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  • 報道の違い

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    トヨタ社長の米国訪問に関する記事を見比べて、ちょっとした違いに気づいた。

    ニューヨーク・タイムズではこうなっている。

    Toyota President Says New Sports Car Planned
    http://www.nytimes.com/aponline/2009/08/05/business/AP-US-Toyota.html?scp=1&sq=N%20ew%20Toyota%20Planned&st=cse

    豊田社長の発言のうち、北米市場に向けたスポーツカーの計画のことが見出しに取り上げられている。はっきりと豊田社長がスポーツカーの計画について発表したと書かれている。

    Toyota Motor Corp. will produce a fun but affordable sports car as the world’s largest automaker seeks a return to profitability with vehicles that meet customers’ desire for fuel efficiency without sacrificing style, company president Akio Toyoda said Wednesday.

    一方、朝日新聞ではこのようになっている。

    トヨタ社長、米国で初講演 「市場回復信じている」
    http://www.asahi.com/business/update/0805/TKY200908050316.html

    見出しでは「米国で初公演」とか、「市場回復信じている」とかいう当たり障りのないことが書かれていて、トヨタとしての方向性や彼を特徴づける要素が何もみられない。

    また、朝日新聞では、豊田社長がスポーツカーについて触れたとは一言も書いていない。スポーツカーについて書いてあるのは次の箇所である。

    また、豊田社長の講演後に会見した北米トヨタ自動車の稲葉良ミ(よしみ、ミは目へんに見)社長は、富士重工業と共同開発する小型スポーツカーを米国にも投入する方針も明らかにした。

    おそらく、豊田社長がスポーツカーについてしゃべったのにも関わらず、朝日新聞がそのことに触れていないか、豊田社長はスポーツカーについてしゃべっていないが、その後に稲葉氏がスポーツカーについて触れたので、ニューヨーク・タイムズが稲葉氏の発言を豊田社長の発言という風に見なしたのかのどちらかだろう。ただ、後者は考えづらい。あるいは、朝日新聞が何らかの理由で、豊田社長がスポーツカーについて話したということを意図的に記事に書かなかったのかもしれない。

    いずれにせよ、誰が何をしたかについて注意深くみていると、新聞の報道には微妙な食い違いがあるように見えることがあることの一例である。

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