ボーイングの工場見学に参加した。Evett にある広大な敷地に世界一の容積を誇る建物を確保し、幅広機体、すなわち、747、767、777をつくっている。来年からは、787のラインもでき上がり、今回行ったときは空っぽの状態だった。
ツアーはまずビデオの上映から始まる。以前に A380 の組み上がる様子を上映するビデオを YouTube でみたことがあるので、このビデオも絶対にあるに違いないと思っていたら、実際に以下の場所にあった。
http://www.youtube.com/watch?v=a-3TFg7o3kM
その後、シャトルバスにのって、工場に向かい、組立ラインをみた。とてつもなく広い工場は、ディズニーランドがまるまる入る大きさだという。入社したての人が迷って数時間さまようということも珍しくないという。この広大な光景を写真に撮りたいと思うのが自然な反応であるが、カメラ・携帯電話は厳禁だった。以前、観光客がカメラを落とし、747の期待に直撃し、2500万円の損失をこうむったという。
ツアーでは、まず空っぽの 787 の組立ラインとなる場所を見学した。ここでは、動くライン上で、787が組み立てられるので、レールみたいなものは既に作られていたが、それ以外はほとんど空っぽという状態だった。
次に777のラインをみたが、これがかなりすごかった。何機もの飛行機が延々と並んでいる。一つ一つの飛行機の胴体は三つの色がついており、一番前から、Wichita やそのほかの場所でつくられたことが分かる。ここでは、全てのパーツが組み上がるが、エンジンは最後に取りつけられるそうである。というのも、エンジン自体がかなり高価なものであるため、同じ場所に二日以上置くとそれが在庫として見なされ、税金が課せられてしまうのだという。
工場構内の室温は20度に保たれているが、この寒い中、別に空調を稼働させているわけでもないらしい。光源、人間、および機械類の発する熱が室温を保っているのだそうだ。
777には、様々なバリエーションがあるが、そのすべてがこのラインで組み立てられるのだそうだ。また、全ての飛行機の塗装は、この広大な敷地の中の別な建物でなされるそうだ。航空会社にとって、白は重量が軽くて人気があり、赤が一番重たい塗料らしい。
テスト飛行は二回行われるが、一回目は B-Flight、すなわちボーイングが飛ばす飛行であり、エンジンとブレーキを確認し、二回目は、C-Flight、すなわち顧客が飛ばす飛行であるという。また、この工場での塗装、およびこの工場から、目的地への燃料費などは全て航空会社持ちだという。



