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  • Saint-Paul

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    サンポール (Saint-Paul)という、中世の古い町並みが残されている城壁の町にいってきました。


    なんと、13世紀から続いている町なのだそうです。


    そういえば以前見たタイムラインという映画の舞台を思い起こさせるようでした。これは14世紀のフランス南西部へタイムスリップするという話ですが、ペーパーバックで英語版を読みながら情景を思い描いていたこともあり、その中の世界に入り込んだような気がして、不思議となんだか懐かしい気もしました。


    また、ファイナルファンタジーや、ドラゴンクエストで繰り広げられる世界観に通じるものもあると思いました。まあこうした作品がこのような中世のお城や街を舞台にしているので、当然かもしれません。


    街の中にはギャラリーがたくさんあります。


    昔から芸術家がよく住んでいたそうで、最近ではシャガールもいたということです。


    アート作品もちらほら見られます。


    城壁の周囲も散策できるようになっています。中には日本では見られない草花もあります。


    城壁の街を少し離れたところから眺めるのも良いです。家から30分ほどでこのようなタイムスリップしたような体験ができるのは非常に貴重なことだと思います。また行ってみたいと思います。

  • The Artist

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    アカデミー賞を受賞した The Artist を観てきました。

    観終わってから、orz な気がしました。事前に妻からハリウッドの映画が、無声からトーキーになり、それで失業した俳優が多くでたというエピソードを聞いていたのですが、まさかその話がこの映画の主人公の置かれた状況だとは、映画が終わって妻に解説してもらうまでわかりませんでした。また、自分の読解能力の低さにも悩まされました。無声映画なので、登場人物の発言や考えていることはたまに画面一杯にでてくる文章で示されるのですが、その文章が簡単なフランス語らしいということはわかるのですが、ほんの一部、自分の中で定着した単語をのぞいて、理解できませんでした。当然、各場面の重要なキーワードもその中に入っていたようですが、わからなくて、これも妻に映画が終わった後に教えてもらって「ああそうだったのか」という思いでした。中には、英語のメッセージが画面一杯にでてくる時もあるのですが、斜めになっていてしかも筆記体で書かれていて、「なんじゃこりゃ、どれどれ、えーっと」と読もうとして読み切れないうちに次の場面に行ってしまい、結局その手紙がなんだったのかがわからず、自分は何年英語を勉強しても、まだこのざまかと情けなくなりました。さらに、白黒映画という性質もあるのか、なんとなく見にくいなと思っているうちに、しばらく寝てしまっていたようで、この中にも重要な出来事やストーリーがあったようなのですが、完全に抜け落ちてしまいました。

    ということで、フランスに来てからはじめての映画鑑賞は、まだまだ自分はダメだなあ、勉強しなくてはならないなあと思わせるものでした。しかし、どうも後から話を聞くとかなり良い作品であるということは確実なので、もう少しフランス語がわかるようになってからじっくり観てみたいと思います。

  • フランス人にとって、日本のアニメは日本語で聞いた方が臨場感があるらしい

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    フランス人の同僚と話していたところ、同じ日本のアニメでも、日本人の声優にサブタイトルのついたものの方が、吹き替えのものよりも、臨場感があり感情がこもっていてよいということを教えてくれました。

    これを聞いて、なるほどなと思ったのですが、よくよく考えてみると自分でも英語の映画等の場合には、日本語吹き替えよりも英語のオリジナル版の方を好みます。その方がギャグのテンポや、日常よく使われるのだけれども日本語に訳しづらいというような表現などがストレートにわかるからです。

    ただ、この場合には、英語がある程度自分でわかるからそういえるのであり、ほとんどのフランス人にとっては、日本語はかなりちんぷんかんなはずです。それなのにフランス語の吹き替えよりも字幕を好むというのは、面白いと思います。彼らも始めの頃は、字幕を見ているうちにアニメの肝心な部分を逃してしまう恐れがあるので、好きでなかったが、しだいにフランス語吹き替えの限界を見てしまうと、やはり字幕の方がいいという結論に至るようです。

