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  • スーパークールビズが浸透しない理由

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    小田嶋隆氏がスーパークールビズはなぜ浸透しないかを述べています。

    スーパークールビズは革命なんだな
    http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20110609/220635/?P=5

    要は、Tシャツやアロハシャツや短パンだと、おじさんたちの威厳が保てないということらしいです。

    たしかに若くて体系が良ければ何を来ても様になるのが、年齢を重ねて肉がたるみ運動不足になってくると、同じ格好をしていてもかなり無理がでてくるということはあります。また、背広やネクタイによって社会的地位も現れるらしいのですが、自分はよくわかりません。

    Tシャツを着ていようが、短パンをはいていようが、要はきちんと本質をとらえてまっすぐな仕事ができればそれでいいのではと考えています。そういう意味ではシリコンバレーというのは非常にいい環境でした。

    また、夏に出張した時に気づいたのですが、ヨーロッパでも気温が20度台半ばを過ぎると、ネクタイや背広を着る人はほとんど見られませんでした。

    失われた20年と言われていますが、結局のところ、企業や個人のやり方がバブルあるいは冷戦終了時までの古いやり方にとらわれ続けているということでしょう。そういう意味では、氏が指摘するように、スーパークールビズというのはそういった古いやり方をかえる革命と言えるのかもしれません。

  • 公文式に学ぶ世界展開

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    公文式学習法というのは現在世界各地に広がっていて、売り上げは日本よりも海外の方が大きくなっているということです。

    世界の親が公文式に熱狂する理由
    http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20110509/219839/?P=1

    ベイエリアに住んでいた時も、近所に教室がありましたし、デトロイトの郊外やアメリカの片田舎に出張した時もレンタカーでラジオを聞いていると、「クーーーモンなんたらかんたら」と言う宣伝が聞こえてきたのにはびっくりしたものです。

    小学生一年生の頃、友達が公文に通っていて、試しについて行ったらやってみないかと言われてやってみたらひたすら単純な問題の繰り返しで、なんだかおもしろくないなと思って、それっきりでした。以後、公文式については気に留めることもなくそのまま過ごしてきたのですが、大人になってから、特に日本企業の海外進出を考えるにあたり、改めて公文式のすごさに驚くようになりました。

    記事にもあるように、あの反復練習を徹底して繰り返すことによって、子供に基礎学習能力をつけるという一貫した教授法を各国で徹底して展開しつつ、各国での状況に合わせたチューニングを行って、確実に各地での支持を高めているというのは、企業戦略としてお手本とすべきことではと思います。

    大人も公文式から学ぶことが多いのではと思いました。

  • 自然とともに生きていた先人の知恵

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    江戸時代に栄えた街道は、今回浸水しなかったという興味深い考察結果が出ています。

    東日本大震災:先人は知っていた 「歴史街道」浸水せず
    http://mainichi.jp/select/weathernews/20110311/news/20110419k0000e040095000c.html

    あたかも浸水する場所を知っているかのごとく、街道が通っていたというのは興味深いです。

    一方、TIME の Hannah Beach という人が、こんな記事を書いています。

    Quake Aftermath Highlights Japan’s Tug-of-War Between Nature and Technology
    http://www.time.com/time/world/article/0,8599,2064456,00.html

    どうも彼女のプロフィールを見ると、日米両国籍をもっているようで、上の記事を読む限り ANA の日本語機内誌を読んでラッキョウのネタをこれだけの英語で書けるくらいの高い文才を持ち、しかも中国語とフランス語もできるというとんでもなく優秀な人のようです。

    彼女が言うように、現代の日本はあちらこちらにコンクリートで固められた岸壁や斜面や醜い広告や看板があり、それが今回震災に見舞われた東北地方のみならず、日本全国いたるところでそうなってしまっているというのは、本当に嘆かわしいことです。

    これを機に、江戸時代の先人の知恵を見習い、旧街道よりも奥まったところに人々は住み、浸水したところは思い切って国立公園などにするような案はどうでしょうか。

  • 科学誌ネイチャーによる福島第一原子力発電所事故 Q&A

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    有名な科学誌であるネイチャーが、福島第一原子力発電所での事故に関して、Q&A をまとめていますが、それを日本語訳した方がおられます。

