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  • LONDON, ENGLAND

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    今日は朝食をHIROにつくってもらった。ベーコンを食べてみる。からい。ひとこと声を出したら「すみません」とあやまられた。そのあとでしばらくしてから味が出てきた。確かにおいしいことはおいしいのだが、どうも塩味がきつすぎる気がした。

    そのあとでそのままキッチンでHUSSAINというケニアからきたという人とはなしをした。ケニアは結構経済と民主政が発達しているらしい。ほかの国より豊かなようで、中古の車なども日本と同じくらいの値段で買えるそうだ。

    さていよいよロンドンに向けて出発である。9ポンドでロンドン行きの COACHのチケットを買い、ついでにAMSTERDAMゆきのバスのチケットも27 ポンドで購入しておく。

    発車してからすぐにPIZZA HUTでグーリットのポスターが飾っているのを発見した。彼が両手で「ほれ」というかんじでピザのひときれをこっちに向かって差し出している。さすがイギリスである。こういうところにオランダのサッカー選手をもってくるところが渋い。

    ロンドンへの道のりは、来るときと同じように田園風景の中をずうっと走っていくものだった。今日は張れているので何もかも美しく見える。しばらく走っていると、田園の面積が減り、建物の数が多くなってくる。住宅地が多くなり、それとともに信号の数が多くなってきたと思ったら、窓から見えるビルボードに LONDONの字が見えるようになった。いつのまにかロンドンにはいったらしい。しかしいつまでも住宅地のようなところをとおっている。いつになったらVICTORIA COACH STATIONにつくのかとおもったら、もうすぐで着くと言うアナウンスが入った。

    それにしても美しい町並みである。住宅地と思っていた家々は、実は単なる家の形をしたオフィスだったり商店だったりする。しかもそれらに看板や商店名がない。あったとしても探すのが大変なくらいに小さい文字で目立たなく書かれている。日本でもよく頑固な店の主人が「自分のところには広告など出さなくても客自らが探し出して来る」というようなことを言っていたのを聞いたことがあるが、それに近い発想なのだろうか。古いがしかし決して汚くはない、むしろおしゃれな感じの家がびしっと統一観を伴ってならんでいる。そうした家々の線が並ぶ中に小さな公園があり、ある英雄か誰かの銅像を建ててある。なんと洗練されていて成熟した町並みなのだろうかとすっかり感心させられた。数百年間にわたって市民が自分たちの手で政治の権力を手にし、その権力を活かして活動してきた結果が、この美しい町並みなのである。

    バスを降りてから、宿をどうするか決めなければならなかった。 LONELY PLANETの宿のセクションに大英博物館の近くに安宿があるのを見つけ、そこに電話すると、空いているからいつでも来いという。しかしいくには鉄道のVICTORIA STATIONに行かなくてはならない。そこであるいてそっちに向かっていると、一人の黒髪を茶色に染めたいかにも日本人臭いにいちゃんが英語で話しかけてきた。宿があるのでそこで泊まらないかといっている。聞いてみると、10ポンドで大英博物館に近いところにとまれ、しかもここから無料でバスで連れていってくれるという。10ポンドという値段は LONELY PLANETにもなかったので、これはいいとおもい、さっそくその話にのることにする。

    バスを待っている間彼と話したところ、かれはBOO YOUNGという、韓国の学生で、現在イギリスで勉強しているのだという。どうりできれいな英語をしゃべるわけだ。お金がなくなったので、こうしてユースホステルのために働いているのだという。待っている間、ほかのそうした一員と思われる人が彼と話をしていた。やがてバスが来て、彼らは去っていき、バスの運ちゃんと自分だけになった。ここがHYDE PARKだとか、ここがダイアナ妃のすんでいた KENSINGTON PALACEだとかいうことをおしえてもらった。

    ユースホステルはQUEENS PARKという一件よさそうなホテルの一室か何かのようで、QUEENS CABINという。レセプションでSAMという、若いころのリンゴスターみたいな顔をした若者が”WELCOME”とむかえてくれた。かなりアクセントの強い英語だが、なぜかかっこよく聞こえる。部屋に入ると6畳くらいの部屋に2段ベッドが三つおいてある。よくまあつめこむなあとおもわせる。しかしこれで一晩で60ポンドが稼げるのだから、結構いい商売かも知れない。

    荷物をおろして、まずテムズ川のボートツアーに行こうと思った。ちょっと西にあるくとQUEENSWAYという道があり、そこにQUEENSWAYという駅と、 BAYSWATERという駅がある。そのせいかこの通りは非常ににぎわっている。レバノン料理屋、中華料理屋、インド料理屋などの各国の料理屋や、アラブ系の人が経営するみやげもの屋がある。その一つに立ち寄ると、ダイアナ妃、エリザベス女王、ブレア首相、そしてチャールズ皇太子の顔だけのはがきやら、Tシャツなどがある。ここにSPICE GIRLSのグッズが色々とおいてあるのに驚いた。どうやら彼女たちはイギリスでかなりの人気をはくしているようだ。

