Hector’s Diving Service
昨日ホテルの予約係のところで「連日利用すると安くなる」ということで、Hector という人のダイビングサービスを利用することにした。朝9時に Dive House 前の船着き場に集合とのことである。いってみると、アメリカ人夫婦が二人、船のくるのを待っていた。彼らに Hector のサービスを利用するのかと聞くと、そうだと答えた。彼らは既に昨日 Hector のガイドにより潜ったらしく、その経験から今日水とフルーツを持ってきたとのことである。船の上では必要最低限のサービスしかないということである。船にはトイレもないということで、妻にとってはかなりの痛手である。聞いているうちにだんだん不安になりながらも、水だけは確保しておいた方がよいと思い、さっき朝食を食べたビーチ沿いのレストランで水を一本もらっておいた。夫婦によると、船の上ではなーんにもでないので、水やフルーツは自分で用意しなければならないということだった。
やがて9時を過ぎて、Lorena という名前のほとんど釣り船みたいな小さなボートがやってきた。一応英語をしゃべるが、何を言っているのかよくわからないおじいちゃんが一人乗っている。彼が何かをいうと、アメリカ人奥さんが「ここに荷物を置くのね」といってくれたので、器材をボートに乗せ、貴重品の入った袋は手に持っておくことにした。夫婦が解したところによると、Hector は車でポイントの近くまで乗せていってくれるそうだ。
Dive House の裏側の道路にいくと、陽気な調子の Hector が現れた。30 年くらい使っているのではないかというようなミニバンに我々を乗せ、Hector は Paradise Beach に我々を運んだ。途中、Israel という今日のガイドを務めるというメキシコ人の彼の相棒を乗せていった。
Paradise Beach で降りて、船着き場で少し待っているとさっきの釣り船が現れた。Hector は我々が船に乗ったのを見届けると、どこかに行ってしまった。この間、お金も払っていなければ、「訴えません」という書類のサインも何もしてない。
Israel がボートでの移動中にブリーフィングを行ってくれた。一本目は Palancar Garden となるらしい。アメリカ人夫婦は BC とレギュレーターを借りていたのだが、そのうちの一つが調子が悪い。別のものと取り替えたが、不安をかき立てられる。
Palancar Garden
この前潜った Palancaar Hourseshoe の隣のポイント。地面から根が次から次へと競り上がり、盆栽庭園かなにかを見ているような気がしてくる。サンゴや魚も豊富で楽しいポイントだった。カメや Horseeye Jack の群れ、Palometa などをみた。
Yucab
ここは生物が多くみられるポイントである。北へ向かう流れに乗って、French Grunt や School Master や Blue Stripe Grunt の群れが岩陰にたたずんで群れをなしているのをみた。Horseeye Jack の群れや Palometa もいた。砂地が印象的だった。
気になるのは Israel がダイブコンピューターを持っておらず、安全停止らしいこともやっていないことである。自分で浮力をコントロールして、5m くらいのところに3分以上とどまることにしたが、自分自身でこうした判断ができない初心者には勧められないだいぶサービスだと思った。
結局ダイビングが終わって、船から降りるまでお金を求められることはなかった。最初から最後までいい加減というか、必要最低限のサービスぶりだと思った。当初の予想に反して、ボートの上で、水とフルーツが振る舞われたが、夫婦が用意してくれた(というか、彼らがレストランから持ってきた)フルーツの方が新鮮だった。
乗馬
ホテルの予約係のところで、乗馬があることを知り、妻が大変興味を持った。そこで試してみることにした。タクシーで3分くらいのところのランチにいき、馬に乗った。17年ぶりの乗馬だったが、それなりに楽しめた。妻が昨日買ったブーツを履いて乗馬する姿が大変さまになっていた。
途中で、マヤ文明のサウナという建物の中に入った。ここでは、一時間ほど人々が火を焚きながら過ごし、儀式を行い、その後で聖なる泉の水を浴びて、ほてった体をさますという説明を受けた。
Paradise
旅行中、ホテルの至る所で出会った Chuck というポートランドから来ている人に、強く勧められてナイトダイブを行うことにした。おそらく9年ぶりくらいのナイトダイブである。しかしこれが困難極まるダイビングだった。
エントリー直前に借りたライトがロックされて点灯しなくなった。これをアンロックするのが難しい。ガイドの David に直してもらったが、水中で何らかの衝撃で再びロックされてしまうのではと気になった。さらに、レギュレーターの黒いエア制御の部分がとれてしまった。そばにいたスタッフに直してもらおうと頼んだが、彼も修復できない。ダイビング自体には問題ないという判断で、潜降した。
夜のダイビングは昼間と違う生物が活発になって面白いことは面白い。足の先から先まで伸ばすと 1m くらいになりそうなカニは現れるし、ロブスターは堂々と地面を移動しているし、変色しているブダイもおもしろい。また、妻も砂地にまぎれていた Southern Stingray を見つけることができた。自分も何か見つけたいと思い、岩陰をのぞくとネムリブカが寝ているところを発見できた。
途中でライトが何らかの衝撃によって、思った通りロックされてしまった。そばにガイドがやってきて、直してくれたが、今度は妻の姿が見えなくなった。その後のダイビングは彼女のことが非常に不安になって集中できなかった。無事を祈りつつ、他の11名のダイバーとガイド二人とダイビングを続け、エキジットすると、ボートの上に妻が休んでいるのを発見して安心した。
後で妻に聞いたところ、途中で浮力コントロールができなくなって、浮いてしまい、水面に達してしまったが、そこから潜降しようとしても潜降できず、そうこうしているうちにガイドの一人がやってきて、ボートをよんでくれたという。ここら辺の対応は、Dive House のスタッフはきわめてプロフェッショナルにやってくれていて、Hector のところではこういう連係プレイはどうなるのだろうかと疑問に思った。まあとにかく、事故もなく無事に一日を終えることができた。

















