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  • AMSTERDAM, NETHERLANDS and KOELN, GERMANY

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    COACHは8時半ごろアムステルダムに着いた。結局隣に座った日本人とはひとこともしゃべらなかった。とにかくつかれていて、鼻の奥からのどにかけてもいたく、しゃべるきにならなかった。着くやいなや、運転手が”Be careful at the Central Station. If you turn around, you’ll lose your luggage.”といった。どうもアムステルダムのセントラル駅のスリ・置き引きのひどさは本物らしい。下車してバスのオフィスに行き、ドイツ行きのバスの時刻表をもらう。全てオランダ語で書かれているのでよくわからないが、まあ料金と目的地と出発時間だけ分かればいい。

    駅に着くと、ずいぶんとひっそりとしている。これがかのセントラル駅だろうか。人影もまばらである。階下にコインロッカーがあるのを発見し、そこにでかい荷物を置いた。その後駅の窓口にいき、ケルン行きの電車の料金を尋ねた。学生割引+週末割引で115ギルドになるという。3時間ほどで行けるらしい。バスだと往復4時間かかるが 70ギルドほどで行ける。どっちにしようか迷うが、とりあえず後で考えることにして、アムステルダムの空港でローマから大阪行きの飛行機に乗り換える友達にあおうと考えた。空港までの切符を買い、電車に乗ろうとするが、どうやって乗ればいいか分からない。そもそも改札らしきものもなく、どの電車がSCHIZOL空港駅に行くのかもわからない。しばらくみまわしてみると、AMSTERDAM CENTRAL STATIONという表示がみえた。どうもこのプラットホームから乗ればセントラル駅に行けるらしい。セントラル駅に行けば空港へのいきかたも分かるだろう。それにしてもここは何という名前の駅なのだろう。いろいろとわからないことだらけであるが、とりあえず来た電車に乗り込んだ。

    電車はやがて地下に潜り込んだ。どうもこの電車はMETROという、地下鉄らしい。切符はオランダ国鉄のものらしい。オランダ国鉄と METROが重なるのはこの辺ではAMSTELという駅だけみたいだ。ということはさっきバスが着いたのはAMSTELという駅みたいだ。なにもかもがあやふやなまま、セントラル駅についた。結局切符をもっているかどうかは何もチェックされなかった。余裕で無賃乗車ができそうである。

    さて今度は空港行きの電車に乗らなくてはならない。しかしどれに乗ればいいかわからん。各電車の行き先が成田空港の出発便を表すパネルみたいにずらーっとならんでいるが、その中にVIA SCHIZOLというもじをみつけて、これだろうと見当をつけ、電車に乗り込んだ。電車には大きなかばんをもった人がたくさんいたので、どうもこれでいいらしい。

    空港へは一駅目で着いた。ローマからの便は1時間ほど到着がおくれるらしい。大阪行きの便はキャンセルされている。普通乗り換え客は税関の外にでてくることはないが、このキャンセルされた便の処理のために友達がでてきて、チケット発行窓口であえるかもしれない。あるいはその前に到着ゲートでまっていればあえるかも知れない。そのどちらで待っていてもあえそうな気配もない。しょうがないから INFORMATIONにいき、名前を呼び出してもらう。しかし何の反応もなかった。どうやら聞いていなかったようだ。合計で3時間ほどねばったがけっきょくやはり税関をくぐらなければならないらしい。あきらめてAMSTEL駅に荷物をとりに帰ることにした。

    このころまでに、ケルンに行こうときめていた。というのもバスは朝の8時半に出発する便しかないが、電車ならほぼ1時間おきにでるからだ。荷物をとり、切符を買って、例によって地下鉄に乗ってセントラル駅に行く。

    セントラル駅はさすがに人が多い。まわりにもたくさんの看板やら何やら観光客向けと思われる店やらがある。とりあえず何時発の電車をどこで捕まえればいいか分からないので、INFORMATIONにいって、たずねてみた。すると3時に出ると行って、時刻表と、どのプラットホームから出るかを書いた紙をくれた。

