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  • ネアンデルタール人

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    今月号の National Geographic では、ネアンデルタール人についての特集が組まれているが、非常に興味深い。最近の化石調査や遺伝子情報の研究をもとに、彼らの生態や生活について、かなり詳しく書かれている。

    ヨーロッパで見つかっている化石をみると、明らかに人間の手で傷つけられた傷が骨に残っているケースが結構あるのだという。このことから、ネアンデルタール人の間でカンニバリズム(人食い)の習慣があったと考えられている。しかし、肉をはいだのは同じネアンデルタール人ではなく、現世人類の祖先だったかもしれない。化石自体はヨーロッパ全域からシベリアにかけて多く見つかっており、彼らがユーラシア大陸の広大な部分を占めていたことがわかる。しかし全盛期でもヨーロッパには全部で総勢1万5千人ほどしかいなかったらしい。

    ほかにも見つかっている化石からは、大きな肺を有していたことから吸った空気が冷たくても体内で暖めることができたということ、脚が短いのは寒い地域に対応するためと考えられること、大人の男子でだいたい 150cm くらいまで成長したこと、しかし体重は 90kg くらいに達し、結構がっしりした体格だったこと、その体格を養うため、一日5000カロリーくらいの食料を必要としていたのではないかということがわかるそうだ。

    解読された DNA によれば、ネアンデルタール人は白い肌と赤い毛をもっていたそうだ。さらに言語をつかさどる能力も持っていたという。

    また、昨日のニューヨークタイムズによれば、ネアンデルタール人が住んでいた地域からムール貝や回遊魚の残骸が見つかっており、彼らがシーフードを楽しんでいたこともわかったという。

    科学が進むにつれて、こうした消えてしまった「別の人類」の姿が浮かび上がってくるのは非常におもしろい。

    • ネアンデルタール人、
      教科書で覚えて、唯一まともに言える難しい言葉かも・・・
      そんな昔の生き物の事まで、そんなに詳しくわかっちゃうもんなんだね。
      人間てすごいや

    • > ひよんさん

      「ネアンデルタール」っていうのは、ドイツ語で、19世紀半ばにその化石が発掘された洞窟のあった地名に由来するそうです。

      それにしてもネアンデルタール人の行方が気になります。実は高度な文明を築いて、ほかの星にいっちゃったとかそんな展開になってたら面白いとも思います。

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