  • 地球(テラ)へ…

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    地球(テラ)へ… (中公文庫―コミック版)を読みました。子供の頃、初めて映画を見た時に結構ハマった覚えがあります。超能力者が普通の人と闘いながら宇宙を駆け巡り、最終的に地球に戻ってきて、最後に何もかもぶちこわすというくらいのストーリーしか覚えていなかったですが、超能力でしゃべらなくても心が通じるという点や、宇宙を舞台にした展開などに子供心に大変強い感銘を受け、自分の中では SF 大作として、銀河鉄道999やヤマトやガンダムなどとともに並び称される作品となっています。また、

    Coming Home to Terra, 
    Coming Home to Terra 
    愛の星 その名は地球

    という主題歌もとてもかっこよくて、いまだに口ずさむことができます。

    大人になって読んでみると、子供だけでなく大人でも楽しめるストーリー展開や、個人個人の内面の描写がよくできていることに気づきました。子供の頃には全くわからなかった超能力者ミューと一般人の人との軋轢、管理社会、個々人の競争、集団としてのグループワークなど、大人になったからこそわかる要素がたくさんありました。

    また、80年前後にこの作品ができた当時の時代背景を思い起こすと見えてくることもあります。70年代のアポロ計画から続く宇宙へのあこがれが上記の SF 作品に影響を及ぼしていることは想像に難くないですが、よくよく考えてみると、スプーン曲げなどのエスパーブームもありました。また、70年代はまだ冷戦まっただ中で、作品の中のコンピューターにより厳密に管理された社会というのは、どことなく共産主義の管理下におかれた社会が発展する様子を意識した構図にもなっているのではと思えてきます。

    確かこの作品は、数年前にテレビアニメ化されていました。機会があれば見てみたいです。

  • JIN -仁- DVD

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    テレビドラマの JIN -仁- を連休中に DVD で見ました。時代劇というと水戸黄門みたいに侍と町人とが他の職業の人々とともに、いろいろなやりとりをしていくエピソードが多いものですが、同じ時代劇でもタイムスリップという要素が入ると、実に想像力を掻き立てられる痛快なエンターテイメントになるものだと思いました。

    先日読んだばかりの原作マンガの記憶がまだ鮮明なうちにドラマも見ておきたいということで DVD をレンタルしてきました。江戸の街がスタジオのセットと CG で仕上げられ、マンガで見るよりもさらにいっそう臨場感が増します。配役もよく、個人的には麻生祐未さんが演じた栄さんと、中谷美紀さんが演じた野風が気に入りました。

    栄さんは、昔ながらの武家の誇りと伝統を受け継ぎ、凛とした態度で家庭を守ろうとしますが、麻生さんが原作のマンガからそのまま出てきたのではないかと思えるくらい、姿も性格もそっくりそのまま演じています。

    また、江戸で一番の花魁である野風を演じる中谷さんも見どころです。衣装と化粧のあでやかさが、彼女がもともと持っている美しさとあいまって、他に出てくる花魁と比べても群を抜いてオーラのようなものを放っていて、ため息が出るくらいきれいな花魁になっています。どことなく、スター・ウォーズのクイーン・アミダーラを彷彿とさせます。

    原作であるマンガと比べると、ドラマ向けにアレンジしたところもあり、マンガで期待していたことと異なる描写が出て来たりして、少し驚くこともあります。例えば仁先生の性格は、マンガに比べると、テレビ版では昔の恋人への思いが断ち切れず、持ってきた写真をずっと眺めているというシーンがよく出てきます。彼が何かするたびに、この写真が変わっていくという演出が入っていますが、これはテレビ版だからこそできるとはいうものの、やはり原作と比べてストーリーが変わってしまうというのはちょっと寂しい気もします。

    しかしながら、マンガでの主要なイベントはカバーされており、マンガと同様に次の展開が気になってしょうがなくなるつくりになっています。完結編も一気に見てみたいと思いました。

  • 絵になる映画スター

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    下記のロシアのサイトで映画スターが美術館に展示されている絵のように描かれています。

    http://trinixy.ru/59245-znamenitosti-v-stile-renessans-28-foto.html

    「絵になる」とはまさにこのことですね。どの絵も全く違和感なく描かれています。個人的にはブラッド・ピットの自然な笑みと、ジュリア・ロバーツが現代風の髪型でうまくおさまっているのがお気に入りです。

