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  • フランス語での “bless you”

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    英語では、誰かがくしゃみをすると周囲の人が “bless you” といいますが、フランス語では、

    à tes souhaits

    というそうです。もし、二回目であれば、

    à tes amours

    となるのだそうです。ただ、この表現はより親しい人に使うようです。

  • フランスならではの文化・慣習についてのオリエンテーション

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    仕事上受けなければならない教育項目として、フランス文化や慣習についてのオリエンテーションがありました。Cultures & Strategy という会社による教育でしたが、非常にためになったので、忘れないうちに概要だけでも書き留めておきたいと思います。

    まず我々がしばらくフランスに滞在した中で感じた疑問点や、不思議に思った点をまず最初にいくつか挙げました。これまでフランスで生活してきて、フランスの人々が時間に対してわりといい加減であること、あいさつのためにキスをすること、なかなか英語をしゃべろうといないこと、プロジェクト管理や集団の管理がうまくないこと、衛生的にも結構いい加減であることを挙げました。

    その後で Culture すなわち文化についての定義を抑えた後、フランスの歴史について簡単に振り返りました。特にフランス人にとって重要なのが、18世紀後半のフランス革命であり、世界ではじめて王の首をとって、自分たちの自らの主権を得たという点において、重要な意義を持つということでした。当時の絶対王政が絶頂期であったことを考えると、これは真の意味での革命で、後世のフランス人の平等に対する意識を強く植え付ける重要な要素となります。実際に、現在でもストライキがよく起きていますが、平等をうたうプラカードを掲げる人々が必ずいます。このあたりは、自由を強く意識するアメリカともまた異なるところです。

    次に、The Cros Cultural Grid という異文化の比較に関する見方を用いた各国の比較を学びました。これは、Geert Hofstede というオランダの人類学者が IBM の各区国の従業員への調査をもとに創り出したフレームワークで、5つの要素を用いて各国の文化的な違いを相対的に見るというものです。このインデックスをつかうと、今まで住んできた日本やアメリカもかなり違っていますが、フランスもまたかなり違っていることが相対的にわかります。たとえば、”Power Distance” という権威への見方や距離を示すインデックスでは、フランスが高く、アメリカが低く、日本は中間という指数になっています。また、他者といかに生きるか、コミュニケーションをとるかの指数である “Individualism” というインデックスは、予想される通りアメリカがダントツに高く、フランスも比較的高いですが、日本は低く出ています。”Masculinity” という男女の役割の違いや平等性を示す指数では、高ければ高いほど男性的で、低いほど女性的、あるいは男女の役割に相似が見られるらしいのですが、このインデックスでは日本が高く、アメリカが中間、フランスが低いと出ています。”Uncertainty Avoidance” という不確定要素をどれだけ排除したがるかのインデックスは、日本が高いのは当然として、楽観的な人が多いフランスも意外と高いのは驚きました。最後の要素である、儒教的要素については、当初の Hofstede の研究にはなかったものの、中国人従業員からの指摘で加えられたというものだそうで、真実は唯一であるとか、時間は分割的だと考える西洋に対して、複数の真実が存在し、時間は永遠だとするという東洋的な考え方を含むようになっています。当然ながら、日本はこのインデックスについては高く、フランスとアメリカは同様に低いという結果になっています。

    このグリッドのフレームワークの当てはめ方については、どうもしっくりこなくて、必ずしも同意できるものではありませんが、純粋に数値に出して相対的に各国の文化を見る時には面白い見方です。詳しくは例えば、こちらのサイトにもありますので、興味のある方は見られると良いのではと思います。

    他にも、high context および low context といったコミュニケーションの違いで見た場合、わりとフランス語というのは日本語と同じく high context で、言語外の要素を含んだコミュニケーションがなされるということも学びましたし、フランスで意識すべきこと、やるべきでないことなども学びました。

    短時間で多くのことを学べる有意義なオリエンテーションでした。最初に自分が掲げた多くの疑問点についてもだいぶ納得がいきました。フランス人は割と芸術家肌が多く、期日や期限を守るよりも中身を重視するほうが重要だと考えるので、そもそも時間に遅れることは気にしていないということ、個々の平等と最良が重要視されるので、アメリカの会社のようにあまり細かい職務記述などはなく、個人個人がやりたいようにやれるということ (そのため、プロジェクトが発散する可能性もある)、自分たちの言語に対して誇りを持っているため、隣の国の言葉である英語というのはやはり現在の世界共通語になりつつあることは認めつつも、いきなり誰かに英語で話されるよりも、どんなにへたくそでもつたなくてもいいからフランス語で話しかけられる方がはるかに嬉しいということ、お金をつかんだ後の手で平気で生の野菜をつかもうが、ペットの犬が糞を道路に落とそうが、フランスの平均寿命は80を越えているのだから細かいことは気にしなくていいと考えているということなども、講師の方に教えてもらい、「ええそうなの?!」とは思ったものの、とりあえずの回答が得られてすっきりとしました。

    今後は、自分自身の実体験もふまえながら、すこしずつ学んだことをエピソードも交えて書き出していこうと思います。

  • 「あのー」が紛らわしい発音?その理由は?

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    仕事で日本に電話をし終わった後、近くの席にいた同僚から、「アノー」とはどういう意味だと尋ねられました。英語で言うと、 let me see とか well とかと同様で、間をおいて考えるときに使う表現だと答えると、彼が言いました。

    「どうも自分の名前が呼ばれているようで気持ち悪い」

    そこで気づきました。彼の名前は、Arnaud で、フランスではたまに見かける名前ですが、r の発音はこの場合はほとんど無音化してアーと伸ばし、かつ最後の子音は読まないので、「アーノー」になるわけです。つまり「あのー」という発音が彼の名前にきわめて近くなり、突然彼の名前が呼ばれているように錯覚するという結果になったということです。

    たしかに、自分の知らない言語で話されている時に突然自分の名前が聞こえてきて、しかもそれが何度も出てくると気持ちが悪いものです。彼によると、日本に訪問したときにも何回も自分の名前が聞こえてきて、なんでだと思ったそうです。

    その後、日本に電話をすることになり、「あのー」を使わないようにしようと心がけましたが、思ったよりも難しく、無意識のうちに「あのー」と言っていることに気づきました。癖というのは指摘されないと気付かないものだと改めて思いました。

  • フランス語で「結構」にあたる表現があるらしい

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    アンティーブのフランス料理屋で夕食を同僚ととっているときに便利な表現を教わった。英語で “How are you?” (調子はどうですか) “Fine thank you.” (いいですよ。ありがとう) というやりとりがフランス語にもあるのだが、この時に “Ça va?” (どうですか) という表現が使われる。答えるときに ”Ça va.” とすればよいので便利なのだが、実はこの表現、断るときにも使えるのだそうだ。

    たとえば誰かがコップに水をついでくれそうなときに、もういらないという意思を伝えるときに、”Ça va” という風に言えるのだという。

    これは、まさしく日本語の「結構」にあたるのではないかと思った。「けっこう」というのはつかいかたによっては「よい」という意味にもなるし、「もうこれ以上いらない」という意味にもなる。同様な表現がフランス語にもあるということを知って、なんだかうれしくなった。

    レストランは典型的な南フランスの伝統的な料理を出してくれる店だそうで、実際にムール貝の料理や、魚のスープ、焼き鳥みたいな串刺しの鶏肉などは本当においしかった。

    Le Village
    31 Rue James Close, 06600 Antibes Juan les Pins, France
    +33 4 93 34 19 66 ‎