨城県と岐阜県の間で地殻変動が起きたなどという話は全くない。こうした実験をことごとく無視して、物理学者役の人に冒頭のようなことを言わせるのは、子供の教育上非常によくないと思い、嫌な予感がした。
すると今度は、世界の危機に向けて、G8 の首脳が集まるというシーンが出てきた。残念ながらこれも時代が進んでしまって嘘くさくなってしまった。現在では、G7 とか、G8 とかの枠組みは終焉しており、今年9月からは、G20 の時代となっている。そもそも地球の危機を前もって知らせるのに、G8 などのような、限られた国の首脳を集めるということはあり得ず、もっとオープンに行われるか、もっと閉鎖的になされるかのどちらかだろう。ここでさらにこの映画の行く末が案じられてしまった。
サンタモニカや、ロサンゼルスダウンタウンなど、なじみぶかい町が崩壊していく CG は圧巻であり、これを映画館の大スクリーンで見れたのは非常によかった。ただ、この映画の見所はそれだけと言ってもいいというくらいで、脚本はそもそもの話の出だしがでたらめな上、主人公はこれでもかというくらいのピンチにことごとく助かり、最後はいかにもハリウッド映画らしいわざとらしいハッピーエンドになるという点で、お金がかかっている割には安っぽい映画に見えてしまった。まあ、最近はそういう安っぽさに突っ込みをいれるのも楽しみになってきているのではあるが。ただ、そういう突っ込みができず、信じてしまう純粋な心を持った子供には見せたくない映画である。
この夏、結構ヒットしているサマーウォーズを見てきた。内容はとある仮想世界のメンテナンスをやっているオタクな高校生が、女性の先輩の故郷に先輩とともに行き、そこで大家族と接する間に、自分が管理する仮想世界で混乱が起き、それに対処するというものである。
内容からすれば、実写でもできたかもしれない。しかし、アニメをつかうことで、結構派手な展開に出来上がっている。とくに仮想世界での戦いのシーンは、アニメならではの豪快な演出が戦いを盛り上げている。また、映像とともに音楽もそれなりに凝っていて、さすがに著名なスタッフが関わっているだけのことはある。
ただ、表現手段は何であれ、ストーリー展開が純粋に面白いので、これだけヒットしているのかと納得できた。
アメリカ人が見たら、国防総省が仮想世界のセキュリティーに関して、そんなずさんな体制を敷いている訳がないと起こられそうではあるが、そういうところはあまり気にしないで、純粋に楽しもうと思えば、結構楽しめる映画だと思う。
この仮想世界はおそらく、日本ではあまりはやっていない Second Life あたりをモデルとしているのではないかと思った。ただ、Second Life だと、アバターがどうも日本人受けするものではないので、この映画の中ではいかにも日本人受けしそうなかわいらしいキャラクターを使っている。逆に言えば、日本で Second Life みたいな仮想世界をはやらそうと思ったら、そういうアバターのキャラクターとしてのかわいらしさも重要なポイントになるのではと思った。