  • ナタリー・ポートマンがダークサイドへ堕ちると、ブラック・スワンになる

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    US の iTunes Store から、Black Swan (2010) をレンタルして観ました。ナタリー・ポートマンがアカデミー賞を受賞した作品なので、彼女のかわいらしい演技が見られるのかと予想していたら、思ったよりもホラー色が強く、なんだか気持ちのよくない映画でした。

    実はゴールデンウィーク中に、スター・ウォーズの全6エピソードを見ており、そのときにアナキン・スカイウォーカーがダークサイドに転じる様子を改めて見直し、そのきっかけにナタリー・ポートマンが演じるパドメが含まれていることを改めて認識したところでした。エピソード 1, 2, 3 は、映画館で見て、4, 5, 6 はテレビやビデオで見ていましたが、連続してみることで、話の筋が実に良くできていることを改めて思い知りました。

    本作品は今度はそのナタリー・ポートマンがダークサイドに転じる様子を描いていて興味深いです。実際に、主人公の仲間の一人が “Your highness (妃殿下)” とナタリー・ポートマンに対して、恭しくかつ皮肉を混めて呼びかけるシーンがあり、これは映画製作者の側で意識的に彼女にそう呼ばせたのではないかと思いました。

    おどろおどろしいシーンがいくつか出てきて、ホラーっぽい要素もあるのですが、まじめでおとなしい女の子から、ブラック・スワンを演じるために自分自身を変えて行く様子を、ナタリー・ポートマンが見事に演じているという点では、やはり彼女の演技力がすばらしいと言えるのでしょう。

  • Somewhere 鑑賞

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    ソフィア・コッポラ監督による Somewhere を桜木町で観てきました。彼女らしく、一つのテーマを淡々と描写して行くところはロスト・イン・トランスレーション以来変わっていないと思いました。今回のテーマは一言で言えば「虚しさ」あるいは「虚無感」でしょうか。主人公の映画俳優の一見華やかな生活と、時折観られる彼のやりきれない言動や表情が好対照でした。

  • The Social Network 鑑賞

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    最近何かと話題になってきている Facebook の生い立ちを描いた The Social Network が今日から日本でも公開されていますが、さっそく観てきました。サービス立ち上げからあっという間にユーザー数が増えていき、会社が法人化していくにつれ主人公の Mark Zuckerberg 氏の周囲に様々な人々が近づいたり、離れていったりする様子がテンポよく流れていき、Facebook という会社の成長の躍動感がそのまま伝わってくるようでした。

    この躍動感は堀江貴文氏が拝金で描いていた「つきぬける」という感覚に似ていました。まあそもそもの展開が、インターネットのサービスを立ち上げたら瞬く間にユーザー数を増やしていき、それとともに主人公の周りにお金と人が集まってくるというものなので、共通性は確かにあります。また、本当の出来事と架空のストーリーが入り混じっているという点でも似たところがあります。ただ、今回の映画のほうが、実名が出てくるので、より現実味があります。

    ハーバード大学の舞台では、ビル・ゲイツや、現在オバマ政権で経済顧問を務めているサマーズ氏が出てきますが、そっくりとは言えないまでも、よく似た人を連れてきたなあと思いました。

    実際にあったエピソードを意識したシーンもさりげなく映画に入っていました。Sequioa Capital といえば、シリコンバレーではトップ中のトップのベンチャーキャピタルですが、彼らから投資を受けるという会合の時に、パジャマで現れ、なぜ我々に投資をしないほうがよいかというプレゼンテーションを行ったという伝説があります。そのエピソードを意識してか、主人公がパジャマで投資家に会いに行くというシーンがあったのですが、前後の脈絡も何もなく、わからない人にはわけのわからない展開になっているのではと思われます。

    それにしても今日妻に指摘されて気づいたのですが、Mark Zuckerberg という名前、完全に日本語に訳せますね。Zucker というのはドイツ語で砂糖という意味ですし、Berg はドイツ語で山です。Mark は英語の印ですので、彼の名前は日本語では「砂糖山印」です。 今ググってみたら、まだ誰もこういう使い方はしていないようです。ということで、これから使い始めてみます。