    英語圏の総合科学誌「ネイチャー」の福島原発事故Q&Aの日本語訳
    http://yokofurukawa.wordpress.com/2011/04/06/%E8%8B%B1%E8%AA%9E%E5%9C%8F%E3%81%AE%E7%B7%8F%E5%90%88%E7%A7%91%E5%AD%A6%E8%AA%8C%E3%80%8C%E3%83%8D%E3%82%A4%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%80%8D%E3%81%AE%E7%A6%8F%E5%B3%B6%E5%8E%9F%E7%99%BA%E4%BA%8B/

    海外の専門家の目で見た今回の事故に対する見解がうかがえます。興味深いのは、回答者が冷静に今回の事態を見ていることと、国内の信頼できる専門家の意見と同一の見解を示していることです。

    とにかく今望みたいのは、国のトップの人たちが、こうした海外の専門家も含めてありとあらゆるリソースと人智を使って事態の収拾にあたってほしいと言うことです。

  • iPhone に象徴されるアメリカ製造業の行く末

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    ニューズウィーク誌が iPhone についての興味深い記事を書いています。

    iPhoneが「アメリカ製」だったら
    http://www.newsweekjapan.jp/stories/business/2011/03/iphone-7.php

    記事で書かれているマケイン氏のように、よくアメリカの政治家などが iPhone は中国で製造されており、アメリカ人の雇用を奪っているする発言をしていますが、実際は中国では各ユニットの最終組み立て作業がおこなわれており、各ユニットは日本や韓国や台湾で製造されています。液晶は日本、半導体は韓国と台湾、レンズユニットや充電器は台湾といった具合に、もっぱら東アジアの労働コストが高くなった場所で生産されています。

    これらのユニットはもともとアメリカでも作られていたものですが、いつの間にかこうした技術集約的部品や、高付加価値部品はアメリカの製造業からは見られなくなりました。半導体と言えば、インテルや AMD や NVIDIA などの世界に名だたるメーカーも存在していますが、これらはアメリカで設計やデザイン、試作を行って東アジアで大量生産するというビジネスモデルになっており、製造までもアメリカでというわけにはいかなくなっています。この状態は結局のところ投資と教育とビジネス戦略、税制など、いろいろな要素が絡んで出来上がった帰結であって、別に意図してそうなったと言うわけではないです。すなわち、政治家がいくらこうした製造がアメリカでなされるべきだと発言したところで、こうした要素の一つ一つに着目して手を加えて行かなければ、事態が変わることはないでしょう。

    たとえば教育に注目してみても、現在の状態を変えようとするのは並大抵の努力では不可能で、思い切った対策が必要でしょう。自分が1993年から1994年にかけてアメリカに留学していたときは、韓国や台湾や香港からの留学生と言えばほとんどが機械工学か電子工学か、または経営学の専攻でした。特に機械工学や電子工学では、アジアからの留学生ばかりでアメリカ人は少数派になっていました。別にこれは一つの大学に限った現象ではなく、90年代前半で既にアメリカの理工系の大部分の大学では、アジア出身者が大部分を占めるという状態になっていました。今はこうした学生がエンジニアとなって、各産業界で活躍しているわけですが、一方でアメリカのハイテク産業界では、アメリカ人だけで仕事をすると言うことはできなくなっており、ビル・ゲイツが連邦政府に対して H-1B ビザの発給をもっと増やしてくれと要求したこともありました。

    つまり、教育一つとって見ても、アメリカで製造業を行うための人材がアメリカ人の中から十分に供給しきれておらず、アメリカ国外の人材に頼らざるを得なくなっています。その他にも、アメリカで製造業を立ち上げるための社会保障、インフラ、投資、税制などが、お金を儲けるために整っていなければ製造業は成り立たなくなり、あの GM でさえ、破綻に追い込まれるという事態が既に起きています。

    記事では、最後になぜアメリカはハイテク分野での雇用創出をしないのかと疑問を投げかけていますが、理由は多岐に渡り、解決はなかなか難しいのではと思います。

  • うちのエースはアジア人

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    最近発売された日経ビジネスで、「うちのエースはアジア人」というタイトルが書かれているのを見て、複雑な思いに駆られました。

