最近よく見かけるようになったと思う表現の一つに、”NG” というのがある。文脈から考えると、「だめ」とか「よくない」とか「使えない」という意味なのだと思うが、素直にダメといわずに NG というのはどうだろうかとおもう。そもそも PC 上にて、ローマ字入力しているときにいったん英数字入力モードにしなくては行けない手間を考えると、そのまま「ダメ」と打った方が、「NG」と打つよりも速いと思う。わざわざ手間をかけてアルファベットを使うのはいかがなものかと思うが、それだけよく使われるということは、受けがいいのだろうか。
元々は、「NG 特集」というように、放送業界での収録に失敗したときにしか使われなかったと記憶している。だが、最近ではやたらといろいろなところに使われるようになってきていて、中にはビジネスシーンで PowerPoint の英語でのプレゼンテーションに使われていたりするのを見かける。
もし、英語環境において、本来の意味である “no good” という意図を伝えるために使うのであれば、省略せずに “no good” とそのまま言った方がいい。ビジネス文書で、次世代機の話をしていたりして、”NG” などとしていると、”Next Generation” の略とも思えるし、文脈によっては他の略語にもなる。そもそも “no good” という表現自体、たとえば、バスケである選手がシュートしようとしたら外してしまい、アナウンサーが “No good!” と残念そうに言うようなシーンではよく聞かれるが、書き言葉として使われているのはあまり見たことがない。使われるシーンから想像するに、おそらく “no good” は口語的な表現なのではないかと思う。
さらに文脈によっては人の名前にもなる。ベトナム系の人では名字が NG という綴りの人も結構いる。そうすると、”NG IS NG” なんていう文が出てきてしまう可能性もあり、こうなるとわけがわからない。
一般的に日本語で出回っているカタカナやアルファベットは英語においてそのまま使えると思うと間違いであることが多い。”NG” は、それほど間違いとはいえないが、あまり使うべきではないと思う。特に英語において使うときは、せめて、”no good” にするか、もしくは、”not good” とか、”not appropriate” のほうが適切な気がする。
皆様、どう思われますか。



