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  • 自動車のボディーを充電池にしてしまう妙案

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    ちょっと前の記事になりますが、ヨーロッパの大学や自動車会社などが、電気自動車のボディーを充電池にしてしまおうという研究に取り組んでいます。

    Batteries That Can Multitask
    http://www.nytimes.com/2011/06/05/automobiles/05BATTERY.html?_r=1

    もともと車のボディーに炭素繊維の複合材を使うというアイディアはありますが、現在のところとても高価であまり実用的ではありません。ところが、炭素繊維を結びつけるレシンの代わりに、リチウムイオンの繊維をつかうことで、これにそのまま蓄電性を持たせ、ボディー全体をバッテリーとして使ってしまえば、ボディー自体が軽くなるうえ、蓄電容量も増せるため、初期導入費用は上がっても、燃費改善などの長期的なトータルのコストで見たときには割に合うということでしょう。

    非常に合理的でとても良いアイディアだと思います。ぜひ実現してほしいものです。

  • 欧米における有機食物への関心の高まり

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    食料価格が上昇し、景気がいっこうによくならない中、有機食物が欧米で売れており、投資家の注目を得ているという記事がニューヨーク・タイムズで報じられています。

    Strong Sales of Organic Foods Attract Investors
    http://www.nytimes.com/2011/05/24/business/global/24organic.html?_r=1

    一般的な消費者の間での環境や健康への関心の高まりや、組織や技術の向上、新興国からの関心の高まり、そして福島第一原発からの放射性物質の放出などの人々の恐怖心を煽る事故が一定期間ごとに起きていることが、こうした有機食物への需要を高くしているようです。

    また高付加価値品は一般的に不況時に強く、こうした有機食物がその類の物を買える人々に買い支えられており、彼らの購買力は現在のような困難な時期にもあまり影響していないという説もあるようです。

    ロンドンを拠点とする Organic Monitor が伝えるところによれば、2009年の有機食物及び飲料の全世界での売上は、前年比5%増の5兆5千億ドルとなり、2000年時と比べて2倍の伸びになっているそうです。

    また、こうした売上増に伴い、有機栽培を行う農地も増えているようです。ヨーロッパの農地のうちの有機栽培地が占める割合は、2008年の1.74%から2009年に1.94%に増えているのだそうです。

    ヨーロッパでは、環境や健康への関心の高まりを背景として、有機農地に対する補助金が出ているのに対し、アメリカでは今後の成長機会として捉えられ、標準化や認定化や教育・研究がそうした有機食物への関心を高めているという違いはあるようです。

    日本では Whole Foods みたいな有機栽培のものを中心に扱う店がまだまだ少ないですが、欧米でのこうした有機食物への関心の高まりが日本にも見られるのかどうか、注視してみたいと思います。

  • 原子力発電の是非を問う

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    原子力発電所について見直しの気運が世界各地で高まっていますが、今回の福島での事故に対する当然の反応だと思います。ただ、メディアの報道やインターネット上の情報を通じて疑問に思っていることがあるので、ここで書いてみようと思います。

    原子力発電に関して最も単純に考えると、大きく分けて二つの議論ができると思います。すなわち、今後も原子力発電を続けて行くか、それとも原子力発電をやめることにするかという議論です。

    原子力発電を今後も続ける場合

    今回、原子力発電についての困難や注意点や反省点が多数浮かび上がりました。特に多く見られるが、設計時に考えられなかった事態に見舞われたとか、多重の安全機構が全て働かなくなったという「想定外」の事故です。また、放射線や放射能についての知識や理解の不足による帰結として、おととい三人が被爆してしまった事故や、混乱を招くマスメディアによる発表、さらには風評被害が拡大するといった事態が発生してしまっています。

    そこで提案なのですが、今後原子力発電を日本で行って行くのであれば、義務教育で原子力発電に関する必要知識を必修にするというのはどうでしょうか。すなわち、質量とエネルギーの等価関係から始めて、核分裂や連鎖反応も学習し、さらには放射線と放射能の基礎知識を学ぶとともに、原子力発電の仕組みを材料と生成物もあわせて理解し、環境や子孫に与える影響や、原子力発電に関する開発や維持および破棄のコストまで考えて行くのです。

    現実問題として、今我々がたよっている原子力というのは、たとえ今この瞬間に発電をやめて使用を停止したとしても、使用済み核燃料や放射性物質を子々孫々残して行ってしまうわけです。たとえばプルトニウムなどは半減期が3万年近くあることから、我々の子孫はこれから数万年に渡ってプルトニウムの放射能とつきあって行かざるを得ないわけです。

