幸せが向こうからやってくるシンプルな法則を読んだ。端的にいえば、自分の外側をみて幸せを追いかけるのではなく、内側を見て、幸せになろうという提案をしている。この「内側」を木の根っこに例えながら、著者は自分自身の中の「見えない世界」に注目し、意識を向けることをすすめている。
意外に単純なパラダイムシフトの呼びかけではあるが、筋の通った主張であることに気づかされる。すなわち、人間の脳を考えてみたとき、おおざっぱに脳幹と大脳旧皮質と大脳新皮質の三分野にわけられるが、人間が主に思考を巡らすのは、進化の過程で最も最近発達した大脳新皮質の部分で、生物としての根幹をなす行動は脳幹や大脳旧皮質がつかさどっているわけである。つまり、我々が心で感じていること、考えていることというのは、脳ひいては身体全体の活動のうちのほんの一部でしかなくて、意識に現れない部分で脳が身体をコントロールする役割というのは実は普段は見えないが膨大であることが、脳の構造を考えると容易に想像できる。この見えないが膨大である部分が、彼女が主張する「見えない世界」すなわち自分の内側の根っこの部分となる。
実はアメリカにいる頃にセラピストに勧められて購入し、読み始めたThe Power Of Now: A Guide To Spiritual Enlightenmentという本でも全く同様のことが書かれている。おそらくこれらの本の著者たちに共通する要素は何もないと思われるが、まったく関係のない両者が同じ主張をするということは、かなり信頼できる考え方であるといえる。この本に関してはまた読み終わったら感想文を書いてみたい。




Rika
6月 18th, 2009 03:21
単純に、毎日をワクワクドキドキ楽しんで、小さなことでも感謝して暮らして行けば幸せはいつもある気がして、私はそうして生活してます。
Shuji
6月 18th, 2009 07:25
> Rika さん
いい心がけですね。いつでもどこでもそういう心がけで毎日を暮らすことができれば、願っていたこと、思っていたことが自然と実現されるということです。