http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20090724-00000001-president-bus_all にあった、発想力に関するテストをやってみた。以下に自分の答を書いてみたのだが、自分で考えたい人は、スクロールする前に上記のサイトに行ってみる事をお勧めする。
■ 問1:犯人は誰だ
殺人事件の容疑者として、X氏が逮捕されました。使用されたナイフには、X氏の指紋がべったりとついていたし、X氏にはアリバイもありません。しかも彼には殺人を犯す十分な動機まであったのです。しかし、事件を担当するY刑事は、X氏が犯人ではないと確信していました。なぜでしょう?
実は Y 刑事が犯人だから。
■ 問2:アリとキリギリス
アリは夏中働いて、冬の間の食べ物をせっせと蓄えました。キリギリスは夏中楽しく歌って過ごしました。あなたがキリギリスだったとして、その冬をどうやって乗りきりますか?
冬眠する。アリの食べ物を強奪する。食べ物の豊富なところに移動する、など。
■ 問3:以心伝心?
ある映画館では、普通席の入場券は1300円、指定席は1800円でした。一人目のお客が、黙って2000円を出すと、窓口の女性は「普通席ですか、指定席ですか?」と尋ねました。ところが、二人目のお客が黙って2000円を出したら、「指定席ですね」と言っておつりの200円を返してよこしました。なぜ指定席とわかったのでしょう?
二人がペアで、一人目が相席を頼んだから。
■ 問4:隣人はあなた
A〜Hという経営者8人が、中華料理屋の大きな丸テーブルを囲んで食事(※図参照)。ところがある新聞がスッパ抜いて、大きな汚職事件に発展しました。ボスであるAの右隣が逮捕された経営者。誰なのか推理してください。
A「Gは隣にいなかった」
B「Aの右隣じゃないし、正面でもなかった」
C「Aの正面じゃない」
D「Fの正面だった」
E「Dの隣だった」
F「Aの左隣だった」
G「Dの隣じゃなかった」
H「Fの隣だった」
C が該当する。
■ 問5:南向きの家
「この家は北向きだからねえ」
窓の日当たりが悪いとお母さんがため息をつきました。するといたずらっ子のサトシくん、
「四方がみんな南向きの窓の家だって建てられるよ」
「え、ホント?」
さて、どうしたらいいでしょう。
北極点に家を建てればよい。
■ 問6:横一線
自動車レースに参加したマサヒコくん、1時間に7周しか回れません。ところが、シンノスケは1時間に8周、ジョンは1時間に9周です。幸い、テツオが1時間に6周ペースなので、最下位だけはまぬがれそう。では、スタートしてから、また4人がピッタリ横並びになるのは、何時間後のことでしょう?
一時間後。
■ 問7:離婚できる?
誰よりも論理的な弁護士、ノザキ氏のところへ、中年男が訪ねてきました。
「私たち夫婦は、何事も意見が食い違い、年中ケンカばかりしています」
「それはお気の毒ですね」
「ついては、離婚したいと思うのですが、いかがでしょうか」
「それは不可能ですね」
ノザキ氏はなぜ、冷たく言い放ったのでしょうか?
中年男の話が本当であれば、彼の意見と彼の妻の意見は食い違う。そこで、彼が離婚したいと思うと、妻は離婚したがらない。離婚は両者の意見が合わないと成立しないので、彼は離婚できない。
■ 問8:ウソつきは何人?
政治家が100人います。彼らは「正直」か「ウソつき」のどちらかです。そして、(1)少なくとも一人は正直、誰でもいいから二人選ぶと、(2)少なくとも一人はウソつき。では、正直が何人で、ウソつきが何人?