    うちのエースはアジア人
    http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20101102/216920/

    まず、地理的には日本はアジアに属するわけですが、このタイトルからは明らかに日本とアジアを区別して考えられている事情がうかがえます。すなわち、日本とアジアは違うという意識です。

    まあもっとも、イギリス人に聞くと、イギリス人はイギリスをヨーロッパとみなしていないということなので、大陸からちょっと間を置いた島国に住んでいると、そういう意識になるものなのかもしれません。

    また、エースがアジア人であるということがタイトルになると言う事実も衝撃的です。すっかり人やモノの往来が激しくなった21世紀において、別に優秀な人であれば、アジア人だろうがヨーロッパ人だろうが、アメリカ人だろうが、オセアニアの人だろうがかまわないと思うのですが、アジア人だということで、なにか特別な注目を浴びるに値するかのような意識が働いているようで、これもまた意外に思えてきます。

    結局未だに明治時代の「脱亜入欧」意識が働いているのでしょうか。

    アメリカでは、自分が留学していた90年代前半には上位校や理工系、医学系の大学では半分以上がアジア人と言うことも珍しくなくなっており、彼らが学業だけでなく、仕事の面でも優秀な業績を残すことは想像に難くなく、実際に今の中国や韓国の経済発展はそうした彼らの活躍ぶりを反映していると言えるでしょう。そう考えると、今頃になってそうしたアジアの人々が日本で活躍していることが話題になっているのには驚かざるを得ません。

  • 各報道機関によって異なる写真

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    同じ事象を扱うにしても、各報道機関でこんなにも扱いが違うのかと驚かされるのが、各社ウェブサイトに見られる次の写真である。

    産經新聞

    時事通信

    毎日新聞

    朝日新聞

    戦後、GHQ がマッカーサー元帥と昭和天皇が並んだ、かの有名な写真を配布して、内外に衝撃的な印象を与えたのは有名だが、そのくらい写真と言うのはたくさんのことを物語ってくれる。そうしたことを考えながら、こうした各報道機関の写真の載せ方を比較してみると、それぞれの報道姿勢が伺えるような気がする。

    このときの模様は、ニューヨーク・タイムズでは、次のように報道されている

    Upon arriving at the palace, Obama greeted the emperor and empress with a deep bow and many subsequent smaller bows.

    つまり、一階深々とお辞儀したあと、オバマ大統領は何度も軽い会釈をしたと言うのである。この一文で天皇陛下と皇后陛下を前にしたオバマ大統領の誠実さと丁寧さがうかがえる。プロのカメラマンが撮る写真であるから、この間に撮影された写真の枚数は相当な数に及ぶはずである。その中から各社が上記の写真を選び出すと言うのは、それなりの意図があるということだろうか。

  • アルディがもたらす人類の祖先をめぐる新たな展開

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    今月初め、日本のメディアでも報道された、440万年前の人類の祖先に関する研究結果について、TIME が詳しく特集を組んでいたので読んでみた。

    Ardi Is a New Piece for the Evolution Puzzle
    http://www.time.com/time/health/article/0,8599,1927200,00.html

    アルディピテクス・ラミダス (Ardipitecus ramidus) と名付けられたこの化石は、40年ほど前にビートルズの Lucy in the Sky がかかっている中で見つかったルーシーの化石よりも120万年古い。略されて「アルディ」と名付けられたこの化石において、とりわけすばらしいのは、生物学上必要とされる頭蓋骨、歯、骨盤、腕と脚、そして手足と、全ての部位がそろっていることで、発掘に参加していたカリフォルニア大学バークレー校の Tim White 氏の生の声によれば、

    “To understand the biology, the parts you really want are the skull and teeth, the pelvis, the limbs and the hands and the feet. And we have all of them.”

