どうもつり革が嫌いである。これによく殴られるのである。誰かが捕まっていたつり革をはなしたときとか、電車が急ブレーキをかけたときなどは特に危険である。よって電車に乗って真っ先にやることが写真のように目の前のつり革を短くまとめることである。
殴られるときのエネルギーは、質量と速度の二乗に比例するので、殴られてもいたくないようにするためには、これら二つの要素を制御すればよい。あいにく速度は制御しようがないので、二つのうちつり革全体の質量を軽くすることくらいしかできない。
素材を見てみると、捕まる部分の硬いプラスティックが重い。これをもっと軽くするか、いっそのことなくすことはできないだろうか。つかまれればよいという割り切り方をすれば、むしろこの輪っかはない方がコスト的にもいいだろう。実際にサンフランシスコの MUNI というバスは輪がなく、紐だけである。
実は殴られるときのエネルギーを減らす方法はもう一つある。つり革の長さを短くすることである。振り子の議論を思い出せば、紐の長さが短ければつり革が持ちうる位置エネルギーは少なくなる。よって紐を短くすることでも殴られたときの痛さが軽減できる。しかしこれだと背の低い方々が困られてしまう。
というわけで、輪っかをとって、紐または革だけにしたらどうかと考えてみた。ただどうもこれは捉まりづらそうである。
JR 中央線はこの点評価できる。最近導入された最新型だけに、紐を短くし、振れを極力抑えるとともに従来輪っかだった部分を縦に長い二等辺三角形にして、この問題をみごとに解決している。他の電車も見習って欲しいものである。






じょー。
10月 5th, 2009 08:38
使わないときにバネで収納されるのがいいと思ったけど、いざ使うときに届かないと困りますね。あとは付け根を固定して揺れにくくするとか。
Shuji
10月 5th, 2009 22:32
> じょー。さん
バネのもう一つの難点は、のばした後のバネを放したときに、たまったエネルギーが収縮の際の速度の二乗に転じてしまうことです。つまり、これにぶつかったときにそれはそれで痛い思いをすることになりますね。小さい頃にやったいたずらを思い出します。