起きてシャワーを浴び、ホテルのパンを食べる。ただ単に食パンとマーガリンとジャムがあるだけであるが、ただなのでがまんしてたべる。
その後、KENSINGTON PALACEをあるいてみる。人影もまばらである。マラソンしている人、写真をとる観光客、どこかに急ぎ足でいくビジネスマンの姿などもみられる。いったんKENSINGTON PALACEの南西の端までいく。
そのままPALACEとHYDE PARDのわきのみちを東に向かって歩いてみた。一日おきにBACKINGUM PALACEで兵隊の交代がみられるらしい。まあ今日やっていなくてもとりあえずPALACEの姿をみて楽しむことはできる。11時過ぎにつくと、もう人だかりができている。こういうとき背が高いと便利である。日本人の観光客の後ろについて、交代の様子をみていた。しゃきっしゃきっとした動きが印象的である。子供のころ、よく見たおもちゃの兵隊は赤い服に黒のズボン、それにあの黒いふさふさした帽子だが、この人たちはグレーのコートを着ている。あるいはその下におなじみの服を来ているのかもしれない。
見物しながらこの儀式は何の意味があるのだろうかと考えた。もはやこれは観光客集めの演技にしかなっていない。たとえばこのバッキンガム宮殿めがけてどこかの国が陸から攻めてくることはありえない。そのまえにどこかでやられているはずである。いま見物に来ている全ての観光客がかばんの中に武器をもっていて攻撃を仕掛けたらどうなるだろうか。まずそういうことはありえない。それよりもこのバッキンガム宮殿を攻めたところでどうにもならない。重要人物は別のところにいるはずである。そうすると本当にこの兵隊交代の儀式は実用的な意味はないと言える。まあしかし見ていて面白いものではあるのでありかつこれだけ多くの観光客を集められるのだから、それ自体存在価値のあるものであるかもしれない。
その後、大英博物館まで歩いていってみることにした。しかしおなかがすいたので昼食をとることにする。ぶらっとBARにたちより、MURPHY’Sのビールとツナとキュウリのサンドイッチを頼んだ。1時過ぎなので、昼休みのスーツ姿の人たちが沢山見られる。みんな飯は食わずにビールばかりのんでいる。午後の仕事に差し支えはないのだろうかと思うが、概して白人はアルコールに強いらしいので、ビール500mlほどではたいした影響を与えないのかも知れない。みんなひっきりなしによくしゃべっている。しばらくしたら、相席になった二人の女性の元にえらいでかいサラダとフランスパンがとどけられた。まあでかいといっても葉っぱとその受け皿がでかく、中身はそんなにないようである。彼女たちはワインをのみながらこのサラダを食べている。まわりをみてもビジネスマンばかりで観光客の姿はどこにも見えない。普通の服でこうやってモバイルギアで入力している自分の姿は彼らにどう映っているのだろうか。
地図を見て自分の位置を確認しながら歩いていき、大英博物館には2時半ごろについた。2ポンド以上の寄付をしてくれというような箱がおいてあったが、お金がないので無視して何も払わずに入った。中も外も所々工事していたがその資金や、展示品の扱い、職員の雇用、その他もろもろで沢山の費用がかかるのだろうが、基本的に入場料を無料にしている点が素晴らしい。中にはたくさんのヨーロッパ人、遠足の子どもたち、そして日本人がいた。展示品は圧倒的に古代エジプトやギリシャの彫刻が圧倒的に多くあった。紀元前数百年も前にもうあれだけ人間の体に忠実な彫刻をするとはほんとうにすばらしいものである。階をあがっていくと、インドやアジア各国の仏像や彫刻も見られるようになるが、それらの全ての源流がそうしたギリシャの彫刻である。文化の流れを一気に見てとれるようで面白い。外に目を引いたのは、16、7世紀くらいにつくられて、いまもなお動いている時計である。中にはカレンダーがついたものや、アラームがついたものである。このころのヨーロッパの技術水準の高さを思い知らされた。一通りの展示品を見たあと、ロゼッタストーンを見るのを忘れていたのを思いだし、もう一度初めに見たエジプトの彫刻やレリーフのセクションをおとずれた。
この博物館は5時できっかり閉まってしまう。しばらくあるいてみて、そのままかえろうかと考えたが、つかれたので地下鉄でQUEENSWAYまでかえった。博物館にいる間に鼻の奥が痛くなってきた。ついにつかれがたまって風邪の菌にやられたのだろうか。
QUEENSWAYにもどり、マクドナルドで夕飯をとった。しばらく休憩した後、宿に戻り、かばんを背負い、VICTORIA COACH STATIONに向かった。その後バスに乗りこむ。今度は運ちゃんがちゃんと目的地を確かめなが荷物をバスに入れてくれた。
バスに乗り込んで、しばらく刷るとDOVERのフェリーポートに来た。ここでバスから降りる。フェリーの中をうろついてみるが、そのでかさにおどろいた。DUTY FREE SHOPやらレストランやら、 PUBやら、なにもかもある。しかし財布の中にはもうすでに小銭がいくらかしかなかったので、何も買わず、適当にあいている席をみつけて寝ていた。のどは相変わらず痛い。
フランスのカレーにつくと、パスポートのチェックがあった。バスに乗ったり降りたりという繰り返しが何回かあったが、これがけっこうきつかった。かなり疲れているらしい。バスが発信した後、車が右側通行になっているのを確認して、フランスに来たことを実感しながら寝た。