    また、次から次へと検出される放射性物質について、マスメディアでいろいろと騒がれていますが、実はいま食品や水から見つかっている量であれば、身体に害を与えるほどではないと言うことが統計学的に示されており、むしろタバコや大気汚染の方がよっぽど危険です。こうした理解は原子力発電を行って行く上では、誰しもが必要なことではないでしょうか。

    もし、原子力を今後も使って行くということに決めるのならば、イデオロギーの話は抜きにして、義務教育の段階で正しい知識が学べるようにすべきではないかと思います。

    原子力発電をやめる場合

    一方、原子力発電をやめるとした場合でも、上記に示したように既に放射線物質によって汚染された器具や施設や放射性物質そのものが存在する以上、それらの扱いについて正しい知識とノウハウを後世に伝えて行く義務は我々がおっていると思います。

    その上で現状三割以上の電気の供給を原子力に頼っている現実も見なければなりません。原子力発電をやめるとなると、その三割の電気の使用を減らす手だてか、もしくは代替手段を考えなければなりません。電気の使用を減らすならば、例えば国レベルでは全国の全ての信号機とトンネル照明を LED に変更するとか、照明施設はできるだけ太陽光を使うよう規制したり派手なネオンや広告そのものを禁止にしたりしまうとか、エコポイントのような取り組みにより、消費電力の高い旧式の家電を消費電力の少ない最新のものにかえる気運を高めるとか、電気料金そのものを高くしてしまうとかいったような取り組みが必要でしょう。

    一方、原子力発電に変わる手段を探るという点に関しては、地熱や太陽光や風力を使った発電能力を高めるとか、今は研究段階にあるメタンハイドレートによる発電の実用化のめどを早急に立たせるとか、都市全体としてスマート化やコジェネレーションによる各拠点や施設での積極的な発電を目指すとかいったような総合的な施策が必要でしょう。

    今のメディアの報道を見ていると、特に日本では福島第一原発の動向が逐次報道されていますが、本当は上記のような視点に立ち返って、そもそも原子力発電とどうつきあっていくかを見極めて行く議論があってもよいのではと思います。個人的な意見としては、現在の電力会社を頂点とする組織体勢や、現場とマネージメントの乖離、国民の教育状況、そもそも原子力のことをわかっていない人が現場を任せられていると言う現状、事故発生時の対応の困難さ、などを考えて行くと原子力発電を今後も日本で行って行くのはきわめて難しいのではと思えてなりません。

  • オール電化住宅の悲運

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    先日オール電化住宅は、今回の震災を契機に普及が見直されるのではと書きましたが、実際にそのことを話題にした記事が出ています。

    オール電化住宅、普及裏目…原発2基分の消費増
    http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20110323-OYT1T00569.htm

    直近のたった3年間で、原発二基分の約200万キロワット分の電気消費能力が増えた可能性があると言うことですから、大変な消費量です。

    電気というのは、発電所から各家庭までの電線における消耗も結構な量になる上、発電プロセスそのものもいろいろと問題を抱えており、電気一本やりと言うのはエコではないと感じていましたが、それが裏付けられた気がします。

    やはりリスクは分散すべきだと言うことを改めて認識させられます。

  • MINI の新しいコンセプトカー: Paceman

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    デトロイトの北米国際自動車ショーで、MINI の新しいコンセプトカーである Paceman が発表され、その案内ビデオが YouTube で見られます。

    MINI のコンセプトを継承しつつ、クーペの走り屋の心を MINI に引き付けようとしています。運転席部分から後部座席にかけて下がっていく天井、それとは対照的に前から後ろにかけて上昇していくボディーラインが、クーペのシャープなイメージを引き出しています。また、テールランプも水平方向に広がって、どっしりとした強さを醸し出しています。さらに、このコンセプトモデルは緑ですが、保守的なイメージの色をあえてこのような色合いと光沢でボディーに塗ることによって、シャープな印象をもたらしているのも面白いです。また、エコなイメージもひょっとすると出そうとしているのかもしれません。

    ビデオでは、MINI Connected も紹介していますが、iPhone との連携デモは見逃せません。

    また、MINI USA サイトでも紹介が見られます。
    http://www.miniusa.com/?deepLink=/learn/futureConcepts/paceman#/learn/futureConcepts-m