  • 442日系部隊 アメリカ史上最強の陸軍

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    「442日系部隊 アメリカ史上最強の陸軍」を観てきました。真珠湾攻撃後にアメリカ在住日系人が強制収容所に入れられていた折に、ヨーロッパにおいて驚異的な戦歴を残したのが 442 大隊ですが、その部隊の活躍を、生き残った人々のインタビューや家族や周囲の人々の実際の話、さらには当時の写真や動画を使って描いたドキュメンタリー映画です。日系移民の子供として、アメリカで生まれ育った二世たちが、親から教わった「国のため、家族のため」という大和魂を持ちながら武士道を見事に実践し、アメリカ史上最も偉大な戦歴を残すまでの活躍ぶりを見せる様子を見ていくと、非常に励まされる思いがするとともに、その大和魂も武士道も日本からは消えてなくなりつつあるのは非常に情けなく、彼らに対して申し訳ない気がします。

    こうした作品は、ぜひとも日本の教育の中でも積極的に取り入れられ、次世代に受け継がれていくべきだと思いました。

    本作品は、ドキュメンタリー作品を長年手がけておられるすずきじゅんいち監督が指揮を執ったということで、ハリウッド映画にはない落ち着きと冷静さがうかがえました。歴史に名を残すこの部隊の活躍と、元兵士の皆さんの非常に真摯で丁寧な物腰が、厳しい環境を生き抜いた人々の口からしっかりとした力強い語り口で展開され、決して派手さはないものの語られる内容の重さからか、話しの一つ一つが力強く感じられました。

    また、元兵士の皆さんがヨーロッパ各地を訪れたときの、地元の皆さんの歓迎ぶりにも心が揺さぶられました。特に地元の若者たちが当時の戦闘状態を再現して、軍服を着てテントを張ったり当時使っていた物品を並べたりしているシーンがありましたが、その姿からは本当に元兵士の皆さんに感謝する念が伝わってくるようで、とても感動しました。

    そうした彼らの活躍を評して、トルーマン大統領の、彼らがファシズムと母国からの迫害という二つの戦いに買ったというコメントを残すシーンが収められていますが、まさにこの大隊の活躍ぶりと気概を物語っていると思います。

    この映画で知った事実もいくつかありました。出張で何回か訪れたミュンヘン郊外の Dachau には収容所がかつてあり、現在ではその記念施設となっているわけですが、ここを解放したのが 442 の日系人部隊ということでした。また、硫黄島で戦った部隊の中には日系人もいて、日本軍が洞窟や洞穴に隠れて自害しようとしているところを、日本語を話して安心してもらって、救ったということもあったようです。さらに、当時は本当に多くの日本人、日系人がハワイに住んでいて、軍に招集された日系人の多くがハワイ出身だったということも初めて知りましたし、当初はハワイ出身とアメリカ本土出身の人々とが喧嘩していたが、ハワイ出身者たちが日系人の強制収容所を訪れたとたんにぴたりと喧嘩がやんだということも、本作品を通して知りました。当時の日系人の強制収容所での暮らしぶりは、学生時代に読んだFarewell to Manzanar With Connections (HRW Library) でうかがい知ったのですが、映画ではその当時の人々の動揺やショックがありのままに描かれており、そのためかそこでの生活の苦労ぶりがひしひしと伝わってきました。ここからの日系人兵士たちが Dachau の強制収容所を開放したと言うのは本当に歴史の皮肉としか言いようがありません。

    本作品に出てきた元陸軍兵氏の方々は、どなたも80代から90代ですが、未だにエネルギーに満ちあふれてお元気で、さすがに修羅場をくぐり抜けてきただけのことはあると思いました。映画のテーマ自体は重々しく、ともすれば気がめいってしまうような内容のはずなのが、インタビューに応じた元兵士の皆さんの謙遜して暖かな話しぶりと、前向きな明るさが全体としての映画を明るい雰囲気にしていた気がします。

    横浜ニューテアトルで観ましたが、開演時間になると広告も携帯電話の電源を落とせという警告もなく、いきなりすぐに本編が始まり、本編が終わるとさっさと館内が明るくなるのもよかったです。本編と同じく、潔いと言うか、すっきりとしていて、なんで同じことが他の映画ではできないのだろうかと思いました。