    ということで、彼の興奮ぶりが伝わってくるようである。これらの骨は、他の植物や動物などの15万点にも登る化石とともに発掘され、かつてないほどの情報量がもたらされている。10月2日付けのサイエンス誌では、1994年から15年に渡ってエチオピアで発掘された出土品と調査結果を、10カ国から参加した47人による11の論文でまとめている。

    歯を見ると、彼らは雑食性だったようである。また、男性(オス?)の犬歯は、ゴリラやチンパンジーのそれと比べて鈍く、仲間同士で女性(メス?)をめぐって争ったようではなさそうだ。

    この犬歯をもって、アルディたちが二足歩行をしていたのではないかという研究者もいる。すなわち、彼らは争うよりも社会的な行動をすることを好み、子育てや食探しのために二足歩行を始めたとする説である。

    二足歩行の証拠は、骨盤と脚と足の骨に見られるが、同時に枝をつかみやすいような柔軟性を持つ手と、指が対峙して枝をつかみやすくなっている足を見ると、彼らが木の枝を上り下りしていた証拠もあり、アルディが完全に草原地帯に住んでいたというわけではないらしい。以前ならば人類の祖先は森から草原地帯へと住処を変え、そこで食べ物を得やすく、敵から逃れやすくなるように二足歩行が発達したという考えが定説だった。しかし、アルディが森の中で住んでいたということになると、むしろ違う考え方をとらざるを得ず、二足歩行により、子育てと食べ物の運搬がしやすくなったと考える方がよいとする研究者もいる。この辺りの見解は、古生物学者の間でも分かれているようだ。

    ダーウィンの進化論からすれば、アルディは猿から人への進化のちょうど中間に属するぴったりの存在となるらしい。ゴリラやチンパンジーは、手も足も同様に木の枝を巧みにつかめるような柔軟性がある一方、足に土踏まずがないために、二足歩行をしようとすると、左右によろめいてしまう。アルディの場合は、チンパンジーよりもよりものを巧みにつかめる手をもつ一方で、下半身はチンパンジーよりもより二足歩行に適した構造になっている。しかし、ルーシーなどのアウストラロピテクスや人間のような土踏まずはまだ発達しておらず、アルディたちも左右によろめきながら二足歩行していたらしい。

    asahi.com には、アルディの復元図が出ているが、サルトも人とも言えぬマンガみたいな姿をしている。というか、むしろ猿と人との中間を目指してあえてそのように描いたと見えなくもない。しかし、自分たちが子供の頃のネアンデルタール人がこれと大差ないように描かれていたのに対して、最近の最新の研究成果をもとにした復元模型はだいぶ生物としての息吹が感じられるようになってきていることを考えると、近い将来研究が進むにつれて、より説得力のある復元ができるようになるだろう。

  • オバマ大統領のノーベル平和賞受賞

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    オバマ大統領が今年のノーベル平和賞を受賞することになったとのことだが、どうも腑に落ちない。就任してまだ9ヶ月であり、これといった実績が出ている訳ではない。むしろ、今はまだ種をまいている段階で、これから芽が出てきて花が咲くのはもっと先という感がある。世界中の国々を自分たちの味方か、さもなくば敵だと割り切っていた前大統領と違って、対話により各国と友好関係を結ぼうとしている姿勢や、核兵器の削減に取り組む姿勢、および環境対策に真摯に立ち向かっていこうとしている点は評価できるものの、全て今始まったばかりの段階であり、結果が出て評価が出せるのは先の話である。

    と思っていたら、アメリカ人も同じことを思っているようで、現時点での TIME 誌のオンライン投票では、賛成票と反対票がきっちりと 50% 対 50% になっている。

    Screen shot 2009-10-09 at 11.37.54 PM

    物理や化学と行った分野でさえも、ノーベル賞の選考には時々首を傾げるものがあるが、経済や平和の分野になると、ますます客観性よりも主観とか将来性のようなものが入ってくる気がする。今回はその典型例とでも言えるだろうか。

  • 日本科学未来館

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    お台場にある日本科学未来館に行ってみた。前から興味があったのだが、今回の訪問の主目的は、「地球と宇宙の環境科学展~消えた生き物の謎と秘密~」という特別展で展示されている、復元されたネアンデルタール人である。