  • iPhone の電池消費改善

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    iPhone のファームウェアを4.0.2 にしてから電池のもちが劇的に悪くなり、その原因は何かと色々と悩んでいましたが、ようやくその原因がわかりました。どうやら Exchange サーバーを四六時中見に行くプッシュの設定に切り替わってしまっていたのが原因のようです。今朝、この設定が切り替わっているのに気づいて、設定をフェッチに切り替えたら、以前のように電池の減りがそんなに悪くなくなりました。

    当初、ファームウェア 4.0.2 の更新により、何らかのアプリが影響されて、電池の持ちが悪くなったのかと思い、ファームウェアを 4.0.1 に戻してみましたが、やはり電池の持ちが悪い状況は続いていました。アプリケーションを削除してみてもどうも電池の持ちに変化は見られず、いっそのこと 3.x に戻そうかとも思っていました。ですが、今度はエラーコード 3002 の問題に悩まされることになり、結局この問題を解決することはあきらめ、いったん最新の 4.1 に更新してみました。

    この上で、今日もう一度 iPhone の電池に影響を与える設定は何かとウェブで調べてみると、どうも Exchange サーバーを見に行くプッシュ型の設定が原因のようであると判断し、この設定を切り替えてみるとそれまで熱くなっていた iPhone が熱を帯びなくなりました。

    ということで、なんとか本件は一件落着となるか、しばらく様子を見ようと思います。

  • シャンペンボトルの更新

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    二酸化炭素排出量削減のために、シャンペンのボトルが更新されるそうです。

    French Champagne Makers Try for a Greener Bottle – NYTimes.com
    http://www.nytimes.com/2010/09/01/business/energy-environment/01champagne.html?_r=1&scp=2&sq=Champagne&st=cse

    瓶の底の部分と肩の部分をちょっと変えることで、750mlの容量を変えることなく、瓶を65グラム軽くすることができるということです。これが年間に出荷される3億本のシャンペンに適用されれば、効果は絶大になるということで、なかなか興味深いものがあります。

  • 全体としてよりエネルギーを消費するようになった電化製品

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    電化製品が全体としてより多くのエネルギーを消費するようになってきているという記事が、ニューヨーク・タイムズで報告されている。

    Plugged-In Age Feeds a Hunger for Electricity
    http://www.nytimes.com/2009/09/20/business/energy-environment/20efficiency.html?_r=1&th&emc=th

    記事によると、冷蔵庫やエアコンなどの個々の電化製品のエネルギー効率は良くなってきているものの、昔に比べて人々が持つ電化製品の数が増えていることと、液晶やプラズマを使った大画面テレビが従来のブラウン管のテレビに置き換わったり、子供たちが XBOX や PlayStation 3 をつけっぱなしにしたりすることで、家庭での全体としての電気使用量が増える傾向にあるという。

    確かに自分の身の回りでもいろいろな電化製品や PC 関連機器が蓄積してきている。個々の製品を考えても、もはやデスクトップ PC を使わなくなったから、ブラウン管とデスクトップ PC という組み合わせに比べてラップトップの方が遥かに消費電力は小さい。しかしその間に iPod や iPhone が増え、NAS も加わりしかもこれは通常常時電源オンにしている。プリンターもネットワーク対応なので、電源を入れっぱなしにしたくなる気に駆られるが、これは今のところこまめに電源を落とすようにしている。

    うっかりすると、電気を使いっぱなしになりがちな今日この頃、気をつけなければと思った。

  • 日本科学未来館

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    お台場にある日本科学未来館に行ってみた。前から興味があったのだが、今回の訪問の主目的は、「地球と宇宙の環境科学展~消えた生き物の謎と秘密~」という特別展で展示されている、復元されたネアンデルタール人である。

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    このネアンデルタール人は、オランダで普段は死体から肉付けをして生前の姿を取り戻す仕事をしている双子の兄弟が、復元したものである。昨年の秋にアメリカでこの記事を読んで以来、実物が見たいと興味を持っていたのだが、日本で見られるとは思わなかった。

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    普段は骨だけしか紹介されないネアンデルタール人だが、いざ肉付けされた写真をこうやってみて見ると、けっこうどこかであったことのあるような顔をして、親しみがわいてくる。化石と DNA 情報の両方から、復元を試みたということで、それなりに現実味はある。たとえば、白い肌と赤毛であることは、DNA 鑑定の結果からだそうだ。目の色をどうするか悩んで、兄弟は当初青にしたらしいが、青い目は人類において7000年前に発生したものらしいということで、急遽変更になったという。

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    今回の特別展の目玉であるはずなのだが、恐竜や他の絶滅した生物に比べると、大変地味なひっそりとした展示になっていた。個人的にはもうちょっと目立つようにあつらえてもよかったのではないかと思った。

