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  • アメリカ人の常識

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    昨日のニューヨークタイムズで、アメリカ人の常識を考えさせられる二つの記事があった。

    Easily Overlooked Lesions Tied to Colon Cancer
    http://www.nytimes.com/2008/03/05/health/research/05cancer.html

    Arizona Weighs Bill to Allow Guns on Campuses
    http://www.nytimes.com/2008/03/05/us/05guns.html?scp=1&sq=arizona+gun+campus&st=nyt

    前者は、現在大腸ガンの原因とされているポリープ以外にも、平べったい傷や、へこんだ傷などの比較的見つけにくい腸内の損傷が、アメリカ人の中でもかなりの数でガンの原因になっているというもの。80年代に日本人の研究者の間でこの可能性が指摘されていたが、アメリカの医学会では、「日本人特有の病気」であるとして、重要視されなかったらしい。

    これは非常に興味深い話である。医者という高学歴で社会的地位の高い人々が、人種の違いにとらわれすぎて、この病気の可能性を見過ごしてしまっている訳である。もちろん、例えば塩分を多く摂取している日本人には胃ガンが多く、肉類を多く食べるアメリカ白人の間には血栓症が多いというような統計があるので、こうした思い過ごしができてしまうのはやむを得ないかもしれない。しかし、ちょっと考えれば、アメリカ人だろうと日本人だろうと、そういう症状が出れば、疑ってみるべしというのが筋ではないだろうか。

    “Arizona …” の方は、大学のキャンパス内でも銃を持たせるようにすべきだという議員の主張が紹介されている。あれだけキャンパス内で銃による死傷者が出ているにも関わらず、「それだからかそ、学生は銃で武装すべきだ」などというのである。どうもこういった考え方は、日本で生まれ育った自分にはなじめない。

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