    3時ちょうどきっかりに電車は出発した。電車はとてもきれいである。車内の幅は新幹線と同じくらいであるが、通路をはさんで二席ずつの配置なので、二等とはいえども快適である。バスよりも快適な旅が楽しめる。しばらくして車掌が切符を点検しに来た。適当な席に座ったが、別にそれで構わないようである。

    30分ほどでユトレヒトについた。すると一人の老人がやってきて自分の席はここだという。よく見るとそういうメモを持っている。あわてて隣の席に移動し、彼女に事情を説明すると、納得してもらえたようである。この年で英語をしゃべるとはさすがである。

    車外には田園風景が広がる。時々風車も見える。あちこちに水路があり、まさにオランダにいるという気分になってくる。所々にサッカー場も見える。しかし雨が降った後で、水たまりがあり、使われている様子はなかった。

    ドイツに入る前にもう一度、今度は老女性の車掌が切符の点検にきた。すらっと背が高く、帽子と制服を着ているその姿はなんとなくかわいらしい。よく考えると日本でこのくらいの年齢の女性がこうして働いている姿はあまり見られない。

    ドイツに入ると田園風景が少なくなり、住宅地が増えてきた。ドュッセルドルフにつくと、日本人の女性が二人入ってきた。斜め前の席に座って自分は田園都市線沿いにすんでいるとか、中央線沿いにすんでいるとか、埼京線はすごく込むとかそういう話を始めた。電車がケルンについて降りてからもああこの階段と通路の様子は東京駅か新宿駅みたいだと話している。確かにそうである。しかし線路が何本もある以上、構造的に人の流れを制御するにはこういう作りが一般的になるのだろう。彼女たちはもう一年くらい日本にかえっていないとかいう話をしていたので、こちらに来ている留学生らしい。だいたいこういうところに留学生を送り込む大学は見当が着くので、どこの大学に行っているのかを聞こうと思ったがやめた。

    ケルンの駅はものすごい人でごった返していた。土曜の夕方みんなどこかにでかけるからであろうか。現地住民と思われる人、観光客、軍人、そしてサッカーのサポーターがうろうろしている。昔土曜日の午後、6時から東京12チャンネルで三菱ダイヤモンドサッカーでたとえばFC KOLN対BIERUN MUNCHENなどという好カードをみることがあったが彼らはそういう試合を支える人々である。ああ生の試合が見たい。

    しかしまず宿を確保しなければならない。LONELY PLANETにのっているユースホステルに電話すると、空きがあるから来てチェックインすればいいという。そこでいこうとするが、どの電車にどこで乗ればいいかがわからない。まどぐちでBOLTENSTERNSTRASSEにいきたいというと、そこから16にのればいいとおしえてくれ、ついでに切符を買うこともできた。

    ユースホステルは住宅地の中にある公園の一角にあった。えらいデラックスなつくりである。10階建てくらいの高さで、中は新しく清潔できれいである。チェックインをして部屋に入ろうとするが、5分くらい奮闘しても鍵を開けることができない。となりのひとをノックして呼び出し、あけてもらった。部屋の中もやはりきれいである。この旅行でいままで泊まった場所の中でもっともきれいである。とりあえず荷をおろして食事に出かける。

    ケルンの街に戻るが、めぼしい商店が見つからない。しょうがないのでマクドナルドで食べることにした。ここ3日間くらいずーっと昼と夜はハンバーガーを食べている。風邪をひくわけである。帰りがけに駅の中の小さなスーパーで野菜ジュースとリンゴを買った。

    さて部屋に戻るとイラン出身でドイツにすんでいるという若者が部屋の鍵を開けてくれた。彼に一応鍵の開け方を教えてもらったが、まだのみこめない。とにかく自己紹介をして、いくらか話をしたあと、野菜ジュースを飲み、リンゴを食べ、シャワーを浴びて、さっさと寝ることにした。

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