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    ただ、やはり先カンブリア紀のアノマノカリスやティラノサウルスのほぼ実物大のロボットの展示は目立つし、子供たちもこれらを見て喜んでいる。特にティラノサウルスのロボットは迫力がある。そばで見ているとやはりロボットみたいなガクガクした動きにはなっているものの、顔が自分のところに近寄ってくると、それなりに怖い気分になった。

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    もちろん、ロボットのように動いていなくても、大きな化石が静かに展示されているだけでも迫力がある。

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    展示企画者が意図していたのかどうかはわからないが、モアとドードーが隣り合って展示されていたのには感動した。ドラえもんで「モアよドードーよ永遠に」を読んだことのある人なら、ピンとくるはずである。

    マンガがらみで言うと、宇宙エレベーターや太陽光エネルギー発電の説明では、ガンダム00をつかって紹介されていた。

    ナショナルジオグラフィックも絡んでいるので、各個人の祖先がどのような経路で現在地にたどり着いたかを教えてくれるジェノグラフィックプロジェクトに関しての展示もあった。このプロジェクトについての詳細はまた後日述べたいと思う。残念ながら、日本語での検査キットの配布が行われていないので、日本ではほとんど無名のプロジェクトだが、大変に面白いプロジェクトであるので、もっと広めてほしいと思う。著名人がテストした結果が展示されていたが、同じ日本人でもこれだけ違う結果が出るものかと、感心した。ある人のものは自分がやったときと同じような、中国の雲南地方出身を示すものだったし、別の人の結果は、彼女の祖先の多くがベーリング海を渡ってアメリカ大陸に進んでいったというものだった。

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    常設展示では、子供たちが理科に興味を持ってもらえるような展示や案内が主体となっているが、大人でも楽しめる内容になっている。夏休みということで、家族連れが多い。しんかい2000や、H2 ロケットの模型、スーパーカミオカンデの模型や高エネルギー加速器研究機構 (KEK) での B 粒子実験など、最新の国家規模での研究や、調査の最新状況、および最新技術の展示がなされている。

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    マーケティング的な見地からすれば、スーパーカミオカンデや、KEK での展示は、小柴氏や小林氏、益川氏のノーベル賞受賞につながった実験をもっと積極的にアピールした方が、集客効果が上がると思う。しかし一方で、彼らがノーベル賞を取ったのは他にも様々な研究成果や実験結果が積み重なった結果であり、特に何かの実験を際立たせて世間一般の人々にアピールするものでもなく、現状の展示の仕方で十分だという見方もとれる。

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    ただ、子供たちに理科に対する興味と関心を高め、大人たちにももっと科学技術に対する積極的かつ肯定的な見方をひきつけるべきだという考えに立てば、ニュースなどの報道で話題になっていることをきっかけとして、お父さん、お母さん、および子供たちをひきつける要素がもっとあってもいいのではと思った(そういう意味では、宇宙エレベーターと太陽光発電のところでガンダム00が使われているのはいいアイディアだと思う)。

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    帰りは、フジテレビ前の空き地にて、ススキとコスモスを見ながら、秋の気配を感じた。このあとでガンダムを見に行ったが、それはまた別のエントリーに欠くことにしよう。

  • 電気自動車は温暖化ガス排出量がゼロである?

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    これは単純にそうともいえないだろう。というのも、こういった自動車は電気の供給を受けなければならず、電気自体が化石燃料を燃やして生成されている限り、二酸化炭素は発生している。すなわち、電気自動車を走らせているから、地球温暖化ガスの排出がゼロになっているという風にはいえず、実際には供給を受けた電気を電力会社が生成するとき発生した二酸化炭素がかならず存在するはずである。

    そう考えて自動車メーカーの広告を見ると、確かに気を使っていることがわかる。

    例えばこのサイトでは、「走行中の CO2 排出 0」と書いており、あくまで走行中であることを強調している。メーカー側も上述の事情は理解しているようで、

    発電から充電までのCO2排出量は含まれておりません。

    とわざわざ注意書きで書いている。

    現在のガソリンエンジンを利用したときに発生する二酸化炭素のように比べると、こうした電気自動車が発電や充電も含めたすべての過程で発生する二酸化炭素はかなり減るのかもしれない。しかし、ときどき電気自動車に乗り換えれば、二酸化炭素の排出量がゼロに抑えられるかのような主張を見かけるので、注意しなければならない。温暖化ガスの排出を抑えるという点においては、電気自動車はまだ発展途上の段階であり、もっと別のエンジン機構も必要だという認識も持った方がよいと思う。