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    このネアンデルタール人は、オランダで普段は死体から肉付けをして生前の姿を取り戻す仕事をしている双子の兄弟が、復元したものである。昨年の秋にアメリカでこの記事を読んで以来、実物が見たいと興味を持っていたのだが、日本で見られるとは思わなかった。

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    普段は骨だけしか紹介されないネアンデルタール人だが、いざ肉付けされた写真をこうやってみて見ると、けっこうどこかであったことのあるような顔をして、親しみがわいてくる。化石と DNA 情報の両方から、復元を試みたということで、それなりに現実味はある。たとえば、白い肌と赤毛であることは、DNA 鑑定の結果からだそうだ。目の色をどうするか悩んで、兄弟は当初青にしたらしいが、青い目は人類において7000年前に発生したものらしいということで、急遽変更になったという。

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    今回の特別展の目玉であるはずなのだが、恐竜や他の絶滅した生物に比べると、大変地味なひっそりとした展示になっていた。個人的にはもうちょっと目立つようにあつらえてもよかったのではないかと思った。

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    ただ、やはり先カンブリア紀のアノマノカリスやティラノサウルスのほぼ実物大のロボットの展示は目立つし、子供たちもこれらを見て喜んでいる。特にティラノサウルスのロボットは迫力がある。そばで見ているとやはりロボットみたいなガクガクした動きにはなっているものの、顔が自分のところに近寄ってくると、それなりに怖い気分になった。

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    もちろん、ロボットのように動いていなくても、大きな化石が静かに展示されているだけでも迫力がある。

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    展示企画者が意図していたのかどうかはわからないが、モアとドードーが隣り合って展示されていたのには感動した。ドラえもんで「モアよドードーよ永遠に」を読んだことのある人なら、ピンとくるはずである。

    マンガがらみで言うと、宇宙エレベーターや太陽光エネルギー発電の説明では、ガンダム00をつかって紹介されていた。

    ナショナルジオグラフィックも絡んでいるので、各個人の祖先がどのような経路で現在地にたどり着いたかを教えてくれるジェノグラフィックプロジェクトに関しての展示もあった。このプロジェクトについての詳細はまた後日述べたいと思う。残念ながら、日本語での検査キットの配布が行われていないので、日本ではほとんど無名のプロジェクトだが、大変に面白いプロジェクトであるので、もっと広めてほしいと思う。著名人がテストした結果が展示されていたが、同じ日本人でもこれだけ違う結果が出るものかと、感心した。ある人のものは自分がやったときと同じような、中国の雲南地方出身を示すものだったし、別の人の結果は、彼女の祖先の多くがベーリング海を渡ってアメリカ大陸に進んでいったというものだった。

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    常設展示では、子供たちが理科に興味を持ってもらえるような展示や案内が主体となっているが、大人でも楽しめる内容になっている。夏休みということで、家族連れが多い。しんかい2000や、H2 ロケットの模型、スーパーカミオカンデの模型や高エネルギー加速器研究機構 (KEK) での B 粒子実験など、最新の国家規模での研究や、調査の最新状況、および最新技術の展示がなされている。

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    マーケティング的な見地からすれば、スーパーカミオカンデや、KEK での展示は、小柴氏や小林氏、益川氏のノーベル賞受賞につながった実験をもっと積極的にアピールした方が、集客効果が上がると思う。しかし一方で、彼らがノーベル賞を取ったのは他にも様々な研究成果や実験結果が積み重なった結果であり、特に何かの実験を際立たせて世間一般の人々にアピールするものでもなく、現状の展示の仕方で十分だという見方もとれる。

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    ただ、子供たちに理科に対する興味と関心を高め、大人たちにももっと科学技術に対する積極的かつ肯定的な見方をひきつけるべきだという考えに立てば、ニュースなどの報道で話題になっていることをきっかけとして、お父さん、お母さん、および子供たちをひきつける要素がもっとあってもいいのではと思った(そういう意味では、宇宙エレベーターと太陽光発電のところでガンダム00が使われているのはいいアイディアだと思う)。

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    帰りは、フジテレビ前の空き地にて、ススキとコスモスを見ながら、秋の気配を感じた。このあとでガンダムを見に行ったが、それはまた別のエントリーに欠くことにしよう。