朝起きて、再び腕のだるさを感じた。最初は減圧症を患ったときのようなだるさとしびれかと思ったが、目が覚めていくうちにだんだんとそれがやはり昨日感じたのと同じような、筋トレをした後のような感覚に近いということに気づいた。しかし、連日こういう感覚を覚えるのは気分のいいものではない。深呼吸してもう一度寝てみたら、今度はその感覚もなくなった。
昨日の晩、エルネストが届けてくれた診断書を確認してみたら、いくつかまだ間違いが見られた。同時に、とても暖かいメッセージが添えられており、非常に感動的だった。こういうの早いほうがよいと思い、彼が書き置きしてくれたメールアドレスにその点を報告しておいた。
Chedraui で調達したパンと果物を食べ、荷造りをしてから、ふと空港に行く道すがら、病院に立ち寄り、エルネストか Padilla 先生か、誰かに直接直してもらった方がよいのではと考えた。ホテルのロビーまで思い荷物を文字通り背負って引きずりながら運び、チェックアウトをしてタクシーに乗り、病院へと向かった。
病院では、Padilla 先生がちょうどいたので、彼女に診断書を修正してもらい、サインももらった。そのついでに、朝起きた後、腕がちょうど筋肉痛から回復するような感覚になると告げたところ、腕を下にして寝るなどして、血流が悪くなると酸素の供給が悪くなり、そういう感覚 (sensation) を感じることがあると言われた。実際、 さっき荷物を背負っていたからか、今ちょうど腕に朝起きたときとにたような感覚があるのを自覚した。血流に影響するので、バックパックなど、方に背負うものはやめた方がいい、しかしこれによって、直後のフライトをキャンセルするようなものではないという確認をもらって、すっかり安心した。
空港に行き、荷物を預けたあと、機内に乗り込んだ。離陸してからしばらくの間、気圧の低下による体への影響はあるかどうか心配だったが、特に何の影響もなかった。2時間のフライトにも関わらず、サンドイッチが振る舞われたのには驚いた。しかしあまりおいしくなく、空港で買っておいたチキンバーガーを食べた。
ヒューストン空港に何事もなく着き、一安心した。減圧症にかかったという時点で、まともに飛行機に乗れるかが懸念事項だったので、まずは最初のフライトを無事に終えることができて、一安心である。どうせフライトはアメリカ人ばかりだから、アメリカ入国審査はすぐに終わるだろうと思っていたら、まちがっていた。ヨーロッパやほかの国々から来た人々で、非常に混雑しており、結局入国審査が終わるのに1時間以上かかった。
いったん荷物をすべて受け取り、税関を通った後、また荷物を預け、再びセキュリティーチェックである。ここでも多数の人々が並んでいて、げんなりした。次のフライトまで全部で3時間の空き時間があるおかげで、焦らずにすんだが、次のフライトまで時間のない人々には、本当に気の毒になってくる。
セキュリティーを通って一安心すると、おなかがすいてきたので、ゲートに行く途中、Panda Express にて、食事した。ここは学生時代によくお世話になった中華のファーストフードだが、こういうテキサスのど真ん中の空港では非常にありがたい存在である。
定刻通りにサンフランシスコに向かう便が出発し、ほどなくして飲み物とピザが振る舞われた。客に対する客室乗務員の態度も非常によかった。さらにうれしかったのは、エコノミークラスにも関わらず、座席に電源が備わっていたことだ。機体が 737-900 と、最近のモデルだったということもあるだろうが、コンチネンタルのサービスには非常にいい印象を受けた。
サンフランシスコ空港に着き、頼んでおいたリムジンサービスの Bose に拾ってもらい、家まで送り届けてもらった。久しぶりに走る 101 を見ると、ようやくかえってきたという気がした。