任意の二人を選ぶと、(2) により、少なくともそのどちらかはウソつきでなければならず、二人とも正直である事はないと行っている。だが、(1) により、少なくとも100人中一人は正直であると行っている。そこで、100人中一人だけ正直で、99人が嘘つきなら、つじつまがあう。
■ 問9:脚の長さと数学力
ある統計学者が、町の住民6000人の全員に対して、数学の試験を行いました。それと同時に住民の脚の長さを測定しました。その結果、数学の能力と、脚の長さとの間には、強い相関があることがわかりました。コレはいったいどういうことなのでしょうか。
たとえば住民が赤ちゃんと大人で構成されていれば、数学が全くできない赤ちゃんの脚は短く、数学ができる大人は同時に脚が長いという相関が出る。
■ 問10:うまい分担は
3人の男性が、同時に理髪店を訪れました。大至急、調髪とヒゲ剃りをやってくれ、と要求します。しかし店には理容師が2人しかいなくて、調髪に1人あたり15分、ヒゲ剃りに1人あたり5分かかります。さあ、全部で何分かければ終わるでしょうか。
調髪に一人当たり15分、ヒゲ剃りに一人当たり5分かかるという事は、一人当たりに要する作業時間は20分ということになる。それが三人に対して必要だから、合計60分の作業時間が必要である。今、理容師は二人しかいないのだから、おのおの30分ずつ働けばよい。そこで仮に理容師二人を A と B とし、客三人を p、q、r とすると、たとえば、理容師 A が最初に客 p を散髪する。この間に理容師 B は客 q と r についてのヒゲ剃りを行う。r のヒゲ剃りが終わるや、理容師 B はただちに r の散髪を行う。r の散髪の間に p の散髪が終わるので、理容師 A は今度は q の散髪を行う。理容師 B が r の散髪を終えたところで B は p のヒゲ剃りを行う。これで30分ですべての作業が終わる。
ということで回答を出してみた。解答を見てみたが、どうも納得できないものもある。
問1:Y刑事が真犯人だから。刑事という設定は目くらまし。推理小説を読んでいると、この手の発想に慣れてくる。
まあそういうもんだろう。
問2:コンサートを開き、ためこんだ食べ物をアリたちに持ってきてもらう。竹内靖雄『イソップ寓話の経済倫理学』より。
この解答はなるほどと思った。でも、なんとなくどこかでこの話を読んだ気もしないでもない。
この解答の前提としては、キリギリスがコンサートを開いて客を集められるほど演奏力および集客力があるということである。地方巡業の売り出し中の歌手みたいに、主催者側の方が客側よりも人数が多いというような状態になったら、こういうのんきな解答では食っていけない。
問3:1000円札1枚と500円玉2個で払ったから。500円玉1個なら普通席だが、それより多いので指定席とわかる。
これもなるほどなと思う。
問4:C。まずFの席が決まり、次にDとHが決まり、……と、以下すべて埋まる。
これは落ち着いて図を書いていけばすぐにわかる。
問5:北極点に建てる。北極点から見たら、360度すべての方向が真南になる。
北とか南とかの定義に振り返れば、こういう発想も出てくるだろう。
問6:4人とも1時間にちょうど何周かずつ回るので、1時間後。最小公倍数なんか計算する必要はない。
問題をよく読めば、答えが出ている。
問7:何事も意見が食い違うのなら、妻は離婚に反対するはずだから。
これも難しくない。
問8:正直が一人、ウソつきが99人。もし正直な政治家が二人いたら、その二人を組み合わせたときに与えられた条件と合致しない。
これも落ち着いて考えれば解答は一つしかない。
問9:「町の全員」には、赤ん坊や子供も入っているから。統計データはしばしばウソをつくという一例。
自分の場合、ひねくれているというか、素直でないというか、何か統計的な発表があると、「本当か」「実はなにか隠されているのではないか」と疑ってしまう癖がある。この問題では、「算数」ではなく「数学」と書いてある事から、なんとなく怪しさを感じた。
問10:30分で終わる。順番に職人Aは客1、客2のヘアカット、職人Bは客2のヒゲ、客3のヘアカットとヒゲ、客Aのヒゲを並行して担当すればよい。
一人一人の生産性と必要な仕事量を考えれば、自ずと答えが出る。