日本の国境 (新潮新書)を読んだ。日本の国境が海洋上にあり、排他的経済水域は実は世界第6位という広大な海域を占めているという第一章の出だしから始まる。その後、その海域を巡る近隣諸国とのせめぎ合いや、国境画定の歴史、および国境付近の現在の様子などが語られていく。
実際に筆者が北方領土や沖ノ鳥島までいったときの様子が生々しく語られている。特に沖ノ鳥島の島のまわりを環礁とコンクリート護岸で守ろうとする国の懸命の努力が写真と文章とで語られているのは、筆者の熱い思いがひしひしと伝わってくるようである。
他にもよく話題にあがる竹島や尖閣諸島についても今までの歴史と現況を詳しく述べており、普段マスコミが追わない詳細までを突っ込んで考えるには、ちょうど良い本といえる。