    おなかがすいたので、出かける前にBURGER KINGで昼食をとった。その後 BAYSWATER駅に行き、まず1ポンドで路線図を買った。来れは小さく折り畳んでも路線の概略が分かるし、ひろげると地上の様子も分かるという、すぐれものである。タイで教えてもらったA TO Zの地図はごちゃごちゃいっぱい書いてあり過ぎてわかりずらいが、こちらはシンプルで分かりやすい。つぎに切符を買おうとするがどうやって買えばよいかがよく分からない。じっと立ち止まってしばらく様子を見る。人がいるブースと自動販売機がある。ブースだとゆっくり考える時間がとれないので自動販売機の前に行く。しばらく見つめていると、まず大人の片道/往復あるいは子供、老人の片道/往復を選ぶ。つぎに切符の種類を選ぶ。行き先を選ぶか、一日フリー乗車券か、そのほかを選ぶわけである。その後お金を払う。とりあえず一日フリー乗車券を買ってみる。カードを差し込んででてきたのをとりだすと、改札のゲートが開く。そこで左側のWESTMINSTER方面行きにのる。

    待っていると赤と青と黄色の塗装をしたBENETTONみたいな色あわせの電車が来た。中も外もなかなかきれいで、乗り心地もよかった。

    WESTMINSTERからはボートツアーの波止場があるのでそれをさがそうと辺りを見回した。するとでかい時計があるのを発見した。よくみると写真などで見られる例のBIG BENである。そういえばここはあの議会やウエストミンスター寺院のあるところである。そこら辺の写真を適当にとりまくりつつ、イギリスに来たことを改めて実感する。

    波止場からボートがでたのはBIG BENの時計が3時を指したときからだった。よく学校であるようなチャイムがうやうやしくなりおえたと思ったら、出始めた。

    テムズ川から眺める町の様子もなかなかである。次から次へと名所が紹介される。ST. PAUL’S CHURCH, LONDON BRIDGE, TOWER GATE, そしてLONDON TOWERである。本当にこれでもかというくらいに見せ場がたくさんある。

    船から降りると、ちょうどいい具合にLONDON TOWERの入り口があったので入ってみることにした。なんの予備知識もなく入ってみたが、ここでまた新たに驚愕と感動を覚えた。

    まずその歴史の深さである。ノルマンディーウイリアムがこの地を征服し、城を建てたのが始まりだそうであるが、そのときの石造りがそのまま残っていて、その上に時代をおって次々に石がつまれていっている。城壁には色々な展示物がおいてあり、歴史の勉強をすることができる。城壁は迷路のように入り組んでいて、ドラゴンクエストの城の中に入り込んだ気分になった。

    もっとも感動したのはJEWELS AND CROWNSのセクションである。代々伝えられてきた王冠や杖、剣、勾玉、衣装などがならべてあり、さらに大英帝国の威信をみせつけるかのようなきらびやかな宝石や金食器がならべられている。それらが着けられる様子として、エリザベス女王の戴冠式のビデオが上映されており、これに感動させられた。いまの姿からは想像できないくらい若くて美しい(いまの自分と同い年である)女王が一つ一つの衣装をまとっていくごとに普通の女性から女王に変身するかのようである。こういう戴冠式はドラゴンクエストでしかみたことがないが、やはり本物は違うものである。この古式ゆかしい儀式が見られるのはいつであり、そのときに王位を継承するのは誰であろうかと疑問をもった。また、これよりも古い日本の皇室に対して、我々もこれに対抗するものがあるという誇りから、積極的な印象をもつようになった。

    中のWHITE TOWERは工事中であまりおもしろくなかった。本来はここに武具が展示されるようである。

    かえりがけにあまりのも感動したあの戴冠式の様子をもう一度見たいと、ビデオを買ってしまった。よくよく考えたらイギリスのビデオは PAL方式で、日本ではそのまま見ることができないのではあるが。

    その後地下鉄でOXFORD CIRCUSにいって、SELFRIDGEをめざす。このデパートで7時に友達と待ち合わせの予定である。彼らとはメールで連絡しあい、ここであおうと行うことに決めた。お金がないのでWENDY’Sで夕食をとった。会話の内容はここに来てまでモバイルギアやら衛星を使った通信の話やら、パソコンを作る話やらで盛り上がった。

    彼らと別れた後、地下鉄で宿に戻り、さっさと寝た。

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